最初にザクを見たとき、まったく
食指が動かなかったのに
年々、その良さが判ってきた・・と思ったら
その分、オヤジになりつつあるPONです。
さてさて第2回目のお題は
「ザクU」でありますよ。
文字通り「雑魚」だから「ザコ」と命名されかけたけれど
それじゃああんまり・・
という当時のスタッフの計らいから「ザク」
と命名されたとか。
一説には某北朝鮮における軍隊パレードよろしく
「ザックザック」という軍靴の響きからなど諸説紛々。
こいつをここまで人気者にしたのは
やっぱり、あの一瞬だけ輝いていた
シャア専用のピンクザク
(赤ではないのだよ赤では)の存在と、
なによりランバラル隊が様々なザクの使用法を
体を張って我々に見せてくださったこと、
これでしょう。
有名すぎる「マゼラトップの主砲」や「クラッカー」
そして通称「フットミサイル」。
いや、ふくらはぎ外側に「ミサイルポッド」
(ミサイルの入った箱)を装備というだけのことなんですが。
「ダグラム」で人気は最高潮になりましたけど
あの頃は流行りましたねー。
むやみやたらに「ミサイルポッド」
個人的にはあんな装備の「ザク」には乗りたくないです。
ミサイルがいつ暴発してもおかしくないし。
なのに
「ガンダムVSZガンダム」で、ザクを使うとき
「武装選択」は必ずミサイルポッドです。
マシンガン撃ち尽くして、リロード待ち時の
嫌がらせに最適です。
敵が空中機動時に当ててみなさいって
「ちゅどどーーーん!」ってカンジ。
あなたもぜひ。
ザクTでも触れましたが、
最新鋭機が前線に出回っている時代に
「二線級」がちょっと後ろでがんばっている
という姿にやはり惹かれます。
「ギレンの野望」でもゲルググの壁役(!)で
わざと前線に出させたり。
自分がガンダム世界にいたとしても
「ガンダム」に乗れるわけがない。
劇中の主人公と自分を同一視しがちな小学生から、
PONがようやく自己を客観視できるようになった頃
結局好きになったのは、
声にならない「多数」の代表である
量産型「ザク」であり「ジム」だったんです。
量産機の数だけ正義と悲喜劇とドラマがあるはず。
ほんとはそれらに乗るのだって
あの世界なりにエリートたちなのですから
自分なんか「ボール」とか。下手すると
地上で生身の陸軍兵くらいにしか
なれないかもしれません。
(いや、赤紙令状でもない限り軍隊に入れるかどうか・・)
だからこそ世界を構築している
「その他大勢」を大事にしたい。
・・ザクとはそんな象徴的存在です。
しかし「ガンダム」強すぎ。
決して「ザク」弱すぎ、という
わけではないのです。多分。
ゲームではマシンガン当てても当てても
彼奴(ガンダム)は死なねえーんだ。
現用戦車御用達の120ミリの連射!なのに(苦笑)
死なないほうが間違っています。アレは。
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