2007年12月16日

町の親方はコスモポリタン

弁当屋の話はまだまだ続く。

今日も、やってきた超お得意様。
それは現場仕事の人たち。
もっこり野郎20050205_0002_0000.jpg

彼らはホント上得意。
細かいことは気にしないし
(ご飯の量ではときどき気にすることがあるけどw
 いつだったか、おかずの餃子が一個足らなかった
 軽い口調でツッコまれたんで、次に来店されたとき
 増量して差し上げたらめちゃめちゃ嬉しそうに
 していたなあ)

きっぷもいい。
こっちも労働者であることを
充分解っていらっしゃるので
対応していて気持ちがいいのだ。

PONのホームグランドだった店舗は
住宅街だったので、そんなことはないが
たまにヘルプで入っていた
日×体育大学」前の店は
頼まれなくってもご飯大盛り(350g)
なのが普通だった。
あれ、なんだったんだろ。
会社のな指示か?
ひょっとしたら当時のヌシ(主婦店長)の
勝手な判断だったのかもしれない。
ちなみにご飯、普通盛りは250g。
普通の店では大盛り+60円増しだった
覚えがある。

ご飯を盛ったら、即ハカリに載せて
調整するのだが、最盛期の自分には
見た目と、手に乗せただけで
ご飯のグラムが判った。
当時、こんなワザなど自慢しようがなかったので
今更ながらここに自慢しておこう。

ime-jigohan.jpg
拾い物のイメージ写真

そうそう、上得意の「親方」の話。
親「ニイちゃん、この焼肉弁当ってブタ?」
P「はい。そうですが」
親「牛カルビって牛だもんなぁ」
P「はあ」
親「いやね、ウチで働いているガイジンさんなんだけど
  一人は「ウシ」がだめで、もう一人は「ブタ」が
  ダメ
でね」
P「?」
親「神様でさ〜」
P「おお」

現場の親方も大変だよなあ。
もうこのとき(16年くらい前)から
国際化の洗礼を真っ先に
受けていたんだなあと。
結局、カラアゲ弁当を買っていったと思う。

不思議な客も結構いた。
一週間に一回は必ず買いに来る
お得意さんなんだが
(近所の独身男だったんだろな)
彼が注文する弁当は必ず
「ナマづま焼き弁当」だった。
最後には慣れたけど
とまどうPONに先輩店員の主婦が
「生姜焼きのことよ」と
小さな声で教えてくれた記憶がある。

「生妻」ねえ・・ワザとか?

syouga.jpg
これは「しょうが焼き」弁当(イメージ)

当時、満を持して登場した新製品
「牛カルビ丼」のことを
「うしカルビ丼」と元気よく注文した
女性もいたがまだ可愛いもんだ。

近所の寄り合いがあるので
焼き肉弁当10人前
から揚げ弁当10人前

なんて注文があると
朝から張り切っちゃって。
フライパン2つを両手で扱って
同時に焼いてしまったこともある。

当時のジーパンとシューズは
油まみれだった。
いい思い出。

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ラベル:弁当屋
posted by PON at 21:00| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 想ひ出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする