2006年07月24日

ベネディクト16世

「ルーズベネディクト16世」

崩御した「ヨハネ・パウロ2世」に続き選挙で
カトリック会のトップに立った「ローマ法王」。
ちなみに法王選挙会を
「コンクラーベ」根くらべと言うそうです。

カトリック教徒における「ローマ法王」って奴は
各人が所属している組織(国家)の垣根を越えた
別の権威として厳然と存在するらしい。
その影響力の凄さは、一般的日本人には
想像つかないと言われる。
という訳でPONにも正確には判らない。

こういう時は、宗教色が比較的薄い
(だからこそ妙な教えが
 突然まかり通る
とも言えるが・・)
日本に生まれてよかったとつくづく思う。

「ベネディクト16世」の
何が凄いかって、
彼は若い頃、ヒトラーの戦争遂行団体青年部たる
ヒトラーユーゲント
所属していたコト。
そしてそれを隠すことなく
明らかにしていること。

そのためかどうか、先日彼は
ポーランドの「アウシュビッツ」を訪問。
謝りまくったらしく。

ひとくちに
「ヒトラーユーゲント」に所属していた、
といっても、人によって義務的から熱狂的まで様々。
またヒトラー青年部の
戦争遂行加担度にも濃薄はあるとは思う。
しかし、彼のバチカンでの出世には
間違いなく結構な
重荷となったはずである。

なのに彼は「ローマ法王」。

バチカン(カトリック)は昔から
ナチスに好意的だったと聞く。
(少なくとも、ナチスの蛮行に対して
 バチカンが宗教的側面から
 非難したなんて話はまったく聞かない)

被害者のユダヤ人は文字通り「ユダヤ教徒」
商売ガタキだからね。
まことに宗教「組織」には「正義」も「慈悲」も無い。
というか、これに限らず宗教とは
信者以外にはめちゃめちゃ冷酷

ナチ時代に「アウシュビッツ」で
機械的に虐殺を進めたナチ幹部
「アイヒマン」のように、
戦争後の戦争責任から逃れるべく
南米へ脱出した、多数の「元ナチ幹部」は
いわゆる「バチカンルート」で
(各地の修道院を転々としながら南米を目指す)
脱出したなんて話も聞くし。

結局ね・・「昔からある宗教」だからって
綺麗でもなんでもない。
人間がやっている組織だから、
「腹の中はマックロ」
そういうことですよ。
どこかの日本の組織よりは
時間はかかっても「間違い」と認めれば
謝るだけすごいけど。

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ベネディクトって言ったら・・
posted by PON at 21:00| ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | 記事(哀) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする