皆様ご存知のとおり、
出典は小学館スピリッツコミックス
「MASTERキートン」です。
単行本 発掘7巻 チャプター3
「瑪瑙(メノウ)色の時間」より。
マスターオブライフ・・・
「人生の達人」
「マスターキートン」とは
オックスフォード卒、
英国空軍特殊部隊(SAS)を経て
いつか独自の考古学理論に基づく発掘を夢見るが
生活のために、心ならずも保険のオプ
(保険支払い査定の探偵)をやっている、
それいて過去の経歴を少しも鼻にかけない
コスモポリタンな日本人
「平賀・キートン・太一」
(日英のハーフです。)
が主人公の話。
漫画と言ってしまえば終わりだけど
ほとんどスーパーマンとして描写されている
充分「人生の達人」な「キートン」でさえ、
自分の娘に過去のエピソードを語りながら
「お父さん・・まだ人生の達人どころか
自分の人生もわからない」
「でもあの時の海の色は忘れない・・」
と言わしめる、人生の到達点。
人間、謙虚が一番です。
カステラは二番。
幼きキートンに影響を与えた運転手。
しがない田舎のバス運転手ながら
「人生の達人」を目指し、
彼自身、時には挫折しそうになりながらも
日々誇りを持って職務を果たしている
彼がこう言います。
「人生の達人はどんなときも自分らしく生き、
自分色の人生を持つ」「自分を哀れんでいる時間はない」
ログを創めるにあたり、
すんなりとこの「マスターオブライフ」という言葉が
出てきたのでそのまま拝借しました。
原作を読まなくなってずいぶん経ちますが
PONの心の奥底に強烈に眠っていた言葉だったのでしょう。
そんな高みまで到達できなくてもいいのです。
迷い探し続ける日々が答えなのですから。
(By 槇原敬之)
そして「ひょうひょう」と世の中を渡る
じじいになれたら最高ですね。
PONの表現力ではあの話に限らず、
「マスターキートン」
の素晴らしさをなかなか
お伝えできないのが残念です。
原作を未見の方はぜひ!
ちなみにGoogleで
「マスターオブライフ」で検索しますと、
なんと有り難い事に
当ブログがTOPに来ます!
以前はそういう名前の会社と
そういう名前の競走馬の話題で
ワンツーフィニッシュだったようです。
2005/03/15 追記
本日知ったのですが
マスターキートンの原作者
「勝鹿北星」氏
(漫画原作者で多数のペンネームを使い分けしていた)が
亡くなっていたそうです。
私に多様な世界をかいまみせていただき、
本当に有難うございました。
http://manpara.cool.ne.jp/sub-keaton.htm#katusika
合掌。