先日のTSUTAYAにて相方が
「こてこてのラブストーリーを見たい!」と
おっしゃるので、思わず推薦してしまった一本。
実は推薦した割にPONも未見の作品で
話のだいたいの内容と
好評判は聞いていたので
ひとまず勧めてみたのだが。
ギリシャ、ケファロニア島の
美しい風景をバックに、
直接描写することなくドラマの力で
静かに戦争と引き裂かれた愛の悲劇が
表現されるものだと思い込んでいたら、
物語途中からいきなり
「プライベートライアン」ばりの
戦闘シーンが出現したのには
びっくりした。
せいぜい装甲車程度の出演かと
思いきやいきなり登場
ドイツの駆逐戦車「ヘッツアー」。
ごめんよ「ヘッツアー」くん。
SLGなんかでは完全にザコ扱いだが
あんな生身の人間同士の戦いの中では
最強の武器だわ。
でも「特撮」はやっぱり本業じゃないようで
ドイツの急降下爆撃機「スツーカ」の
飛行シーンはお世辞にもよく出来ているとは
言えなかったが、まあいいや。
基本的には「恋愛映画」だし。

ニコラス刑事氏
<あらすぢ>
第2次世界大戦下、ドイツ&イタリア軍が占拠する
ギリシャのケファロニア島に、マンドリンを背負った
イタリア軍のコレリ大尉(ニコラス・ケイジ)が駐屯してきた。
戦争で心変わり果てた恋人に絶望していた島の娘
ペラギア(ペネロペ・クルス)は、次第にコレリの
明るい人柄に引かれていく…。
正直、コレリ大尉にヒロインが惚れたのは
彼が主人公だったからって感じもする。
(そうなることに観客が納得するほど
コレリ大尉の人間的魅力やバックボーンが
伝わってこなかったから)
それから肝心のコレリ大尉のマンドリン。
「水島!いっしょに日本に帰ろう!!」程に
活躍しなかったことが残念。
(マンドリン=「音楽」が最悪の状況を
解決するのかと、ひそかに期待していたのだが
現実も映画そんなに甘くなかった)
同盟国であったはずの
イタリア人とドイツ人の悲劇は
現実のお話だったんだ。
歴史からはまだまだ学ぶべきことは多い。
自分がコレリ大尉だったらどうしていたか
見ている最中に全然結論が出なかった。
劇中、
「ドイツ軍VS旧イタリア軍+ギリシャゲリラ軍」
の壮絶なバトル中、
突然、脇役の女性が「スパイ容疑」で
ゲリラ軍に処刑されるシーンがあるのですが
てっきり、ヒロインが処刑されたのかと思った。
戦場というものは、個人が簡単に状況を
把握できるような、生易しいものではない
ってことで。
「熱狂的な「恋」が冷めた後に残るのが「愛」だ」
By ペラギアのパパ
ペラギアのパパ、イアニス医師。
最初、なんだこのジジイ?と思ってたが
どうしてどうして。
やべえギリシャ行きてぇ。
海が綺麗すぎ。
製作年 : 2001年 アメリカ
キャスト
ニコラス・ケイジ (Capt. Antonio Corelli)
ペネロペ・クルス (Pelagia)
ジョン・ハート (Dr. Iannis)
クリスチャン・ベール (Mandras)
デイヴィッド・モリッセー (Capt. Weber)
スタッフ
監督 ジョン・マッデン
『恋におちたシェイクスピア』
製作 ティム・ビーヴァン 他
原作 Louis de Bernieres ルイ・ド・ベルニエール
脚本 ショーン・スロヴォ
撮影 ジョン・トール
音楽 スティーヴン・ウォーベック
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