2008年07月11日

「20世紀少年」 浦沢直樹

「20世紀少年」

浦沢直樹氏といえば、「YAWARA!」とか
「マスターキートン」でおなじみ。PONも好きな
漫画家だ。その彼の作品「20世紀少年」。
最近、最終回を迎えたらしい。

以下は、廃刊した雑誌「噂の真相」の後継紙を
自認する「サイゾー」という雑誌の「WEB」記事から。
「20世紀少年」に関しては自分もうすうす感じて
いたんだけれど、やっぱ同じ考えをする人は多かった
んだなあ・・と。特に伊集院光氏の感想は秀逸。禿同。

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 最終回でようやく明かされた黒幕「ともだち」の
正体は、1巻の同窓会シーンで名前が出た程度のまったく
なじみのない存在だった。また、
「『ともだちは・友力・を使う』とか、どうなったの?」
「理科室の第5の人はなんだったの?」
「なんでもカンナの超能力で片付けられてしまう」など、
細かな矛盾点に対する指摘も多く、伊集院光も自身の
ラジオ番組で、「収拾つかなくなって、広げた荷物を
大八車にぶっこんで夜逃げしたみたいなラストだな!
だいたい『MONSTER』もひどかった!!」と、グチを
こぼしていたほどだ。
 そう、思えば、第3回手塚治虫文化賞マンガ大賞を
受賞した『MONSTER』(ビッグコミックオリジナル)も、
最初はスピード感があったのに、途中からは思わせ
ぶりな引き延ばしが続き、尻すぼみになっていった。

「『20世紀少年』の連載がスタートすると、連載中の
『MONSTER』がトーンダウンしました。また、『20世紀少年』
連載の途中で『PLUTO』がスタートすると、やっぱり
『20世紀少年』がトーンダウン……。これは本人が
飽きちゃったのでは、などとと言われてますけど」と、
あるマンガ編集者は言う

http://www.cyzo.com/2007/10/post_82.html

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もっともね、「20世紀少年」なんて、子供の他愛もない
「よげんの書」から話がスタートする「コートームケー」な
SFチック与太マンガなわけだから。
存在そのものが、子供の作り話をリアルに漫画化した
とも言えて、あそこがおかしい、この伏線は結局何だったの?
と目くじらをたてることが、やっぱおかしいんだろう。
「桃太郎が桃から生まれるなんて生物学的にまちがっとる!
 だから桃太郎はダサクだ!」と言い切るようなもんかな。
目くじらたてる人たちの気持ちも「よーく」分かるけども。

次回はどうなるんだろう、早く連載再開しないかな、
来週はいよいよ最終回だ!と読者をワクワクさせた
時点で、浦沢直樹氏の仕事の9割は終わり。彼の勝ち。
一応、完結させただけでもプロだよね。書きっぱなしの
まま消息不明になる漫画なんていくらでもあるし。
(永井豪作品とか石ノ森章太郎作品とか)

自分は、浦沢直樹氏の漫画は「YAWARA!」で
ハマり、「マスターキートン」から「パイナップル
アーミー」へと遡ってハマったクチ。当時は馬鹿学生
だったんで、マンガ信者にありがちな作品全部の
コンプリートを図り、ひとり悦に入っていたものだが。
そんな私も、あのテニス漫画「Happy!」の連載
開始した時点で、浦沢作品を買わなくなった。
なんかもう・・
おしんバリに環境は恵まれないが才能はあって
可愛いいヒロイン、お嬢様タイプのライバル兼いじめ役、
気のいいヤツだがヒロインを救う実権限は全くない
恋人候補の男・・それに加えて「スポーツ」マンガでしょ?
ああ、またこのパターンで金を絞り取るつもりだな

小学館わ!

と、いい加減辟易してしまったんです。
その辺はさすがの自分もやっと学習したなあ、と
ホッとしていたのもつかの間・・実は「MONSTER」には
結局悪癖がでてですね〜。
いや、言い訳すると「マスターキートン」の長い話だろ?
要わ!と思ったもんで。これなら期待できる・・と。
ですが、やっぱこれももういい加減勘弁してくれやと。
キャラも話も全然解んなくなってきていたし。

>本人が飽きちゃったのでは、
とあるけど読者だって飽きちゃうよ。



ってなわけで、今は「PLUTO」ですな。
さすがにこれは買ってません。
浦沢作品は連載終了後のまとめ読みINマンガ喫茶が
一番という、個人的な感想でひとつ。



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posted by PON at 21:00| ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする