前回のSW便乗映画〜「宇宙空母ギャラクティカ」
が予想以上の好成績だったので
第2弾が製作されることになりました。
とはいってもTVドラマ版のから2〜3つの
話を持ってきてテープでつなげただけです。
同じ手法で「映画版機動戦士ガンダム」などが
ありますが、要はダイジェスト版と。
前回、トンチキな大統領のおかげで
宇宙空母艦隊が壊滅したことは書きました。
アマダ司令官率いる我らが「ギャラクティカ」は
その大惨事の中、自分の身を守るのに
手一杯だったといいますか、
勝手に戦線離脱を計りました。
だからこそ助かったのだともいえます。
司令官が「古代守」じゃなくてホント良かったです。
「僕は逃げません。男なら、一隻でも多く巻き添えにして・・」
とか言って空母ごと玉砕しかねないもの。
それはともかく、今回は冒頭から
ワクワクするシチュエーションで始まります。
220隻のお守りをしながら
最近、物資、特に燃料が不足気味でヤバイなあと思いつつ
「地球」を目指す「ギャラクティカ」のレーダーに
ある日「ギャラクティカ」と寸分違わぬ「影」映ります。
同型艦は全滅したはず。
「レーダーの故障か?」
「宇宙ゴースト?か」
「サイロンの罠か??」とかなんとか・・
彼らは単純な可能性を忘れていました。
偵察に行った主人公はそこで信じられないものを発見します。
そうです。
「同型艦」が生き残っていたのです(笑)
「ギャラクティカ」級空母はみな「英語」で
側舷に「船の名前」が書かれていまして、
偵察者の視点で暗黒の宇宙空間に
「PEGASUS」の名前が
浮かんだときは興奮でしたよ。
宇宙空母「ペガサス」
率いるは「人類植民星連合軍随一の猛将」ケイン艦長。
牧師さんのようなたたずまいの「アダマ」司令官と違い、
テンガロンハットにブーツにムチも持っていた気もする?
気のいいテキサスのお馬鹿カウボーイ。
つまり「パットン将軍」のようなヒト。
彼もサイロンが信用できず
(というよりも個人的に戦争を
やめたくなかっただけ?という気配が大いにある)
司令部に内緒で超戦闘体制を
採っていたために生き残れたというわけ。
それが「ギャラクティカ」と合流。
両艦が並んで宇宙を進む姿は
PONにとって
ついに実現!二大スター世紀の競演
の気分でした。
(単に敗残兵が合流しただけなんだけれどね(笑))
「ギャラクティカ」は220隻の民間船から
資源を接収。平等に再分配して細々と
生き延びてきたようなのですが、
「ペガサス」がこれまでにやってきたことはなんと
「宇宙空母一隻使ったゲリラ戦」
サイロンの根拠地や「燃料タンカー」を襲撃しては
物資を巻き上げていたのでした。
要は「カツアゲ」です。
「近くにお手ごろの基地があるんだ。
どうだ?一緒にやらないか!」
アダマ司令官もビビリますが
背に腹は変えられないのでしぶしぶ了承。
合同軍事作戦となります。
正直、ここから先の戦闘描写は「ちゃちい」ので
早送り可能です。
ペガサス戦闘機隊の隊長がケイン艦長の一人娘で
ブロンド美人!だったり、ケイン艦長も船を
生き残らせた手腕もあって、
一族を挙げてペガサスクルーの
「カリスマ」になっていました。
そしてそれは、再会できた興奮から冷めた時
「ギャラクティカ」側との決定的な亀裂となります。
まあ、宇宙で生き残ってしまったのが
たまたまモントゴメリーとパットン
だけだったようなもの?(違うか)
多分に軍事冒険主義者のケイン艦長と
慎重な現実主義者のアダマ司令官。
結局、両者が相容れることはなく
2艦はたもとを分かつことになります。
最後に「ペガサス」は名残惜しそうに
離脱してゆきますが、その後姿には
今は良くても最終的に先細りしてゆくしかなく、
「ペガサス」には未来がないことを
微妙に匂わせ、とても切なかった。
ひょっとしたら、どこかに根拠地を築き上げ
人類社会の未来を切り拓いたのは
「ペガサス」の方だったのかもしれません。
1979年 アメリカ映画 (108分)
製作総指揮・キャラクター創作:グレン・A・ラーソン
製作監督:ドナルド・ベリサリオ
製作:デビッド・J・オコンネル
監督:ビンス・エドワーズ、クリスチャン・I・ニービー・
音楽:ステュー・フィリップス
リチャード・ハッチ(アポロ)
ダーク・ベネディクト(スターバック)
ローン・グリーン(アダマ)
ロイド・ブリッジス(ケイン) 他
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