2005年04月17日

龍の子太郎

PONが子供の頃は
「東映まんが祭り」が全盛でした。

子供向けに一編が長くても30分くらいの映画を
4〜5本まとめて上映したもの。春夏正月が主。
せっかくの休日を潰して子供にお付き合いする
(今思えば)気の毒なお父さん方が、自分の子供
のみならず、何故か近所の子供まで引き連れて
映画館に足を運んでいました。
館内はチケットと引き換えにもらえるおまけの紙製ぼうしを
早速組み立てて、頭にかぶっている
おバカで無邪気な昭和の小学生でいっぱい。

放映内容は、当時の人気ヒーロー、人気アニメの
TVスペシャル版に毛がはえた程度3〜4本のごった煮。
映画ならではのオリジナル展開もあったりして
子供たちには夢の時間。
そんなヒーロー達に混じり、名作劇場のような
割とシブイ番組が一本は必ずありました。
まんが祭りを「文部省推薦映画」
にする為という大人の事情からです。

今回ご紹介する「龍の子太郎」
もそのひとつ。
「文部省推薦映画」となれば、興業側も
小学校で堂々と割引券を配れるわけですよ。
長期休みが近付くと「職員室に割引券を用意してるぞ」と
先生が映画館の回し者になっていましたね。

PONも何回か親父に連れて行ってもらった
経験があるのですが、
中でもこの「龍の子太郎」
妙に想い出深い出来事がありました。

童話作家「松谷みよ子」氏の原作で、
内容はまあ、「まんが日本昔ばなし」などによくある
「小太郎と母龍」の焼き直しです。
この民話、龍の化身を母に持つ主人公が
母龍を探し当て、母龍は息子の言うままに
地域の村人のため、体当たりによる
山の切り崩し&開墾を敢行。
終えると傷つき死亡するケースで幕、
というのが、一般的なパターンなんですが、
この映画の場合、神様のバチとかで龍の化身だった母親は
龍のまま一回死亡します。
その龍の屍骸が次第に朽ち果てていく中心に
ぽつんと

白い裸体の妙に肉感的な母親が

オールヌード
で現れるのです。

するとどうでしょう?

気が付くと映画館中の親父ども(子供以外)だけが
スタンディングオペレーション&拍手喝采。
PONは今以上に子供だったので、こんな民話、
早いところ終わってもらって
次に控える「闘将ダイモス」がみたかった。
そんな矢先の出来事。
「???」
最初、何が起きているのか解りませんでした。
PONの親父も喜んで拍手しています。
拍手なんかする所なのかな??

あの時の親父どもの気持ち
今ならよーく分かります。
俺も当時の親父と同じ歳になりましたから。
親父たち、よっぽどつまんなかったんだね(笑)

ちなみに母親の声優は特別出演、
当時の永遠のマドンナ
「吉永小百合」でした。
<そのときの上映内容>
posted by PON at 23:40| ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 映画(タ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする