いや、まあ表題のとおりの事態デス。
知らない方のために説明させていただくと
これは全部ゲーム会社の話。
ゲーム業界の再編ももう行き着くところまで
来てしまった感があります。
「スクエニ」とはそもそも
「スクウェア」と「エニックス」が合併したもの。
「スクウェア」は
ファイナルファンタジー(FF)シリーズが
あまりにも有名。
「エニックス」も
ドラゴンクエスト(DQ)シリーズが有名です。
この二社が合併してさらにタイトーも
買収するっていうんだからねぇ。
「タイトー」は旧社名「太東貿易」といって
1960年代には酒とか輸入していたんだけど
そのうち「ジュークボックス」等を手がけるように
その辺から
「エレクトロニクス」製品→「ゲーム」へと
進出して行ったらしい。
「スペースインベーダー」(1978年)の
大ヒットで国民に「テレビゲーム」という存在を
認識させた、日本のゲーム業界の老舗。
ただ「インベーダーゲーム」以降は
ナムコ、コナミ、セガのように
ゲーセンでなかなかヒット作を送り出せず
(ダライアスとか一部熱狂的なファンを持つ
ゲームもあるけれど、PON自身、タイトーは
1983年頃のエレベーターアクション、
せいぜいリブルラブルあたりで
終わっているメーカーであった。)
時代がファミコンに代表される家庭用ゲーム機
全盛になっても相変わらず
「インベーダーゲーム」リメイクとか
ばっかり発売していた。
ポリゴンぐりぐりの時代に
インベーダーに帰ってこられてもね〜。
よくつぶれないな・・と感心していたのだが。
前にふと思ったことがある。
コーラに代表される自動販売機のジュースが
120円になって久しいのに
1978年のインベーダーゲームの頃から、
ゲーセンのゲームは定価100円のままだ。
当時はブームのあまりの白熱ぶりに
100円がコインボックスから
あふれ出すくらいだったと聞く。
TVゲーム1回=100円と決めたのは
タイトーだったといってもいいだろう。
1978年に100円。
2005年も基本的には100円。
この27年の間に物価がどれだけ上がったことか。
(ちなみに1978年の
大卒公務員初任給は88,000円だそうな)
タイトーはこの時期、嫌になるくらい
金が入ってきたはず。
それにインベーダーも
国内で!大量の海賊版が出回った。
ブームのドサクサ紛れに
インベーダーのバッタもんを売りまくって
基礎を築いたゲーム会社も多い。
そのうち著作権というものが
会社間でようやく認知され
そのロイヤリティーとかも含めれば
やっぱタイトーはかなりの額を
貯めこんだはずだ。
なのに買収・・道楽が過ぎたな。
スクウェアもエニックスも
もとは「家庭用ゲームソフト」メーカー。
その基礎である「ゲーム業界」を作った会社が
買収されちゃうんだから、息子の実家に世話になる
じいさんみたいなものか。
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とかいいながら・・