2006年07月31日

M.U.L.E (BPS PC8801)

MULE
━━ n. 【動】ラバ ((雄ロバと雌馬との雑種));
三省堂提供「EXCEED 英和辞典」より

MULE(ミュール)と読みます。
BPSという会社が
外国のゲームを移植したもの。
ハマリましたね〜。これも。

MULE.jpg

最大4人で遊べるシミュレーションゲームで
目的は未開の惑星を開発すること。
自分たちを連れてきた輸送船が
戻ってくるまでの一年間に
誰が一番豊かになっているかを競うもの。
惑星を開発するには
どんな用途(鉱山開発、農作業、エネルギー開発)にも
ミュールと呼ばれる機械を使う。

プレイヤーはターンごとに
早いもの順で土地をもらい
「食料」「太陽エネルギー」「鉄鉱石」を生産する。
食料はプレイヤーが生きるため、
(食料が無いと操作時間が短くなってしまう!)
エネルギーは、ミュールを動かすため、
鉄鉱石はミュールを作るために必要。

この3つのうち、どれか一つでも
欠けていると惑星は発展しない。

土地ごとに何を生産するか決めたら
中央にある市場からミュールを購入、自分の土地に運ぶ。
あとはミュールが勝手に仕事をして
その成果物が自分のふところに入ってくる。

このゲームの醍醐味は、
中央市場でのオークション。
プレイヤーにとって食料とエネルギーは必需品。
しかし必要なのに手元に無いなんてしょっちゅう。
そんなときにはなんとかして
手に入れなければならない。
そこで、商品を他のプレイヤー同士で
オークションして買うのだ。

高すぎては誰も買わないし
作りすぎて市場にだぶついても誰も買わない。
慈善事業じゃないからダンピングも致しかね。
品薄になりそうなものを生産して
オークションで高く売るのがコツなのだが
自分だけが良かれという
「ごうつくジジイ」
の集団だと
自分も含めた惑星自体が破滅(破産)してしまう。
己の欲だけをただひたすらに追求するツケは
必ずわが身に降りかかる。


資本主義とは結局何ぞや??
その手の本を何冊も読むよりも
このゲームをプレイするだけで
実体験ですぐ判ります。

このゲームと
「いただきストリート」シリーズをプレイすれば
「資本主義」は判ったようなもんだね。
(言いすぎ?)

残念ながら、今のところ復刻ならず。
今なら多少操作性を改善すれば
立派なパーティーゲーム
いや、ネットゲームとして復権すると思う。
外国(アメリカ)はすごいな。
こういうゲームを遊びにしてしまうもの。

学校の社会の授業などで
このゲームを生徒にやらせるたらいいと本気で思う。
堀衛門にブームに乗って
小学生に「株」を教える愚行よりも。

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posted by PON at 21:00| 🌁| Comment(4) | TrackBack(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする