出かけてまいりました。出張というからには
無論、お仕事だったわけですが
終日仕事なんで前日からの宿泊でいいよと
会社側は言ってくれたにも関わらず
私は宿泊を断り、日帰り扱いとしました。
ひとえに「寝台列車」に乗るため。
周囲や上司からは「バカだな〜」と
褒め言葉を頂戴しましたが
PONが乗ったのは寝台急行「銀河」
私鉄では今でも「急行」は盛んですが
JRは普通電車、快速、もしくはXXライナー、
そんで特急、新幹線・・というわけで
なぜか「急行」は風前のともしび。
しかも数少ない「急行」でありながら
「寝台」が付いているんですよ?
乗らない道理があろうか??
っつーか、急行銀河(東京―大阪)は
来春、ダイヤ改正で無くなってしまうんです。
しかも長年、鉄道といえば「東海道線」と「小田急線」
であったPONにとりまして、
急行銀河は憧れの列車でありました。
以下は、シュミの解かる方にだけ書きますけど
ブルートレイン(ブルトレ)全盛期の昭和53年
東京口の九州行きブルトレ編成は
すべて24系25型化となりまして
システマチックに輝いた反面、
そのお下がり車両を黙々と
使用することになった列車もありました。
そのひとつが銀河。
当時の銀河といえば
カマがEF58で、郵便・荷物車を次席に連結
しかも「あさかぜ」号のお下がり
「20系寝台」常備ですから〜。
毎日がスペシャル
毎日がジョイフルトレイン。
Everyday is special day!
スゴすぎ。当時の国鉄。
・・まあ、何が凄すぎなのか、シュミ人でない方には
解らないでしょうが。シュミなんてそんなもの。
あの時、乗る機会があれば良かったのだが。
今も昔も大阪には親戚も居ないし、
自営業の息子には大阪は無意味な場所。
たとえ行ったとしても新幹線だったでしょう。
そんなもん。うんうん。
で、わくわくしながら乗ったんですが。
銀河が最寄りの駅を発車するのが11時過ぎ!
仕方ないのでオフィスにひとり残って
列車の時間まで残業してましたよ。
我ながらなんだかな〜って
思いましたが。
待望の「急行銀河」はヘッドマークもなく
(何故か、昔から銀河号にはヘッドマークを
つけてくれないのです。JR&国鉄は・・)
EF65-1000番台+カニ24+客車5両
(A寝台1両+B寝台4両)
鉄道模型化するにはうってつけの「コンパクト」さ。
多分、現状での適正サイズなんでしょう。
実際、乗車率は50%位。(1号車はA寝台)
2号車から順番に予約が埋まってゆくようですが、
1階寝台はほぼ満席、2階寝台はちらほらでした。
PONが切符を買ったとき、窓口の兄ちゃんが
研修新人らしく、PONの要望も聞かずに
2階席にしてしまったので、まあいいかと
特にクレームもつけなかったんですが・・
結論からいえば子供さん以外はやっぱ
1階席の方がいいです。圧倒的に。
2階だと窓は無いし、昇降もめんどいし
下の階に気を使わんといけないし。
PONが乗車した時は、どうやら1階席の
客らしいおっさんが、通路にてステテコ姿の
着替え中。これがまたのろのろ、のろのろ。
おせえよ!っとイライラしいたら
車掌さんが気を利かせてくれて
空いている1階席に変更してくれました。
良かった良かった。
気合いの入ったB寝台表示
一部の豪華列車を除けば寝台列車に
往年の豪華さなど全く無く、
飯などすべて持ち込み。
まあその方がいいけどね。
高過ぎるもん。特に駅弁。最近調子のりすぎ。
金余りの団塊世代が、メディアに踊らされて
買ってくれるもんだから・・なんだよ?
3000円代の弁当って。
最低価格が1000円だもんよ。
っつーわけで健全なPONはコンビニで
事前購入した「発泡酒」と、スーパーで
安売りしていた売れ残り弁当でやんす。
(スーパーのバイトの野郎が箸を
入れ忘れたんで、弁当を手づかみで
食べたのはナイショだ!)
銀河号のテールサイン。ブルーが良い。
側面の表示板なんかバックが「黒」で
大阪行きと書いてある。シックなデザイン。
銀河号について。PONが乗ったのは
オハネフ25形でしたが、ほんと陳腐化したなあと。
これは廃止になっても仕方ない。
PONが寝台列車を素直に楽しめないくらい
大人(おっさんともいう)になったせいもあるけど
あんまりな居住性、あんまりなコスパのなさ。
(横浜市内→大阪市内で15,750円
内訳:乗8190円、急1260円、寝6300円
新幹線は指定席で12070円でした・・)
写真は洗面所
ここで一晩過ごして、翌日仕事をするのはキツイ。
わざわざ「寝台料金」を払う理由が見つからない。
リクライニングシートよりは、体勢を完璧に
横にすることができるってことだけで。
ああ、昔、秘密基地づくりが好きだった男の子には
イイかも知んないな。
富士やら、岐阜やら、大きな駅に止まるたびに
叩き起こされ、気がつけば5:30でした。
この「銀河号」、もっと真面目に?に走ったら
もっと早く大阪に着けるのですよ。本来は。
でもそれをやってしまうと、乗客は
朝の4時とか、ふざけた時間に
大阪に放り出されてしまうので
途中で時間調整しながらちんたら走るんですね。
おかげで、東海道線では各駅で
貨物列車にバンバン抜かれていました。
ブルトレの血が泣くなあ〜。
仕方がないけれども。
大阪到着7:18分。駅のホームでは
PONと年恰好が変わらない御仁が
複数名、盛んにフラッシュを焚いていました。
呆れるようにその光景を見つめる
大阪の満員電車内の通勤客達。
どうか見て見ないフリしてあげてください。
これは駅のホームにあった
「ICOCA」(西日本版スイカ)の
チャージ機。金を扱うにしては
なんかチャチイ機械だ。
翌日、仕事は順当にこなして
帰りは新幹線で帰りましたw
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