雑誌購読ではなく
単行本が出るたびに買って楽しむ派。
これは!と思ったマンガ家の作品はシリーズ即買い。
そりゃあお金が無くなるわ。
今はごくたまーに漫喫でたしなむ程度。
従って現在の漫画トレンドにはすっかり疎くなってしまいました。
今後は折を見て、PONお気に入りコミックを
紹介させていただこうとたくらんでます。
以前、年金女優・江角マキコ主演のテレビドラマ
「ショムニ」が流行りましたが
その原作者「安田弘之」氏の
隠れた名作を紹介します。
「ちひろ」
主人公「ちひろ」(むろん源氏名)は
ファッションヘルス「ぷちブル」に勤務する売れっ娘No1。
彼女の上を通り過ぎてゆく男達と、
何かを悟りきりながらも不思議な味を失わないちひろ
彼女を中心とした射精産業での奇妙に淡々とした日々。
「安田弘之」氏の絵は下手です。
しかしだからこそ、SEXを正面から捉える場合の
嫌な生々しさは薄れ、かつ妙なリアリティを
持ち合わせることに成功しています。
先に紹介したドイツ映画「悦楽晩餐会」と同様、
人間ってショウガナイヨネ?とも取れますが、
単に作者が風俗産業を描きたかっただけかも。
実はドラマ化するならショムニよりも
こっちのほうが
断然、話題になると思うのですが
まあ、舞台設定が設定なだけに
「ロッポニカ」※1(笑)が
健在だったら映像化できたかも知れません。
※1.日活は自社映画が斜陽になってロマンポルノ路線に転向。
それすらもビデオに圧されると今度は「ロッポニカ」
という不思議なジャンルを勝手に確立、
一般映画制作に乗り出した時期がありました。
スグぽしゃりましたが。
でもVシネマが健在だから、映像化出来なくはないか。
昔だったら、キャスティングは安易に
「美保純」あたりであったかもしれない。
(しかし、自分でこんなこと書いていて改めて思うが
俺もオヤジになったよなあ。)
NHKが「ちひろ」を短期ドラマ化!なんてしたら
受信料の再支払いに多少は貢献出来るかも。
また、具体化するまでの関係者の奮闘が
そのまま「プロジェクトX」に流用できる。
ひとつぶで二度おいしい。
田口トモロヲのナレーションが、
「誰もがダメだと思った・・」
「やろう!上は俺が説得する」
「山田プロデューサーだった」
「NHKを再生するにはこれしかない!」
ほんとにそうなったら
プロデューサーもどうかしているよ(笑)
あ、「その時歴史が動いた」でもいいや。
漫画の紹介がどこかへ行ってしまいましたが、
いつか読んでもらえれば幸いでつ。
講談社 KCモーニング
667円+税 全1巻
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