「講談社文庫」より
「聖域」 篠田節子さんです。
<あらすぢ>
関わった者たちを破滅へ導くという
未完の原稿「聖域」。1人の文芸編集者が
偶然見つけるが、得体の知れぬ魅力を
秘めた世界へ引きずりこまれる。
この小説を完成させようと、失踪した
女流作家・水名川泉(みながわせん)の
行方を捜し求めるその男は、「聖域」の
舞台である東北へ辿りつく。
山本賞・直木賞受賞作家の長編サスペンス。
「神の領域」は存在するのか。かかわった
人間を破滅に導く未完の原稿。
失踪した女流作家。
<BOOK」データベース>
「サスペンス」??
・・サスペンス - suspense 不安感。 特に
映画や小説などで、観客や読者が危機的な
場面にはらはらする感情。
(はてなダイヤリーより)
これはサスペンスなのか?
ちょっと疑問に思った。
オタクにとってちょっと嬉しい?シーンがある。
主人公は27歳。文学に関する思い入れは
かなりあるが、ちょっと生意気な「編集者」。
そういう男はえてして「もてない男」という
設定だったりするが、ご他聞にもれず
彼も女性は不得手な男。そんな彼の部屋へ
たった一回だけ遊びに来た
唯一の女性(フリーライター)が登場する。
二人は、唯一の共通趣味を通して
ガゼンいい雰囲気になる。
彼女との幸せな3時間(無論、エッチは抜き)
何を見てすごしたかといえば
ビデオ鑑賞。しかも「押井守」カントクの
「天使のたまご」そして「迷宮物件」なのである!
そんなことが結構、物語にかかわってくるんだな。
角川ホラー文庫なんか
はじめからパスだけど
直木賞作家の小説でも読んでみたいな〜
なんていう「よい子」には
よろしいのではありませんか?
なんたって「直木賞」だし
「講談社文庫」収蔵ですから。
デキ(読み易さ)は「中の中」
しかし、面白さは?というと
もうちょっと下がるかも。
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