2008年05月16日

船場吉兆:料理使い回し 反省なき背信

船場吉兆:料理使い回し 反省なき背信 
消費者「もう行かない」

 老舗料亭が経営する店舗でまた不祥事が発覚した。7日
明るみに出た船場吉兆博多店と天神店、心斎橋店(大阪市)
での料理の使い回しは、開店当初からの慣行で、当時の社長
自身の指示だったという。行政機関にも虚偽の説明をする
構図は、昨年秋に表示期限の偽装が発覚した際とまったく
同じ。「今度こそ立ち直ったと思っていたが…」。消費者は
繰り返される“食の不信”にあきれ返った。

◇調査4日後に虚偽判明
 今月2日、船場吉兆本店(大阪市)が客の食べ残し分を
使い回していた問題が報じられた際、博多店は福岡市に
「ここではありません」と否定した。翌日、市が立ち入り
調査をした際も、店側は同じ説明を繰り返したが、わずか
4日後に虚偽だったことが分かった。

 市食品安全推進課によると、7日正午前に博多店から
「使い回しが内部調査で分かった」と博多保健所に電話があり、
店の関係者が報告書を持参した。ところが、使い回しをした
時期や頻度などが書かれておらず、市は再度報告するよう
命じたという。同課の藤本正典課長は「報告内容が変わる
可能性があり、現段階ではコメントできない」と苦り切った
様子。「事実関係が分かった時点で厳重注意する」と語った。

 一方、店が入る商業施設の運営会社も今月2日に問い合わせ
をしたが、否定され7日朝になって報告があったという。店舗
の早期再開に協力してきた担当者は「信用していたのに残念。
そんなことまでやっていたのかと驚いている」とあぜんとした。

◇命令は絶対、料理長釈明
 船場吉兆博多店の河合元子店長と前村政紀料理長は7日夜、
同店で会見。昨年11月に閉鎖した天神店でも料理の使い回し
があったことを認め、深々と頭を下げた。

 河合店長によると、大阪で使い回しが発覚した今月2日、
自ら調理場のスタッフ1人に確認したが否定された。この時
不在だった前村料理長が3日に再度、確認したところ、
調理場のスタッフが湯木正徳・前社長の指示で使い回しをして
いたことを認めたという。

 前村料理長は「(前社長は)雲の上のような方で、
おっしゃることがすべてだった。吉兆で育つ中で洗脳のような
ものもあったと思う」と釈明した。

◇ショックやね−−消費者
 博多店が入る商業施設内の同じフロアにいた福岡市内の
男性(35)は「(偽装問題の発覚後に閉鎖した)天神店に
行ったことがある。ショックやね、残念やね」と驚いた様子。
「食べる分には火が通っているから分からない。やっと
立ち直ったところなのに、これで店はなくなるかな。
もう行こうとは思わない」とあきれ顔だった。

 近くを通りかかった男性会社員(48)は2年前と
5年前に2度、訪れたという。「懐石料理を食べたが、
おいしくていいなぁと思っていた。値段が高いから、ちゃんと
したものを出してくれていると思って、安心していたのに」と
話した。

毎日新聞 2008年5月8日 西部朝刊

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料理の神様だかが創めた「権威」ある老舗らしいけれど
まあ、終わりですね。
どうやらこの「吉兆」ってやつは、「吉兆」という
ブランドだけを管理する会社があるらしく、
料理の神様の子孫達だけが、管理のもと「XX吉兆」と
名乗り、それぞれが独立して運営しているのだそう。
その存在もどうでもいいが、心底どうでもいい。

「もったいない」・・国連で、この日本語を知り
非常に素晴らしい概念だ!と、一大ムーヴメントに
仕立てあげようとしていたアフリカの女性がいたけれども
吉兆もそれに賛同したんだろう。

「手をつけなかった」のと「食べ残した」のは
違うんだそうだ。お客が「手をつけない」「食べ残す」
程度の料理しか出せないなら、店たたんだ方がマシだよ。
ホント。それにあの有名になったボソボソフォローママは、
またふざけた謝罪会見してたけれど。



日本の食料自給率が4割。
輸入した食料の4割は捨てられているとか聞く。
誠にもったいない話だ。
そんなに食材の浪費を「もったいなく」思うならば、
もう、お店の存在そのものを無くすべきだよね。
えころじー。

ああ、お腹すいた。

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posted by PON at 21:00| ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 記事(怒) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする