2006年04月19日

我が思い出の新宿 その3

新宿の思い出話、続きます。

本屋で長い事働いていますと
いろんな事(人物)に遭遇するもんです。
本屋に付き物
「立ち読み」

コレにつきましてはまあ特に
文句言うことはありません。
あの頃とは立場が違う現在、PONも
各本屋さんにご迷惑をかけている1人で
今でもPONの好きな
レジャーのひとつです。

私が働いていた本屋は
立ち読みには比較的寛容で
普段はなーーんも注意しないのですが
ただ、レジ前だけは店舗の構造上
レジ待ちのお客さんが並びたくても
ザッシ立ち読みの集団に阻まれる

レイアウトになってしまいまして、
定期的に「立ち読み客にどいていただくよう」
声かけを日課としておりました。

PONが就業してすぐの頃のこと。
いつものように店長が立ち読み客に注意・・
と言うよりも特に誰に向かってという訳でもなく
あえて言うなら「空」に向かって
「えーー、レジ廻りにての
 立ち読みはご遠慮願います〜」

さらっと声をかけ、別業務に入るべく
背を向けたそのとき

「ちょっと待ちたまえ!!」

店&P「??」
振り向くと、60前後の見栄えはパリッとした
おっさんが怖い顔でレジをにらんでいます。
見た目からすると、弁護士とか「士」系のお仕事
もしくは上場企業の顧問とかそんな感じ。

客「君、今なんて言った?」
店「はい、立ち読みはご遠慮いただきたい・・と」
客「私の読んでいるモノを見たまえ!

  これはザッシだ。

  立ち読みとは、ほれ、ここにある
  こういうハードカバー本のように
  読まれては困る本を言うのだ!」


店&皆「????????」
客「従って、私は立ち読みなどしていない!
  決め付けるとは無礼だぞ、謝りたまえ!」

店長は謝りました。
お客様は神様ですから。
というより触らぬバカに崇り無しですから。
お客様は大変満足なさって
帰っておいでになりました。

新宿で学んだPONの個人的経験則ですが
大手企業、医者、「士」系職業に
そういう困った奴が多いです。
殊に
新宿はバカを集める、特殊な力場がある気がします。

彼が読んでいた雑誌ですか?
もうあんまり覚えていませんが
「週刊賃貸」とか不動産系の
ザッシだったような。
これこそ読まれたら困るよね??

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posted by PON at 22:50| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 想ひ出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする