ブッシュとアメリカをまじめにおちょくった映画が
一時期、騒がれましたが、
その監督「マイケルムーア」氏のように
「言っていることはごもっともだが
当人にも少々クセがありそうだよ?」
だと勝手に思ってました、この
「スーパーサイズミー」監督
「モーガン・スパーロック」氏。
正体はアメリカの気さくなアンちゃんでした。
3人の医者、ベジタリアンコックの彼女に
見守られながら、事前健康診断では極めて良好だった
モーガン・スパーロック監督が自ら実験台に。
それは1ヶ月間、3食をマックのメニューで過ごすという実験。
ルールとして
・必ずマックのメニューで3食とる(飲み物も、食べ物も)
・1ヵ月の内にマックの公式メニューは全制覇する
そして極めつけ
・「スーパーサイズ」にしますか?と店員に聞かれたら
「もちろん!」と答えること。拒否は不可。
日本テレビなんかの深夜に
アメリカのドキュメンタリーが放映され
ピーターバカラン氏とかがコメント入れてますよね。
あれです。まさに。
映画的(ビジュアル的)エンターテイメント性はゼロ。
あえて言うなら「実験そのもの」がエンターテイメント。
彼の1ヵ月の生活を淡々と追っかけるのかと
思いきや、合間合間に
・街の人々の声と平均的アメリカ人の健康意識
・アメリカの学校給食の実態
・全米外食産業団体(ロビイスト)の見解
・今回の実験を見守る医者の見解
・自ら招いた肥満を手術!で直す人々
・マックの公式インタビュー拒否
・監督の彼女(結構きれいな人)の意見
・マックの公式インタビュー拒否
などが挿まれ、その間にも監督はみるみる
不健康になっていきます。
・倦怠感
・いらいらがつのる
・EDぎみ
・食べているときだけハイテンション
・20日で体重10%増
・肝脂肪ぎみ
・心臓近辺に突き抜けるような痛み
・目の奥が痛い
EDは嫌だな。普通に。
監督の彼女、言いにくそうだったけど。
別にマックだけが悪いわけでは有りません。
マックに代表される
アメリカ外食産業のあまりの「儲け至上主義」に
異議を唱えるべく、たまたま一番目に付く
外食産業がマックだったというだけのことです。
名指しされたマックはともかく、
日本はそうじゃないと信じたいですが。
甘いかなあ。
結局、お金がある人間は何とでもなるんだけど、
貧乏人はこうしたものを食べざるを得ない。
健康面でも貧富の差がますます拡大デスよ。
ちなみに「スーパーサイズ」とはこの映画が
公開されるまでアメリカのマックにあった、指定サイズ。
S・M・LときてXLといったところか?
コーラ1リットル、ポテト450g?
映画公開にあわせてアメリカのマックから
このサイズは無くなってしまいました。
(マックは映画とは関係ないと公式見解)
無くなってしまった事を単純に
恨めしく思っているアメリカ人、居そうだな。
彼女の食事指導のもと、体重を
元に戻すのに9ヶ月かかったそうです。
とりあえずスーパーサイズはやめてみないか?
プロデューサー・監督・被験者:モーガン・スパーロック
2004年/アメリカ/98分 ビデオ鑑賞
**************************
このブログの存続のために
クリックをお願いします!
人気blogランキングへ
続きを読む