うちの息子「ちびがるた」に、以前
誕生祝いに弟夫婦からもらった
プラレール基本セットを解禁した。
そろそろ、少しずつだがモノが判り始めてきた
ようだし、何より自分が遊んでみたかったからだ。
「春の磐越西線、C57ばんえつ号セット」
弟も、シブイ選択をするものである。
PONは、子供といえば新幹線だろ?と
500系新幹線セットを、よーく吟味した挙句
弟の子供(ちびがるたの従兄弟ですな)に
あげたんだが、うちのちびがるたの鉄道デビューは
いきなりエスエル「C57貴婦人」である。
PONよりは、あんまり鉄道に思い入れがない
弟だから、まあ(適当・・だとは思わないけれど)
キシャぽっぽだからいいかな?と思ったに違いない。
ちびがるたの愛車編成は以下の通り。
C57:1両、同テンダー車(石炭車)1両
12系客車:1両(ばんえつ号色)
昔のプラレールは結構いい加減で、
「似ていなくてもココロの目で見ろ!
これは超特急ヒカリ号なんだッ」
というおもちゃ設計者のメッセージを
かかえた車両も多く、色の塗り分けなんか
かなり適当だった。
鼻っ面とスカートが赤!で車体は真白
(窓枠の塗り分けもない)の「ヒカリ号」とか
窓枠は「153系」のようにどう見ても急行型なのに
オレンジと緑に塗り分けてるだけで
「湘南型電車」になってたり
成形色であるオレンジ!とシャシーが黒の「DD51」、
蒸気機関車の代名詞、デコイチ「D51」なんか
当時はテンダー車が最初からないんだもんなあ。
・・脱線しました。判る人にだけでOKです。この辺は。
C57の胴体部は蒸気機関車の中でも細く、
そのスマートさから「貴婦人」とマニアに呼称されて
いるのだが、それをプラレールで再現するとなると
ちょっと問題がある。あの細い胴体に、電池とモーターが
入らないのだ。多分、入れることは可能だろうが
そうなると、高いオモチャになってしまし、子供たちが
ガンガン遊ぶにしては精密すぎてしまうのだろう。
そこでプラレール開発陣が出した答えは
テンダー車(石炭車)に電池とモーターを搭載する
ことだった。
すごいね。それは鉄道模型(Nゲージ)に見られる
手法だよ。
細部にまで「色」が指してある。C57.
さて、それでは試運転、と最新の電池を入れた
はずなのに、なぜか全然動かない。
車両を欲しがってうーうー言う息子の手をさえぎり
分解してみたところ、まあかみ合わせというか
接触不良だったようでスグに動き出して事なきを得た。
こういう時、親父もコドモだといいよな。
昔なら、おもちゃ屋に乗り込むところだ。
それにしても機関車すら置いてって、テンダー車だけが
走ってゆく姿を、「ちびがるた」は不思議と感じただろうか?
まだわかんないようだな。
単純な小判型エンドレスにトンネルと
田舎の駅があるだけ。さっさと組み上げて完成。
最初は、ぐるぐる回るプラレールを
不思議そうに眺めていたが
やっぱり触りたくなるのが人情(赤ちゃん情?)
そのうちゴジラのように線路からワシっと
車両を掴むやガシガシ、床にこすり付けながら
遊び始めた。
昔のプラレールは先頭車両にモーターが
組み込まれていて、子供がそんな遊びをしたら
すぐモーターがイカレてしまう。
分解して更にスゴイなと思ったのは
このモーター車両(テンダー車)。
スイッチをOFFにすると、車で言えば
ギヤが自動でニュートラルになって
モーターに負担がかからない!のである。
昔と違って、ホント「鉄道」や「プラレール」が
大好きな人間が、おもちゃメーカーで「開発課長」やら
「部長」やらをやる時代になったんだね。
後方パース。機関車、テンダー車、客車
かくいう自分も、人生最初のころにGETした
プラレールを何台かオシャカにしている。
きれいに残しておけば、今頃プラレールの
「ビンテージもん」としてその筋のマニアに
高く売れたことだろうに、と思いながらも、
こわしてこそ華、子供が遊んでこそのオモチャだとも
思うのである。
だからいっぱい遊びなさい。
連結器が壊れたら直すくらいのことは
俺の親父の時代とは違ってそのくらい
簡単にやってあげられるからさ。
でも、脱線状態が元に戻せないからといって
投げるのは禁止。
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ラベル:プラレール