2005年08月13日

スターシップ・トゥルーパーズ 2

・・観ました。
つまんねー。「メリハリの無い映画」と言うものを
どこかの誰かに説明したいときは
この映画を見せてあげてください。

前作は超バカ映画だったが、
バカ映画=つまらない映画かというとさにあらず。
やはりおバカでも脚本、特に監督の力量が出ます。
前作は結構ヒット作品だったのに、その第2作が
単館上映のみ、全国上映しないうちに
興業終了してしまったから「おかしいな?」とは
思ってました。

アメリカでは前作のヒットを受けて、その世界観のまま
アニメを中心に「スターシップ・トゥルーパーズ (ST)」
ワールドを展開してまして、その評判のよさから
TVスペシャルドラマとして製作したもの
であるらしいです。それなら納得。

内容ですか?どう話していいものやら。前作が、
「キャー、ズバッ、バリバリ、ドカー−ン、ウゲ、バリバリ」
だったものですから、今度はインドア派で行こう!
TVだから低予算だし、室内劇に限る、とばかりに。

<ネタバレありのあらずぢ>
相変わらず昆虫一族「バグズ」と銀河系の端と端で
宇宙の覇権を賭けて戦う人類。
今日も未だにどこかの星で
なぜか「市街戦」レベルの戦いをやってます。
しかも負け戦。孤立したある小隊は
以前に廃棄された自軍の基地へ逃げ込みます。
次々に逃げ込んでくる素性不明の残存兵達。
さあ助けを待とう、ところが・・?

話は、ずばり「エイリアン」です。
今回、「バグズ」は人類に寄生する種族を投入。
最終的には人類の指導者にまで寄生できたら
いいなーという腹積もりのようで。

キャラに愛着が湧かないので
(サブ主人公の戦闘担当バトル野郎ですら。
 人間的背景が見えないのでまったく)
助かっても別に・・と言う感じ。
死んだから何?って感じ。

この作品はTVドラマとしては上出来、
映画としては落第。そんなところ。
とにかく詰まらなかったが、全体を通して
言いたいことはひとつだけ。

前作で小隊のアサルトライフルは
 完全リニューアルしたんじゃなかったのか??」


相変わらずバグズが突進を止めるまでに
鬼のように撃たないとイケナイ。
前作よりは多少早めに死ぬようになったが。
前作では「武器は揃った、後はキミの入隊だ!」
なんて劇中CMやっていたけれど、
実際はあの体たらく。
実は政府広報の胡散臭さを、そんなところで
表現しようとしているとか?それなら凄いかも。
確かに、新兵器が導入されても末端まで
行き渡るには相当時間がかかるし
部隊の配置場所や将校の政治能力によっては
終戦まで配備されないなんてこともあるしね。
(@ドズル中将とその割を食ったランバラルさん)

観劇中、デジャブがどうにも気になって。
「ギョロ目の頭軽そうな女兵士」
誰だっけ。どこかで観たけど。
・・バイオハザード2アポカリプス
子供ゾンビに惨殺された、女ジャーナリスト
を演じた女優でした。
この映画観てて、唯一充実感を
覚えたのはそのことを思い出した瞬間
のみ。

前作「好戦的映画」のフリをして「戦争のおろかさ」
説きつつも、勢いあまってその「アンチ戦争主義」すら
あざ笑ってしまう
、ある意味凄い映画でした。
しかし、本作は何が言いたいのかも解らない。
あえて言うなら「ムシは気持悪い」

ST2.jpg
一見、前作と変わらないようですが
実は刺さっているカマキリ斧が1→2本に増えてます。

************************
このブログ存続のために
クリックをお願いします!
人気blogランキングへ

それを言っちゃあおしめえよ。
posted by PON at 23:55| ☔| Comment(2) | TrackBack(1) | 映画(サ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする