果てしなく。
角川ホラー文庫(KHB)より
「感染」塚橋一道
<あらすぢ>
その病院は建物の老朽化に加え、経営危機から
薬や備品が圧倒的に不足している状況が続いており、
多くの患者が、生死の境をさまようことが日常と
化していた。医師や看護師たちの精神と肉体も
限界に達しようとしていた頃、些細なことから
医療ミスによる死亡事故が発生する。
外科医の秋葉と内科医の魚住は保身から事故の
隠蔽を決断するが、そんなとき内蔵が溶け始めた
奇怪な急患が担ぎこまれてくる…。
<以下、軽くネタバレ>
なんつーか。そういう真相がアリなら
この日本に感染する人間が
果たしてどれだけ残っているだろうか?
ってことですよ。
少なくとも「ポンギヒルズ」族とやらに
感染者はおらんでしょう。
経営難により逃亡した院長にこそ
しかるべき「感染」があって
よいところなんですがね〜。
すんません。
ほとんどネタバレでした。
もともとはVシネマ感覚で作られたような
「ホラー映画」の小説版ですので
ビデオを見て、医療系ホラーのグロさを
ビジュアル面から楽しむのが正しい作品の
楽しみ方なのかもしれません。
デキは「中の下」
物理的にも薄いし。
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