皆様、夏の宿題はお済でしょうか??
さて本日は「防災の日&仏滅」ということで
世界が燃えつきないうちに
映画の紹介をさせていただきたいと思います。
<ネタばれありのあらすぢ>
核戦争後の世界。アリゾナ砂漠の
金属ドームの中の空軍基地にいた
主人公一同は
陸海を駆け巡るスーパー機動車
「ランドマスター」×2両
に乗って生存者を求めて旅立つ。
行く手には
「磁気嵐」「巨大サソリ」「人喰いゴキブリ」
「廃墟」「美人の生き残り」「子供」「ミュータント」
などが次々と待ち受け、
途中、だらだらと脱落者が出るのはお約束。
・・いろいろあったけど
西海岸?には普通に人が暮らしていたというオチ。
だいたい、主人公らはあんまりにもさみしくて
基地を後にしたワケですが、
そもそも発射ボタンを押したのは彼らデス。
製作者は核をナメていますか?
この映画のキモはなんといっても
「ランドマスター」
前方に機関砲
二連接バスのように前部・後部に別れ、
後部には「高性能(笑)オートバイ」*2を
絶賛搭載中。
キャタピラではなく装輪車で
タイヤはパンクレスタイヤが
三菱のマークのように3個ついており
どこが接地しても走れます。
つまりタイヤだけ数えると12個だな。
この当時としては珍しく、CGのようなものが
「磁気嵐」の表現に使用されており
よくわからないケド大変そうな嵐の中
ランドマスター2号車は大破したりする。
SFの中でも相当な駄作という
もっぱらの評判であるがその見解は
まったく持って正しい。
・・ありがちな言い回しだが
「世界」というよりも
「20世紀FOX」が燃えつきてしまったような
そんなSF映画。何しろFOXの重役たちが
完成試写会でこの映画を見て
しばらく公開を見合わせたというんだから
スゴイ。
それだけの定見があるならば
なぜに企画段階でテコ入れをしなかったのか。
まったく時の勢いとは恐ろしい。
でも、でも、例え
作り物の巨大サソリが止まっていようと
70年代SFにありがちな
ゴキブリうじゃうじゃであっても
大好きでした。
政府のつまらない広告機構CMを一回観るよりも
この映画を見ただけで
田舎のバカ小学生は
人類の悲しい行く末について
真剣にうなりまくったものです。
どうしたら生き残れるか??
主人公のナイスガイ役
ジャン=マイケル・ヴィンセント
は「エアーウルフ」の主人公ですね。
余談ですが「SAKUSAKU」の新MSが
「白井ヴィンセント」なのは
黒幕の頭の中には間違いなく
彼の名前が刷り込み済み
だったからだと思います。
原作:ロジャー・ゼラズニイ『地獄のハイウェイ』
1977年 アメリカ作品
20世紀FOX 91分
監督ジャック・スマイト
出演
ジョージ・ペパード
ジャン=マイケル・ヴィンセント 他
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