以前に書いたとおりですが
下宿先からすぐの甲州街道沿いに
「屋台ラーメン」がありました。
決してキレイではないが
使い込まれた屋台のあちこちに
引出しがあり、手際よく材料が出てくる。
オヤジさんの手際を見ているだけでも
充分楽しかったり。
メニューは醤油・味噌・塩
いずれも一杯600円。
大盛りは+100円。
チャーシュー麺は+200円?
そこのオヤジさんは
とっても良くして下さいまして。
例えば、大盛り頼むと怒られるんですよ。
「大盛りなんか頼むんじゃね〜」って。
んで黙って待っていると
大盛りサービスなんですな。
麺はチヂレ麺で
ゆで卵は必ず1個。手馴れた手つきで
先に5円玉のくくりつけてある「針金」を使い、
断面が稲妻状になるよう、
卵を半分に切って行きます。
味は「うまい!」としか言いようが無いのだが
秘密はオヤジさん「秘伝のタレ」。
ジャムのビンに無造作に入っており
必要に応じてラーメンに投入するSYSTEM。
醤油ベースににんにく、ねぎ、しょうがなどを
漬け込んだこのタレ。
スプーン一杯でご飯3膳はイケます。
しかも、食べた後は終日、絶対に
「デート」出来ないというおまけ付。
(当時はデートする相手もいなかったが)
レシピ欲しいな。
「屋台」のほうが気楽だから。
このオヤジさん。
あんまり詳しいことは聞かなかったけれど、
以前は自分でお店を構えており、
結構繁盛していたらしい。
それが決まった時間に起きるのが苦手で
結局、店をたたむ事になったのだそう。
確かに、開店、閉店時間も気分次第。
雨だと出店していない。
また、これもオヤジさんのポリシーらしく
金は必要な分だけあれば良いので
生活資金が無くなったら、
屋台を出すというスタイル。
以前は近くに住んでいたから
それこそ毎日、確認が出来たが
離れてしまった今となっては
目的買いしたくても一種のカケ。
上北を離れた後も、何度か無理矢理
甲州街道を西進したが
一度もあの屋台に出会うことも無いまま
早10年、現在に至る
ワンカップのビンに無造作に
入れられた「お冷」を見ると
あの「屋台」を思い出す。
一度、相方を連れて行きたいが
オヤジさん元気だといいんだけど。
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