2006年04月16日

ガメラ対バルゴン(昭和版)

この週末は非常に
充実しておりました。
15日(土)は相方の実家へ。
また、ここのところ
「新宿シリーズ」を書いておりますが
16日(日)は
当時のバイト仲間の結婚式ということで
相方とともに出席させていただきました。

詳細はまた後日。

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えーPONです。
最近、益々取り上げる記事が
混沌としてきておりますマスライです。

それはさておき、今回は
古き良き大映映画、
通称「昭和ガメラシリーズ」から
「大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン」です。

「大怪獣決闘」ですよ。大怪獣。
決闘ですからねー。穏やかではありません。
結局ガメラシリーズはこの後に4作ほど
作られるんですが、
映画の流れのフォーマットは全部一緒。
この作品で確立しております。
・映画の中で、ガメラはだいたい3回は戦うが
 毎度初戦では敗北する。
・青年とお姉さんが出てくる


他の作品と違うところといえば
子供が出てこないところ。
前作がガメラ映画記念すべき第一作
「大怪獣ガメラ」でしたんで
その後日談から始まるってこと。

前作では、大映がせっかく作った怪獣を
殺してしまうのはもったいない・・と
映画関係者が審議の結果、
ロケットに乗せて宇宙(火星)へ追放!
と言うエンディングだったのですが
この映画冒頭で、ガメラを乗せた
ロケットは小惑星と衝突。
ガメラは自力で!地球に帰還してしまうのです。
からくも死地?より帰還した彼は、
(理由がまったく不明ながら)
ダムに体当たりという破壊活動を敢行したり
(人類に対する地味な意趣返しだったんでしょうか?)
とにかく、その後のガメラは人類の(お子様共の)
番犬として、怪獣退治の専門家になります。

<あらすぢ>
戦時中に旧日本陸軍兵がニューギニアで
見つけて隠していた「巨大オパール」を
敗戦後に回収に行くところから話は始まります。
旧日本兵が現役バリバリの日本人
であったところに時代が感られます。
で、この「巨大オパール」、
実は原住民が忌み嫌っていた
「伝説の竜のタマゴ」だったようで。
それが手違いで
「水虫治療用赤外線照射装置」?の赤外線を浴び、
ミュータント的にぐんぐん成長
冷凍怪獣バルゴンとして神戸に上陸。
あとはお約束の「えらいこっちゃ!」です。

この「冷凍怪獣バルゴン」
弱点はなんと「真水」
雨が降ろうものなら活動を停止してしまいますし
お風呂に入ったりしたら体中から
「紫色」の血液を流して最悪、死に至ります。
理由は完全な陸上型動物だからそうで。

なんだそら?

自分はなんでも凍らせる冷凍液を
舌から出す癖に・・
氷が溶けでもしたら
ピンチになるのは自分なのに・・

人類は水に溺れることはあっても
さすがに溶けることはないですから
陸上型動物として完全では無いらしいです。ハイ。

バルゴンもガメラもそうですが
うつろで濁った目が「黄色」に光る
シーンがなんとも不気味で。
また、当時の大人の大映映画は
「エロ・グロ」が売りでしたが
その作風が子供映画にも
充分伝わってきていて
なんとも怪しい雰囲気で好きでした。

昭和ガメラ2.jpg

しかし「真水」に弱い陸上生物って・・(苦笑)
「理由」とか「設定」というものは
「最初に言い切ってしまった者の勝ち!」
ということを、怪獣映画を通して学びましたね。

製作年:1966年
日本劇場公開:1966年4月17日
同時上映:「大魔神」
上映時間:101分
製作、配給:大映

監督:田中重雄
製作:永田雅一

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posted by PON at 22:23| ☀| Comment(0) | TrackBack(2) | 映画(カ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする