2005年10月11日

キルビル

縁起でもないが「結婚式」繋がりで。

<あらすぢ>
自分の結婚式の最中
かつて所属していた
毒ヘビ暗殺団の襲撃を受け、
夫やお腹の子を殺される。
昏睡状態の彼女は4年という
長い眠りから目覚める。その名は
ザ・ブライド(ユマ・サーマン)

奇跡的に回復した彼女には
暗殺団とそのボス
ビル(デヴィッド・キャラダイン)への
復讐のニ文字だけ。
ザ・ブライドは沖縄の伝説の刀鍛冶
服部半蔵(サニー千葉)を訪ね、
名刀ハットリ・ハンゾウを譲り受ける。
暗殺団のメンバーは5名。
女刺客の復讐の旅が始まった。
キル・ビル!

つ・・つまんねぇ。
これはもはや映画資本(金・人的資源)の浪費
というか犯罪ではあるまいか。
「マーズアタック」
監督のオナニー映画だったけど
ここまで私的に映画を作ってもいいのだろうか?
自分が知っている限り
「ウォータームーン」とか
「だいじょうぶマイフレンド」とか
あ、でも結構あるな。

もう今更、
何故、敵も味方も日本刀しか使わないのかとか、
伝説の100人切りをやっているようだが
途中でカットが入ってしまったら意味無いじゃんとか、
(途中で演技者のNGがなく
 カメラを長回しするから価値がある)
せっかく栗山千明を登用したのに
あの殺し方は、監督は
まったく栗山千明に対する愛が無いとか、
(彼女の役は
 凄腕の女子高生用心棒「ゴーゴー夕張」だよ??)
何故彼女だけ獲物が「ガンダムハンマー」なのかとか、
移動シーンを示す飛行機は
実写でいいのに何故ここで
またちゃっちい模型をわざわざ
使うのかとか、
そのネーミングセンス何とかしろ!とか
等等、
いくらでも突っ込みは入るが
言うだけ無駄か。

ルーシー・リュー演じる
チャイニーズ系米国系日系人??
オーレン・イシイ
(東京の裏風俗界の女王なんだとか)
なによりユマ・サーマン演じる
主人公の白人女とか。
頼むから外国人が日本語で話すシーンにも
「字幕スーパー」付けてくれ。

なに言ってるのか判らんよ。

究極なのは30分以上も殺戮シーンがありながら
時が止まったかのように
まったく、話が進まないこと。
小説ならば「敵をいっぱい切り殺した」という
ワンフレーズで済ませられる。
この調子であと4人も
この先殺して行かねばならないの?
2作目までは作られたようだが
さすがに3作目は
もう出資者もいないだろうなぁ。

偏った日本趣味の外国人監督が
ハンパなネームバリューのおかげで
おもわず作れてしまった観客置き去り映画。
自分は監督の「遊び感覚」が
解らん一人かも知れませんが、
つまらんものはツマランのです。

キルビル.jpg
製作・監督・脚本 :
クエンティン・タランティーノ

出演 :
ユマ・サーマン
ルーシー・リュー
ダリル・ハンナ
デヴィッド・キャラダイン
サニー千葉(千葉真一)
ジュリー・ドレフュス
栗山千明
宇宙刑事ギャバン(大葉健二)



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posted by PON at 23:57| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(カ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月10日

ワールドタンクミュージアム図鑑発売!

「レセプションカード」
 ↓
「61式戦車」
 ↓
を経まして・・
「ワタミ図鑑」
のお話であります。見事なコンボですね。
先行販売予約につきましては
この5月に記事にいたしましたが、このたび
ようやく発売、通販で郵送されてまいりました。

(・∀・)イイ!!

イイです。皆様も是非ご購入ください。

モリナガヨウ氏のイラストは
WTM第1弾〜第7弾
をはじめ、
ミニラジコンWTMに描かれた
まで収録されています。
戦車の軽い読み物としてもグー! 

でも世の中はやはりWWUモノが全盛のようで
現行戦車(レオパルドとかエイブラムスとか)は
あんまり好きではない様子。
主役はドイツ戦車ですね〜。
「劣化ウラン弾」とかあまりに生々しすぎる
からなのかもなあ。

61戦ヤ.jpg
「61式戦車」のリーフレット。

そういや、これまでこのリーフレットは
B5サイズだったような気がするけど
この度の最新版第8?弾では
サイズアップされていたような気もします。
それだけ評判がよかったからなのでしょうね。
PONの後輩なぞ、全部コレクションして
丁寧にファイリングしておりましたし。

わたみ図鑑.jpg
実は結婚式の一週間前くらいには
発売して実家に郵送されていたんですけれども。
あ、最新ワタミの「シークレット」当てたよ。
今回は一発目でした。
すげー裏ワザだ。そんな手で来るとはね。
いや、「シークレット」の話。

税込価格 : ¥2,310 (本体 : ¥2,200)
出版 : 大日本絵画
サイズ : B5判 / 144p



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おいおい、結婚式は?と
内なる声に耳を傾けつつも・・

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posted by PON at 15:41| ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 軍事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月09日

61式戦車

えー「レセプションカード」ネタから
派生しまして・・
陸上自衛隊61式主力戦車
のお話。相変わらず、興味のない方は
今回はパスの方向でお願いします。

61式戦車。
ガンダムの2連装戦車じゃないですね。
61ョ(ガレキ).jpg
こんなにカッコよくなかったけど
(TVでは戦車にあるまじき色(紫)だったし)

知らない人は
角川映画戦国自衛隊とか
宮沢りえのぼくらの七日間戦争
に出てきたあの戦車です。

日本が世界に誇っていい戦車。
なにが?性能が?
いーえ。残念ながら性能は
この戦車ができたばっかり
(冷戦構造まっしぐら)の頃から
既に二流品でした。
この戦車が誇れるもの、それは
実戦経験がないまま、このたび
(2000年?)全車、無事に退役することが
できたことであります。

実際にはスクリーンの中で
ゴジラをはじめ、各種怪獣
はたまた宇宙人のミステリアンなどと
砲火を交えていたので
模型の損耗率は甚大だったかもしれません。
(ミステリアンはM4シャーマンだったかも?)

PONはこの戦車が好きなんです。
いかにも戦車だ!って形していますよね。
そりゃあ戦車だ。しょうがないよなって。
当時の国鉄の貨物列車で運ぶことができるよう、
設計前から既に横幅は決められていたのでは
その分、上に伸びるしかないよね。

61式戦車はまた
銀座をパレードしたことがある
戦車としても有名?です。
その頃はまだ左翼がそれほど
うるさくなかった頃だったからか?
強権発動できるほど、
まだまだ政治家に力があったからか?
よく解らない内にとりあえずパレードを
強行してしまっただけか?
とにかく非常に大らかな時代であったことは確かです。
(エンジンからのものすごい煙で
 後続車両の乗組員は
 目を開けていられなかったらしいけど)

61戦ヤ.jpg
90ミリライフル砲
永遠なれ。

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ここから先は解る人だけが読んでください
posted by PON at 22:55| ☀| Comment(9) | TrackBack(0) | 軍事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月08日

自分達の結婚式(番外編)

「馬鹿ップルも
 ここに極まれり」

といった感もございますが
披露宴に出席していただいた方々から
一部で不思議な評判をいただきました、
(物議を醸し出したともいう・・)

「レセプションカード」

今日はこれをご紹介したいと思います。
結局、我々の結婚式が
どんなモンであったのか?
その一部なりともお伝えできると思います。
これにはPON&藍肩のプロフィールを
ご多分に漏れず掲載しておりまして
その内容が・・・。

<プロフィール>

PON              藍肩
1971年7月XX日        1975年X月X日
しし座                てんびん座
O型                 AB型
亥                  卯
<至福の時間>
睡眠・読書・旅行         海にいる時

<愛読書> 
影武者徳川家康         新古今和歌集

<好きな作家>
隆慶一郎・司馬遼太郎     三島由紀夫・松尾芭蕉         

<好きな映画>
「男はつらいよ」「眼下の敵」  「晩春」「ベティブルー」

<好きな音>
波の音               ハモンドオルガンの音

<好きな食べ物>
牛肉・麺類             ゴーヤちゃんぷる・そば

<移住できるとしたら>
月                  沖縄 

<好きな乗り物>
陸上自衛隊61式戦車      旧ドイツ陸軍3号突撃砲・自転車

<欲しい物>
モビルスーツ(ジオン系)    自家用ヘリコプター

<10年以内に何がしたい?>
子供とドライブ           ミュンヘンのビール祭り参戦

<これから・・>
藍肩の為にしっかりと生きる   いつまでも若奥様


・・・ね?

お馬鹿

でしょ?
二次会ならいざ知らず
親戚も多い「披露宴」で配布しちゃったもんな〜。
まあいいか。
俺ららしくて。 

・・早まったかな。

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今日はこれから忙しくなるので
早めにUPしました。

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言い訳聞きます?
posted by PON at 10:47| ☔| Comment(6) | TrackBack(0) | 結婚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月07日

自分達の結婚式 其の弐

結婚式、披露宴、あるいは2次会につきまして
つらつら書き連ねてみようと
決意いたしました。
結婚式の写真については
後日アップするってことでヨイですか?
ではそうします。

結婚5(九段会館).jpg
2005年9月17日(土)10:10AM 九段会館

「PON家の新郎はどこをほっつき歩いているんだ。
 時間がね−んだから早いとこ4Fの
 更衣室に来やがれ!」

という趣旨の館内アナウンスが
もう少し上品な物言いで全館に流れたため
仕方なく、本当に仕方なく友人との会話を切り上げ、
更衣室とやらに出かけた。
ひょっとしたら、無意識の内にまだまだ
日常から離れたくなかったのかもしれない。
更衣室に向かったらもう「待ったナシ」だから。
(行かなくたって本番当日なんだけどね)
今ならば思う。

女性が3人も待機している。
最初は「紋付袴」からとは聞いていたが
あれよあれよという間に
自分は「紋付袴姿」になっていた。

「この家紋で間違いございませんか?」
「はい(俺も良くは知らないって)」

「そういえば今日はまだ相方の姿を
 見ていないな。
 ・・逃亡とかしていないよね?」

凄いよ。着付けの人。
凄いよ。ジャパニーズカルチャー。
ゴムとかジッパーとか軟弱なものは使わない。
「ひも」と「さらし」等を巧みに使い分け
ビシッと着付けていく。
PONの雑念が振り払われるように
身が引き締まる思いとはこんなカンジか。

「毎日、こうやって誰かが着付けてくれるならば
 うん、和服もいいかもしんない」

全然引き締まっていなかった(苦笑)

とっとと更衣室を追い出され
「売れない落語家」
「落ちぶれたやくざ」
「若旦那」
「どこかの成人式のお調子モン」

とまあ、いろんな形容詞が成り立つが
そんな格好のPONは、マジで館内を独り
うろうろしていた。
なんと言っても
「どこへ行けばいいのかすら
判らなかったからである。

「何家の新郎様ですか?」
見かねた案内係に引っ張られるがまま
ウチの控え室へ到着。
そこには白無垢につつまれた
とてもおしとやかな相方が座っていた。

なんだ。キレイじゃんよ。

彼女もどういう顔をしていいのか判らないらしい。
目を見ればそのくらいは判る。

めぞん一刻の最終話
イメージをダブらせ、
少しでも感動を盛り上げるきっかけにしようと
思っていたのに
二人が1日ぶりに交わした会話は
「よ!」「どうも」
でした。

めぞん最終巻.jpg

つづく。

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こんな調子では3次会は果たしていつ??
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バリのテロ
posted by PON at 23:47| ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 結婚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月06日

天下のハヤオ氏に喧嘩を売った男

私の素敵な友人のお話です。
友人と申しましてもPONよりも
ひと回り以上年上なんですが。
その方の承認なし
書いちゃいます。

その人は現在「SE(システムエンジニーア)」
をしていますが
20年前までは「アニメーター」を
やっておりました。
通称、「大佐」と申します。

「がんばれ!タブチ君」なんか
 美味しい仕事だったよ。
 タブチ君のホームランボールが
 夜空に小さくなってゆくシーン。
 楕円の白球を描いているだけで
 他とギャラはいっしょ
だったもんな。」

そんな彼に試練がやってまいりました。

「風の谷のナウシカ」にて
物語冒頭、ナウシカが腐海で王蟲の抜け殻を発見。
廃品利用しようと目玉部分をくりぬき
ふわっと持ち上げるシーンがあります。
その原画を担当することになったのです。

当時のアニメ業界なんていうのも
現在のIT業界同様、発注先が
最終的に何を意図しているのかを
類推するヒマもないまま、
今日のノルマ(仕事)を締め切りに
追われてこなしている状態です。

彼もその原画をさらさらっと書き上げ
さっさと発注先に提出したそうです。
ところが彼の描いた原画は
よく解らない赤ペンが入れられて
直ぐに戻ってきてしまいました。
2度目までは描き直しましたが
3度も駄目出しを喰らうとなると
さすがにむかついたそうです。
そこはヒマと熱気に富んだ若者。
こんな訳の解らん指示を出しやがって!
発注元のプロダクションに
乗り込んでいったのだそうな。

「ごめんごめん、意図が伝わらなかったみたいだな〜」
そこに奥から出てきたのは黒ぶちメガネの
この作品の監督
でした。

宮崎駿監督。

彼も名前ぐらいは聞いたことがありましたが
さすがに監督自らが出てくるとは
思わなかったらしく、ちょっと恐縮していると
カントクは目の前で「さらさら」っと
指示書を描き上げてしまいました。
それは、カントクの思惑が一発で伝わり
また、自分のどこが至らなかったのかがよく解る

出来上がりだったそうです。
というか、そのままそれを「原画」として
使えばいいじゃん!
というくらいの
完成度だったとか。

「いくらなんでも乗り込んでいかなくても・・」
というPONに
「若さゆえの過ちだよ」
と大佐は喜んで答えてくれました。



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posted by PON at 22:54| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月05日

自分達の結婚式(2005.09.17)

ガンダムZZで最終決戦前に
自機をほったらかしにして(いるように見える)
主人公に向かってメカニックマンが
「ニッポンって国じゃあな。戦いの前に
 自分の武器と一夜を共にするそうだ」

と嫌味を言うシーンがあります。
以前ならば、ところかまわず
突っかかっていた主人公ですが、この時は
これまで整備してくれたことについて
素直に「お礼」まで述べ、
逆にメカニックマンの方がびっくりしてしまう
これまでの戦いで、彼が大きく成長したことを
示す佳エピソードです。

・・ま、結婚式とはあんまり関係なくてですね。
せっかくだから少し早起きして
早朝営業の近所の銭湯で身を清めてから
いざ出陣!
と目論んでいたのですが
当日、起きたのは1時間寝坊の
8時半でした。
嗚呼、いつもの自分ペース(悲)
式場まで電車で1時間ですから
充分間に合うんですが。
仕方がないので軽くシャワーで目を覚まします。

相方は前の晩からご両親と式場のホテルに
宿泊しているので、
(三つ指ついて、お父さん、お母さん今まで有難うぅぅ
 ・・なんてしっとり、ではなく、
 多分ドタバタしてるんだろうなあと思いつつ)
PON独りがいつのも下宿先から出撃。
昨日のうちに用意しておいた
大きな荷物を抱えているという点以外、
ゲーセンや本屋に立ち読みに行く
いつもの格好と変わりません。

今日は人生でも珍しく自分が
主人公である日であるはずなのに、
世間はまったく変わり映えしません。
電車に乗ってもそれは変わりませんでした。
「ねえねえ、今日、俺は結婚式をあげるんだよ〜」
いくら心の中でつぶやいても
外見は単に大きな荷物を抱えた
にーちゃんです。
本当に、式は今日だっけ?

結婚4(九段朝).jpg
結婚式の打ち合わせのために
何度か足を運んだルートをたどり
地下鉄の出口をあがると
そこには「秋晴れ」の空が広がっておりました。

「うしっ」
気合ひとつ入れて、九段のロビーに。
入り口には本日行われる結婚式4組の名前が。
当然「PON 相方 ご両家様」もありました。

入りますと、そこには見慣れた友人が1名、
BFを取りながらコーヒーを飲んでました。
「今頃来たのか!」
「今日はよろしく」

最も九段の厳粛な雰囲気にそぐわない
格好(Tシャツにサンダル履き)
をしているPONは友人に平気で言います。
「それにしてもスーツが似合わねーな」

なんてことはない、いつもの会話が
ああ、やっぱり今日、自分はここで
式を挙げるのだな。冗談でこいつ(友人)は
ここにいないよな
、と
今更ながら「りある」を確信させてくれます。

もっといろいろとやることがあるような
気がしたのですが、なーんも出来ず
コーヒー飲みながら
いつもの会話をしているうちに
10:10、PONを更衣室へ呼び出す
館内アナウンスが流れました。

正直、ここから12時間後
九段の焼肉!屋で3次会の仲間たちが
解散するまで、記憶が圧縮されています。
どとーのように時間だけが流れ
気持ちの整理もつかないまま
1日が過ぎ去ってしまった、
そんな感じです。

続く・・かもしれません(笑)

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本日、10/5は大安でありまして
そして相方の誕生日であり
また、本日入籍いたしました。
ご報告まで。

まーだ入籍してなかったんか?
の声は無視しつつ
もし我々がキューバ旅行で成田離婚していたら
「入籍」すらしてなかったので
「離婚」ですらなかったんですな〜。
成田普通?

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おめでとう!俺
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前夜の荷物とは?
posted by PON at 23:37| ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 結婚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月04日

マスク2

ハネムーン途上の
コンチネンタル機内で見た映画集団。
ラストはこれです。
順番から言えば実は
これを一番最初に見たのですが。
(成田→ヒューストン内)
その後、PONは風邪で
ダウンしてしまい、行きの機内映画は
これしか見ることが出来ませんでした。

<あらすぢ>
前回のマスクはまーだ世界を彷徨っていた。
マスクの創造主であるいたずらの神様のロキは
父親の大神オーディンに
「マスクが回収出来なければお前を勘当する」
と尻を叩かれる。
犬と飼い主と神様と、あと何故か息子の
マスク争奪戦が始まった!

・・つまらなかった。
「どうだ?こういうアメコミ調のCGがいいんだろ?」
「こういうムチャクチャを絵にすれば
 子供たちも君も満足なんだろ?」

そういう製作者側の大カンチガイが
画面いっぱいに繰り広がる。

前作のマスクがあれだけウケた理由が
プロデューサー、監督、脚本家
いずれにも解っていないままに
なにか映画を作り続けないといけないからと
無理に造ってしまった、そんな映画。

というよりも、コミック原作のマスク
そのものが本来はこの「マスク2」程度の
内容であり、前作が輝いていたのは
1.ジム・キャリーという突出したエンターティナー
 のおかげ
2.誰も映画(マスク)の成功を期待していなかったから
 こそ、好きなように作った結果

だったからなのかも。
原作は読んでいませんが。

見れば見るほど、前作の
ジムキャリーの素晴らしさと、前作の
演出&音楽の妙が際立つ
映画でした。

最後に題名の「マスク2」は正しくなく
正確には「マスクの息子」です。
マスクしたままエッチしてしまうと
出来た子供はマスクがなくても
マスクと同等の能力を有してしまうのです。
そんな子供は本当に「自分の息子」といえんのか?
かなり微妙な課題。

何度も言いますが
この映画を機上で見ているころには
既に熱が出始めていましたので
あの緑色が妙にむかつき
単に気持ち悪さだけが残る
映画になってしまいましたとさ。
おしまい。

マスク2帝国の逆襲.jpg
原題: Son of the Mask
監督: ローレンス・ガターマン
脚本: ランス・カゼイ
出演: ジェイミー・ケネディ、アラン・カミング、
    トレイラー・ハワード、ボブ・ホスキンス、ベン・スタイン
公開: 2005年04月16日
ビデオ鑑賞



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posted by PON at 20:44| ☀| Comment(0) | TrackBack(2) | 映画(マ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月02日

キングダム・オブ・ヘブン(天国の王国)

どうもPONです。この映画も
ハネムーン帰りにコンチネンタル機上で
見た作品群のひとつです。
全編で2時間以上(145分?)あったので
非常に暇つぶしできた!そういう意味で
大変有意義だった作品であります。

<あらすぢ>
12世紀のフランス。
単なる鍛冶屋だとして育てられた
主人公、バリアン
実は「天国の王国」の建国を
理想とする偉大な騎士
「ゴッドフリー」の息子であることが判明。
寿命が尽きかけた父から
4つの誓い
「恐れず、敵に立ち向かえ」
「勇気を示せ」
「死を恐れず、真実を語れ」
「弱者を守り、正義に生きよ」

を託され、騎士になる。

微妙な平和を守っていた
徳のある王様が病死後、
おバカが即位、即遠征、即敗北。
協定を破って喧嘩を売ったのはこっちだし
主力の騎士軍は壊滅。
エルサレムの城に残るのは
一般民とわずかな騎士のみ。
主人公バリアン(オーランド・ブルーム)は
人々を守りきれるのか?っていうそういうお話。
貴種流浪譚

4つの誓いを守れる人間は
出自を問わず騎士扱い。
思わず士気も上がります。
しかし何故か、誓いを忘れぬためにと
騎士に任命された者は
唐突に殴られるんです。
殴られるほうは目をぱちくり。

主人公「オーランド・ブルーム」
後日ネットで検索したのだが、
おお、言われてみればあごのほっそりとしたラインが
「ロードオブザリング」に出てきた
エルフの王子、アーチャー「ラゴレス」であるな。
映画を鑑賞する上では正直、
PONにはどうでもいいことだが。
彼目当てに、映画館へ足を運んだ方も
多数おられたのでしょう。
確かにカッコいいですけど。

シビラ姫(エヴァ・グリーン)は
最後まで、怖い顔してました。
これまでとの決別の意味なんでしょう、ラストでは
貴重な髪の毛をばっさりと。
リドリースコット監督は
何か吹っ切れた女性の髪の毛を
ザンバラ切り
するのが
大好きなようです。
ブレードランナーでもプリスがそうでしたが。

それにしても名前がすごいぜ「ゴッドフリー」
後に「ガンダム」なんてつけば
明日からスパロボに参戦できマス。はい。

イスラム側の騎士「サラディン」
対等以上の敵役として描かれているのは
よかった。まあそうしないと主人公(キリスト教側)
が引き立たないから、という政治事情もあるようで。

しかしながらこの映画で
PONが一番ハマッタのは
主人公のかっこよさでも
悲恋でもなく
攻城戦の描写です。
「ロードオブザリング」でも
古の「ベルセルク」でもそうでしたが
燃えるなあ、攻城戦。

PONはシミュレーションゲーム、
例えば「信長の野望」なんかで
自軍の忍者やら雑兵やらに敵城砦の壁登り
安易に命令してますが
ほんとゴメンナサイという感じでした。

最後の台詞がいい。
懲りもせずにイングランドから
またまたやってくる十字軍の増援に
バリアンは言います。
「ここには英雄なんていません。
 私は単なる鍛冶屋です」


KOH.jpg

監督 リドリースコット
2005年アメリカ作品
ビデオ鑑賞



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posted by PON at 19:08| ☀| Comment(4) | TrackBack(13) | 映画(カ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月01日

帰郷

これまたコンチネンタル機内で見た一本。
明日はようやくニッポンに帰れるってんで
字幕スーパーも、当然吹き替えもない
唯一の「邦画」を選択。
それがこれでした。

<あらすぢ>
 東京のハム工場でサラリーマンをやっている
地方出身の「晴男」は、田舎に残してきた母が
再婚するというハガキに慌てて帰郷する。
そこで出会ったのは、初めての女性「深雪」。
8年前、「晴男」の前からいきなり消えてしまった彼女。
どうして何も言わずに居なくなってしまったのか?
そんな晴男に畳み掛けるように深雪は言う。
「チハル」の「ハル」は、「晴男」君から
採ったのよ?と。激しく動揺する晴男。
 翌日、「子供に会いに来て」の誘いに乗る
晴男だったが、何故か深雪が突然行方不明に。
チハルと共に母探しの小さな旅が始まった。

千葉県の鉄道(たぶん小湊鉄道)と港町をロケ地に、
どこにでも居る「大人になれない大人」の再成人話を
丁寧に描写している佳品。

最後に
「ヒロインとの結婚」や「子供の父親の真相」
など、観ているほうが期待するような展開に
なるのが「映画」というものであるが
この作品はどこまでも裏切ってくれる。

個人的には、もし自分が「晴男」であったら
他人の子を連れて
町の縁日にまで参加するのは
さすがにやりすぎでは??って感じもしますが。

深雪はやっぱ「援交」なんかもやっていたのかもな。
女手ひとつでは子供を育てるのも
楽じゃなさそうだし。
映画の提供してくれる情報を
いちいち深読みすれば、あらゆる事が
キレイごとではすまない
ことだらけなのに
映画では巧妙に、うまーーくまとめている。
結局、主人公は帰郷して
なすことなく現実世界へ戻っていった・・
そういう作品。

帰郷.jpg

帰郷
監督:萩生田宏治

西島秀俊 片岡礼子 守山玲愛
高橋長英 光石研  相築あきこ
吉行和子

・・しかし、機内作品レビューよか
結婚式の話はどーした?という
脳内突っ込みが自分の中でも
起きております(苦笑)



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