(〜マグナムは却下します)
<あらすぢ>
はるかな未来または過去。人類は12の植民星を
持つ一大文明を築いていた。彼らの星を守るのは
総旗艦「アトランティア」の下
「ギャラクティカ」「ペガサス」など
12隻の宇宙空母(バトルスター)大艦隊。
その人類と1000年の長きに渡って戦争を
繰り広げてきたのが「機械人類サイロン帝国」。
戦いにもようやく和平の兆しが。サイロン帝国側
からの要請により「和平会談」が行われることに
なったのである。
ところがこれは罠だった。サイロンの奇襲攻撃
の前に、艦隊は一瞬のうちに壊滅。かろうじて
追撃を振り切ることができたのは、サイロンの
狡知さをよく知っていたため、大統領の命令を
無視して戦闘配備を行っていたアダマ司令官率いる
「ギャラクティカ」のみであった・・。
サイロンの猛攻の前に植民星は壊滅。人々は
希望の星であった宇宙空母艦隊が助けに来ない
ことに怨嗟の声を上げながら虐殺されてゆく。
「ギャラクティカ」のアダマ司令官は、生き残った
人々を恒星間航行が可能なあらゆる船に詰め込み
人類発祥の星、伝説の「地球」へ向けて旅立つ。
220隻の宇宙船とともに。
かっこいいでしょ?あらすじは。SFXも
スターウォーズに絡んでいたスタッフ
(ジョン・ダイクストラ)がやっているので
結構見れるのです。
(後年、SWのテクニックを外部に漏らしたというか
パクリってことでSW側から訴えられた気がする)
脚本と演出はどうしようもなく
チープなんですが(ぽりぽり・・)
もともと「スターウォーズ」の爆発的なヒットに
触発されて企画されたTVSFドラマなんですが
あわてて再編集、映画化したという次第。
しかし・・いくらなんでも、やられすぎだろ12隻。
小学生のPONは素直にそう思いました。
まあ史実でも、かつて我が国の帝国海軍が誇る4空母が
ほぼ瞬時に(飛竜は時間差で)壊滅したことだし、
「間の悪さ」が重なれば、そういうことも
ひょっとしたらあるかもしれない・・とかなり
無理矢理に納得したこともありました。
(この映画の脚本家は「ミッドウェー海戦」を
結構、意識していると思います)
この映画の場合、「間の悪さ」と申しますか
ほとんど
すべての元凶は「人類植民星団の総大統領」
にあります。
こいつほとんど悪家老にかどわかされる
志村けんの「バカ殿」状態。
家「やっときた和平のチャンスを壊しちゃいませんぞ。」
殿「そかそか」
家「刺激しちゃいけませんぞ」
殿「そかそか、
むむ?空母艦隊諸君。戦闘態勢とは何事よ?
ダミダヨー。仲良く仲良くね。ほーら手を振って!」
・・え?うそ?あのサイロンに限って裏切るわけないじゃん!
うぁー!!ちゅどーーーん。
実は人類側に「裏切り者=悪家老」がいまして
そいつが「大統領」のお気に入りだったもんですから、
結果として、このようなひどい有様に
なってしまうわけです。
(その裏切り者の行く末も、劇中で描かれますが
びっくりするぐらい分かりやすいです)
画面で大統領の絶望のつぶやきが流れる中、
宇宙空母艦隊の壊滅シーンが進みます。
「ああごめんなさい」
「私がおろかでした」
「人類を滅亡させてしまった・・ぶつぶつ」
「神よお許しください 等々」
(具体的な発言は最近見直してないので
正しくありませんがまあこんな感じ)
まだ滅亡していないっての!
事態の収拾、残存植民星への指示など、
ざんげの前にやるべきことは
いくらでもあるでしょうに。
残存艦隊が必死で反撃しているときに
こんな「呪詛」のようなつぶやきが
聞こえてきたらそりゃあ、嫌になるよなあ。
まさか全艦放送だったんかな(笑)
それと宇宙戦闘機(コロニアル・バイパー)
の射出シーンが
「バンク」シーンなのは仕方ないけれど、
(バンク・・撮り貯めしておいて何回も使いまわすこと)
映画の尺を埋めるために無理矢理
使い回しするのはやめていただきたい。
それに宇宙戦闘機かっこ悪すぎ。
(惑星大戦争の「轟天号」が
影響を受けちゃったかもしんない(笑))
それでも「ギャラクティカ」本体のゴツゴツ感と
コンテナ宇宙船、タンカー宇宙船、豪華客船などが
粛々と並ぶ大船団の先頭に
「ギャラクティカ」が浮かぶシーンは今でも大好きです。
コ×ミから発売された食玩「SFムービーセレクション」
宇宙空母ギャラクティカでとんでもないモノを作っている方を発見。
直ちにUPしておきます。
↓
http://www.ne.jp/asahi/nob/co/tamaki/topb47b.htm
サイボーグ宇宙犬がまたダサいんだこれが。
1978年 アメリカ
監督 リチャード・A・コーラ
総指揮 グレン・A・ラーソン
リチャード・ハッチ、
ダーク・ベネディクト・・
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