2007年10月02日

「火車」 宮部みゆき

上司から借りた本シリーズ
満を持して?登場
宮部みゆき さんの「火車(かしゃ)」です。

読書好きのなかで「宮部みゆき」の本は
ハズレがないとか聞いていた気もするけれど
なんかこれまでは縁がなかったPONです。

本人は「TVゲーム」なかでも
「DQ」や「FF」なんかが好きみたいで
自分でもジュブナイル小説みたいのを
書いていらした気がします。
そっちの方は、アニメ化もしていたかな??

火車【かしゃ】
火がもえている車。生前に悪事をした亡者をのせて地獄に
運ぶという。ひのくるま。仏教語

―自分の身に降りかかったことを、そういう形でしか
 外に向けて「清算」できない人間というのは
 いるんだよ・・

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あらすぢ
休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に
頼まれて彼の婚約者、関根彰子(しょうこ)の
行方を捜すことになった。自らの意思で失踪、
しかも徹底的に足取りを消して―なぜ彰子は
そこまでして自分の存在を消さねば
ならなかったのか?いったい彼女は何者なのか?
謎を解く鍵は、カード会社の犠牲ともいうべき
自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。
山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。
内容(「BOOK」データベースより)

この本の存在はなぜか知っていました。
「火車ぁ?」
昔、「たぬきの糸車」って話があったけども
たぬきと言えばカチカチ山だし、たぬき燃えるし
どうせ日本民話風のミステリーだろ?
なんて勝手に判断。
「火車」という題名に、特に惹かれるものが
なかったんでスルーしていたようです。
宮部様。失礼いたしました。

PONスコープでは上の下。
読みやすさはかなりのもの。

またまた警察官(刑事)が主人公の小説で
ここのところ、読むと心がささくれ立つ
警察官主人公が多すぎたので
心配していたのですが、この主人公には
安心してついてゆけました。
そらそうだな。この話で主人公が
悪徳警察官だったらもう絶対に
話に収拾がつきそうにないものw

「火車」って小説冒頭にもあるように
仏教用語で、大変おどろおどろしい意味が
あるようだけれども、それ以上に
我々が日常でよく使う
「家計はひのくるまだァ」の
「ひのくるま」だったんですね。
読んでみて納得。

表紙の絵も読む前は、陰気な絵だなぁ
くらいしか感想を持ちませんでしたが
読んだ後なら、なるほどこの絵が表現
したかったことが理解できます。

この小説が書かれたのは10年ほど前のこと。
その間に「サラ金」関係の法律も
多少は進歩があり、少々古く感じる
記述もありますが、そんなことが
この小説の面白さを損なうものではなく
ここで描かれる日本社会の本質は
ちっとも変っていません。

―怒りは感じていなかった。これまで、捜査にたずさわり
 こんなことは一度もなかった。ただの一度も。

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posted by PON at 21:00| ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 読書(ミステリ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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