書かれていたもの。
ようやく隣国のボスが入れ替わり、少しは
理性ある会話によって両国間で前進が
期待できそうになってまいりましたが。
非常に含蓄に富んでいると思いまして
全文転載アップさせていただきます。
ぺこり。
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「対韓外交へのヒント―にんにく戦争」
99年に中韓間でおこった”にんにく戦争”を
ご存じだろうか?
事のいきさつはこうである。
99年に中国産の安価な、にんにくが韓国市場に大量に
流入し、これによって韓国のにんにく農家が大打撃を受け、
農家は政府に圧力をかけ始めた。
その結果韓国政府は、中国に対し韓国のにんにく農家の
怒りを代弁する形でセーフガードを発動、中国産にんにくの
関税を約30%から300%に引き上げた。
もし中国の立場が日本だったらどうだろう?
「韓国側も怒っているし、相手農家の感情に配慮して、
にんにくの輸出をやめるか自主規制しよう」と
なるのではないだろうか?
しかし韓国の扱い方がわかっている、中国は違う。
すぐさま韓国から中国に輸出されている工業製品のうち、
携帯電話・自動車・ポリエチレンの輸入停止措置で
報復(しかえし)したのである。
「韓国がカンカンに怒っているのに仕返しなんか
したらダメだよ、しかえし合戦になっちゃうよ」と
日本ならかんがえてしまいそうだが、中国には冷静な
読みがあった。
韓国の貿易構造は、日本から高度な工作機械と
部品を購入してある程度まで国内で組みたて、
その半製品を労働コストの安い中国に進出した
韓国企業に輸出して、そこで最終組みたてをして
アメリカ・日本などの市場に輸出するという
中間加工貿易といえる。
結局韓国は、
高度な部品・工作機械の調達先としての日本と、
組み立て地・製品市場としての中国の
2ヶ国無しには生きられないのだ。
実際、当時(2000年)のデータをみると
韓国の貿易黒字のうち半分は中国から稼ぎ出したものだ。
中国は「韓国は自分たちとけんかできない。
すれば破滅するのは韓国のほうだ。だから
必ず韓国は譲歩する。」と、事実を冷静に
見切っていたからこそ、韓国の中国産にんにくへの
関税引き上げに対して、韓国製工業製品の
輸入差止め策にうって出たといえる。
この策は当然ながらバッチリ決まる。
たとえ韓国がさらなる報復として中国産にんにくを
全面輸入差し止めにしたとしても被害額は1500万ドル。
これに対して韓国製工業製品の中国の輸入差止めで、
韓国企業が被る損害予想は5億ドル。
勝負は明らかだった。韓国企業は推定で
総額1億ドルの実損害を受け、韓国政府は
中国産にんにくへの関税を約300%から、
2万トンまで以前の30%に引き下げるという
屈辱的な譲歩を受け入れたのだった。
「自国の貿易黒字の半分をかせがせてもらう国とは、
けんかできるはずがない」と考えるのが
普通の国の外交だが、感情外交の韓国にはそれが出来ない。
韓国政府は、にんにく農家の圧力に屈し
中国相手に床にねころんで、
手足をバタバタやってみた。
しかし中国から返ってきたのは、1億ドルの損失
というげんこつだった。以後、にんにくの話題が
中韓間の深刻な外交問題とは、なっていない。
対韓外交で、日本がやるべきことの答えについて、
多くの示唆に富んではいないだろうか。
というか、もうずっと以前に答えは出ているのだが。
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外交ってのは「100言って1つ実現すればいい世界」
なことはシロウトの自分にも理解できます。
外交に限っていえば自分を曲げてまで「紳士」であること
は決して美徳ではない。
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