2008年06月21日

PC−386 エプソン

先日、さらばログインってことで
休刊追悼記事を書きました
が、今に至る
PONの精神世界の根幹を形成することになった
知識群wは、この機械から入ってきました。
正確にいえば、当時PC8801で発売された
ゲームの世界観を勉強しながら育ちましたよ。

信長の野望=戦国史
大戦略=現代軍事
エロゲーム=エロ

こっからは、パソコン青年のなれの果てである
オヤジの繰り言が続きます。

PONは学生になってから、やっとPC98(互換機)
を手にいれながら、卒業と同時にパソコンそのもの
から遠ざかった時期があります。

386.jpg
エプソン386(9801互換機)

世間ではまだまだ「オーエス」って何?という時代に、
ただ「ゲーム」だけのために、マウスやハードディスク
(HDD)など、今なら当たり前の機器を導入していた
ので、その後のウィンドウズ旋風による、パソコン普及化
洗礼時にも、PONは割り合い安易にパソコンに戻って
くることはできました。

150メガバイト(MB)の外付HDDが学校の生協で
破格値「¥19800」だったときは即購入したもんです
(その後1ヵ月のメシは超悲惨)

かなりアバウトに書きますが、1メガバイトって奴は
5インチ!フロッピーディスク(FD)1枚分の容量。
当時のゲームは、大作になりますとそのFD5〜6枚
になりまして、150メガバイトと言えば、FDで
150枚に相当します。しかも、更にその1〜2年前の
話ですが、HDDに容量をもっと求めるならば、
1メガバイト増あたり1万円!なんて時代もあったんです。
150MB=¥19800が、いかに破格値だったか
おわかりいただけますかw

USB規格なんて当然ありません。まだRS−232C
ケーブルですよ。(USB規格の導入もパソコンが
庶民普及の起爆剤になりました・・)
もしHDDを操りたければ、アイコンなんてないので
コマンド呼び出しです。

そして究極なのは・・なんかの「はずみ」でPC動作中に
電源OFFになりようものなら
・・
「ガリッ」とか内部で音がしたらもう最後です。
パーっす。全部。そして大抵は永遠に復旧しません。
「ガラスの10代」がなんだってんだ!
PONなんて「ガラスのHDD」に青春をかなり
相当、苦しめられたのであります。

これに近い苦行といえば、皆さんおなじみ
FCのドラクエでのバッテリーバックアップが
ありますが、あれはまだいい、データクラッシュだけで
済むから。HDDはガリッと音がしたら、もう
うんともスンとも言わなくなります。
一瞬で¥19800が・・嗚呼。
金返せ!バ×ァロー!東京D力!

ですから、それを知っているPONにはHDDが
モバイルパソコンはもとより、車のカーナビや家庭用
ゲーム機器、AV機器にまで組み込まれているのを
見るにつけ、世のHDD開発技術者のご苦労を思い、
隔世の感があるわけです。

ちなみに、もう実用性はあんまりないけどと思いながらも
PONが今持ち歩いています、私用フラッシュメモリでも
256MBですよ。

コマンド入力でダマシ騙し、なんとか使用していた
PONのところに、ある頃、雑誌情報が。
これからはWindows95の時代が来ると。
しかもこいつに慣れてしまうと、パソコンは
バラ色の世界なのだそうだ。
しかし、PONが当時使用していたマシンに
Windowsとやらを搭載するとなると、まずは
Windowsそのものに、数万円払わねばならないらしい。
これはまあ置いておくとしても
現在の愛機のスペックはしょぼすぎることが判明。
ヤレ、メモリをいくつ増設しなければならないとか
HDDはXXMB以上なければならない・・など
そのたんびに、数万円単位で金が出てゆく計算。
大げさかもしれないが、今まで通勤に使用していた
「原付」を急遽、4人乗りに改造しなければならない
イメージ。

やっとそれだけのバージョンアップをして、
Windows様をお迎えしても、決して「快適動作」とは
言い難く、まあ動くよ程度の性能。
だったら丸ごと買った方が早い、とは言うも、
当時のPCは格安ショップでも20万円でお釣りが
来るかどうか。パソコンが10万円を切るのは
「ソーテック」社の降臨を待たねばならない。
また、今にして思えば、それでも
あの「Windows95」であるw。
PONがパソコンに見切りをつけたのも当然と言えよう・・。

結局、PONがWndowsに戻ってきたのは
それから4年後。プログラマーとして第一歩を、
某ソフトハウスで踏み出した時に遭遇した
サーバー/ビジネスユース用「Windows NT」

Windows NTを「さくさく」動かす
パソコンを購入するのに、そのソフトハウスでは
40万円位かけてました(その頃はそれが当たり前で、
だからこそPCは一般人に、おいそれと手が届くシロモノ
ではなかったのでし)

まあそんなわけで、あの頃のパソコンとは、いろいろ
理由をつけては金をむしり取ろうとするバケモノであり、
貴重な金をつぎ込んだとしても、スグ陳腐化してまう。
今のように、中古品のDELL製デスクトップXP仕様を
「特に何も考えず」購入
しても、数年は何をせずとも
困ることはない・・というのは、素晴らしき時代なのです。
パソコンというものが「一部マニアのモノ」から
ようやく「家電製品」になったという証ですな。

あの頃のパソコンは説明書ひとつからして、
開発技術者がそのまま記述した様なのばっかりで
「理解できないのは、ユーザーが馬鹿なんだ」
的スタンスで、読めば読むほど腹が立ったものです。

今でもNECブランドは愛憎半ば、どちらかと
言えば、金ばっかり請求する嫌なイメージが多いです。
(もっとも自分があこがれのPC98を購入したのは
 エプソン製98互換機のPC386でしたが)
・・PC−8801とそのゲームの繰り言を
述べるつもりでしたが、それてしまいました。
88(はちはち)のことは、また次回。



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posted by PON at 21:00| ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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