「トレインスポッティング」の
監督ダニー・ボイルの一応「ホラー」映画。
「24Hour」とかビデオ屋にてんこ盛りだったから
PONの中で混同してて、
見つけにくかったのなんの。
ロンドンで自転車配送便の主人公が
交通事故で意識不明に。数週間ぶりに目覚めると
文明の崩壊した世界が広がっていた・・。
自分が昏睡している間に世界で何が起きたのか??
いにしえのSF「人類SOS」
(怪奇植物トリフィドの侵略)ライクのオープニング。
PONは結構ワクワクです。
ゾンビ映画かと思いきや、
結局はゾンビ映画なんですけど(笑)
設定が微妙に違うようです。
「ゾンビ=何らかの理由で死体が動き出して人ば襲う」
のがごく一般的な定義と言えましょう。
「何らかの理由」は各ゾンビ映画にて、
ほぼ唯一オリジナリティが問われる場所です。
けどなんだろ
「28日後・・
生きている人間が感染すると数秒で
凶悪なゾンビもどきになってしまうというモノ。
めんどくさいから、ここでも「ゾンビ」という
呼称を使います。モンスターは
ゾンビというより、ウィルスによって
理性を失って攻撃衝動が増した狂人って感じ。
この映画での騒動の原因は「ウィルス」で、
冒頭の実験施設で研究されていたのは
動物の「憤怒」の感情を特化させるウィルスらしいが
実世界で感染したらただ単に「かの国」のような
暴徒になるだけなのではないのか(笑)
死んだ人間は感染するのだろうか?
襲った後どうするのか?
PON的にはそう言ったSF設定に興味が尽きません。
監督はいわゆる「世紀末的」な絶望の社会を
(「世紀末」という言葉も「北斗の拳」以外使わなくなった・・)
描きたかっただけのようなので
「ゾンビ」でも「ゾンビもどき」でも
その辺りはどうでもいいのでしょう。
画像の端々が妙にスタイリッシュな
「ゾンビ映画」でした。その映画センスは
さすがですが、致命的なことにまったく怖くありません。
でも画面を見る限り「ホラー映画」を
作りたかったというわけでもなさそうでしたので
その辺りもどうでもいいのでしょうね。
では何が描きたかったのかといえば、
うーーん、なんなんでしょう。
PONの読解力不足なんでしょうか?
イギリス軍にはもっと紳士的な対応を期待していたのだが、
狂気に支配された世界では
自分も狂気になってしまうのが
もっとも手っ取り早い適応法なのかも。
とりあえず、若い白人が丸坊主で上半身裸で
雨の中駆けずり回ると
なにかしら「絵」になっている気がする。
そんなところ。
エンディングが二種類あるんですよ。
DVDではそのまま見るとDVD用バージョンを。
後から劇場公開時のエンディングも楽しめます。
どちらがいいかと言えば、
まあ、なんつーか好みの問題で
特に意外性は無いです。
一度見ればもういいや。
「28日後・・
経過した時間。数字そのものには特に意味はないよう。
「ハクション大魔王」の
「それからドシタノ」みたいなもの?(古)
最後に
「HELLO」と「HELL」は一字の差。
監督:ダニー・ボイル
ジム (キリアン・マーフィ)
セリーナ(ナオミ・ハリス)
2003年映画
DVD鑑賞
28日後...特別編
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