マスライの主幹PONであります。
だれ?「熊谷信直」って。
何?「娘」って。
ご紹介しましょう。
戦国時代(1570年代〜)、中国地方は
大戦国大名「毛利」氏が制覇しておりました。
「毛利」といえば「3本の矢」のお話が有名ですな。
一代で、小豪族から中国地方8ヶ国まで
領土を広げた、毛利元就(もうりもとなり)は
自分の死が近づいてきていることを感じてか、
ある日自分の息子兄弟3人に説教しました。
「「矢」は一本ではこのように折れてしまうが
三本まとめれば、そうそう折れるものではない。
君らは兄弟仲良く、家を守り立ててくれたまい!」
母親が我が子を、兄が弟を、
叔父が甥を(しかも一族ごと)殺しあうことも
ありえた時代の当時、この説教はなかなかの
もんだと普通に思います。
ぶっちゃげた話、元就は自分の一族に
こんなことまで言ってます。(かなり意訳)
「自分だからここまで毛利家を大きくできた。
自分の死後、毛利家の人間は絶対に「天下」を
狙う欲を持ってはいけない!この8ヶ国だけを
守り抜くようにだけ努めれば
まあ、食いっぱぐれはないよ」
凄いですね。自分以外は全員「ボンクラ」よばわり。
ただ、結果的には悲しいことに
見事に未来を見通した遺言だったわけですが。
三本の矢の兄弟の一人に
「吉川元春(きっかわもとはる)」
という武将がいます。
苗字が違うのは、長男が「毛利家」
次男の彼は中国地方の有力豪族「吉川家」を
継いだからであります。
その元春は中国地方で当時、勇将として
知られた「熊谷信直」の娘を
嫁にもらうことになったのです。
この娘と言うのがですね、
まあいわゆる「不美人」でこれまた
中国地方ではかなり有名だったらしく。
そんな「娘」を嫁にもらってくれた
元春に「熊谷信直」は大感激。
命の限り彼に尽くしまして
常に戦場で大活躍だったそうです。
子供を4男2女も作ったとか(妾とか無しで)
最初は、勇猛な武将を味方にしたいという
政略結婚だったのかもしれませんが
最後は相思相愛だったのでしょう。
そうでなければ6人も作れないよな。
いや〜。このお話が結構好きでしてね。
ゲーム「信長の野望」なんかで
「熊谷信直」を捕縛すると
必ず部下にしちゃいますよ。
げに凄きは親の愛。
************************
管理人モチーベーション維持のため
クリックしていただけますと助かります!
↓ ↓ ↓