2005年08月07日

プロレスの記憶

以前、プロレスについては
比較的理解があると書いたが、
それというのもPONにとっては
小学校高学年のころより
親公認の「レジャー」だったのである。

PONの家は自営業で
通りを挟んだハス向かいには
某ディスカウントストアーの駐車場。
広さは地元随一で、そこによく「プロレス」の
地方巡業
があった。
まだコンビニがある時代ではなかったので
巡業が決まると、我々のような個人の自営業に
チケットの販売委託に来た。
そのときに運よく、PONが家にいると
「僕、お友達と見に行ってきなよ!」
新聞勧誘員と大して変わらぬ風貌のオジサンが
チケットを融通してくれたのである。
いつも砂被り席の2〜3列奥だったから
相当いい席だったと、今ならば思う。
当時はそれが「当たり前」だったので
全然有難くなかった。
「全日」1回・「新日」2回・「全女子」1回
くらい、それぞれ見に行った記憶がある。
「新日期待のニューフェース」として前田日明
ポスターの前座にちんまりと写真があったんだから。
時代が判るってモンです。

開催日当日の昼の12時頃は
まだガラーンとしていたのに、
夕方が近づくころには
あれよあれよという間にリングが完成。
会場設定が終了していた。周囲には「屋台」まで
繰り出し、田舎はちょっとしたお祭り。

5時半頃?田舎ではめったに見ることの出来ない
黒塗りの「リムジン」が会場へ続く進入路へ。
開け放たれた車の窓からは、
ぶっとい「ビール瓶」?「ボンレスハム」??
だけが突き出しているのが見えた。
たぶん、いや間違いなくあれは「馬場」さんの
腕だったのだと思う。
毛がもじゃもじゃあったから。

前座の試合はパスだ、と
生意気に家で飯を食っているPONだったが
興業が始まってしばらくすると
なんとあの「スタンハンセン」が我が店に買い物に来た!
もう9坪位の店舗スペースに
年末の「アメ横」クラスの人が押し寄せたのだから
ハンセンも大変だ。
その日、我が店は開店以来、最大の混雑を記録した。
最大の「売り上げ」でないところが非常に残念だ。

父は今でもスタンハンセンと対等に
会話したことを自慢にしている。
(一応英語でだったが)
彼が結局何を買っていったのかというと
「牛乳」でした。
「豆乳」を希望したのだが
あいにくうちには品揃えがなかったもので。
ごめん。
スタンハンセン選手。

************************
このブログ存続のために
クリックをお願いします!
人気blogランキングへ


ウルトラセブン
posted by PON at 15:10| ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | TV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする