なんて響きの良い言葉だろう。
平素では忌みはばかれてしまう様な
「軍隊」もここでは主役。
君も私も守ってもらえるんだから。
そういう大義のためならば、
多少きな臭いことも許されてしまうのだ。
なんたって「地球」防衛軍なのだから。
ま、古今東西「他国攻撃軍」なんて
ストレートに名乗るバカはあんまりいない。
すべては「自国防衛」から話が拡大、
いずれは「攻撃は最大の防御」という
手垢がついた言葉を引っ張り出し
「侵略」に至るのが歴史のセオリー。
さあ、後ろの人たち!おいていきますよ。
いにしえのゲーム「TDF」のご紹介。
「TDF」
〜Terrestrial Defense Force
地球防衛軍。
一口で言いますとSLG(シミュレーションゲーム)。
PONがプレイしたのはタケル製PC88版。
結構売れたゲームだったとかで
一時的に開発メーカーの経営が良好になったとか。
それは解かる。PONも売り上げに貢献したし、
今でもできれば現代にリメイクしてほしいもの。
基本は大戦略そのまんま。
敵軍の代わりに
カメ型怪獣グランジュラスがお相手。
ガメラ好きとしては
カメ型怪獣を殺すのはいまいち納得できないが
こいつが悪の怪獣で、ウルトラマンのような
人類を超越した存在もいないとなれば
PONが頑張るしかありません。ええ。
このゲームが斬新なのは
敵のカメ型怪獣(以後「亀夫」と呼称する)が
ゲーム内で放射能を吸って成長するということ。
マッドサイエンティストが
遺伝子操作で生み出した怪獣であるらしく
「第一形態」の亀夫が海の中に複数
潜んでいる状態からスタート。
<グランジュラス>
第一形態
子供。攻撃力、耐久力とも低い。
味方ユニットによっては一撃で死ぬ
↓
第二形態
青年。一応強い。放射能が大好きなので
ひたすら原子力発電所を狙って行動する。
↓
第三形態
成年。結構強いうえに「羽根」まで生え、
陸海空を制覇するスゲエやつ。大暴れ。
↓
第四形態
成長しすぎて「羽根」がもげ、
海に引きこもりなかなか陸に上がらなくなる。
何していると思います?
単性生殖で「第一形態」の子供を
ガンガン生産するのだ!
そこで「通常兵器」を駆使して
どこから上陸するか判らない怪獣を迎撃、
原子力発電所を防衛しつつ
最後は怪獣の根絶を目指す。
我らが「地球防衛軍・TDF」なのです。
原子炉が亀夫に破壊されると以後、
1ターンごと周囲がランダムに
放射能汚染され、森は荒地に。
通常ユニットは進入できず(YSと戦闘機を除く)
亀夫は餌がたくさんあって大喜び!でガンガン成長
という次第。
いちいち名前は忘れてしまいましたが
兵器のタイプだけを挙げますと・・
<TDF>
駆逐艦
1艦=1部隊。移動力の限り
ソナーで自分の周囲の海の中を探索。
もし奴らを見つけても攻撃は厳禁。
戦闘機
スーパー戦闘機。対空なんで
第三形態亀夫に強く移動も早い。
こいつが凄いのは武装変換で
「クリーンボム」が使えること。
対戦車ヘリ
地上の亀夫には攻撃力激強。便利なので
しょっちゅう使うため、生傷が絶えず
イザって時に定数が揃っていないことがある。
主力戦車(MBT)
やはり地上の敵には強いが、
陸上ユニット全般に移動力が低いので
亀夫の動きについていけないときがある。
対空ミサイル車(SAM)
第三形態亀夫に強いがそれ以外にはほぼ無力。遅い。
対地ミサイル車(ATM)
地上型亀夫には強いが、遅いので戦場に
間に合わないことも。
イエローシール(YS)
破壊された原子炉を封印する工兵隊。
移動力1!だからトラックに運んでもらう。
トラック
イエローシールを運んでくれる。
補給車
補給は大事だよ。
亀夫に壊された原子炉は
戦闘機のクリーンボムで一時的に
周囲の放射能を除去、
そのきれいな数ターンのうちに
わらわらやってくる亀夫を迎撃しつつ
イエローシール隊が炉心へ突撃
炉心を閉鎖すると言う仕掛け。
ちょうどチェルノブイリのように(こわ)
放射能は消えても緑が再生することは
金輪際ありえないのが怖くてリアルでした。
各部隊は補充はできるけれど
生産は出来ないから
全滅覚悟の攻撃はNGだった気がします。
・・結構、覚えているもんだな。
100%、昔のPONの暴走でした。
すみません。
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まだ会社がありました(失礼)