万引きで捕まった瞬間の小学生を見た。
立ち読みしていたPONが現実に戻ったとき、
彼は既にコンビニのおばちゃんに
突き上げ食らっていた。
モノはコ×ミの「遊戯王」だかなんかのカード。
せっせとトイレに持っていって、
お目当てのものでなかったから
包み紙はゴミ箱へ、カードは店の棚にまぎれさせる
作業を3〜4回も繰り返したらしい。
何故に1回で済まさないのか?
そもそもなんで店に捨てるのか?
その辺の程よい小心さ、とんちき加減が
いかにもまだ小学生、といった感じで
そこだけは逆に好感?が持てた。
おばちゃん、2〜3日前からずっとマークしていたんだと。
小学生に言ってた。
PONは当然第三者なんで、
マガジン立ち読みしながら、耳ダンボですよ。
けれども、おばちゃんのお説教がくどくどで
これ以上話が進展しそうにないので帰った。
俺なら速攻、警察コールだね。
どうせ、警察も補導までするとは思えないし、
それくらい恐怖与えなきゃダメだ。
あの小学生は
捕まったことに対する不満こそあれ、
反省している顔じゃなかったし。
まだごまかす道筋を探っているような
そんな顔だった。
このままなら恐らく次もやるだろう。
ちなみに、彼には友人もいたらしく
彼が共犯なのかは不明だが、
おばさんに怒られていなかった所を見ると
たぶん、今回は無罪のようだ。
ああいう時、友人は立場的に身のやり場に
困るよな。特にお互いにまだ小学生だし。
「なぐさめる」
「おばさんと一緒になって攻撃する」
「仲間として声をかける」
「逃走する」
・・どのコマンドもだめぽ。
結局、「押し黙る」に落ち着いていた。
そうだ。それが無難だ。
PONの頃は皆さんご存知の
「スーパーカー消しゴム」とか
「ウルトラマン怪獣消しゴム」ブーム、
更に年代が下ると
「キン肉マン消しゴム」(通称:キン消し)
なんかがあって、
昔の「メンコ」や「ベーゴマ」同様
バクチやトレードの対象になってました。
いずれも当時の「大人たち」には
いい顔をされなかったもの。
あの小学生がきちんと自分のしたことを
理解して今後に活かせますよう願うのみです。
しかし、コ×ミもいい商売だな。
「テレフォンカード」ブームの方が
まだ理解できた。一応、金券の価値があったから。
トレーディングカードなんて
印刷するだけで金になるんだよ?
だからと言うばかりでもないが
PONは流石に手を出しませんけどね。
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