2008年09月30日

嘆きの天使(1930年版)

「悪りーね 悪りーね、
 ワリーネデートリッヒ」
とテレビで連呼したのは小松政夫さんだったか
伊東四朗さんだったか(古)
いきなり飛ばしましたが、この映画、ヒロイン、
ローラをマリーネデートリッヒが演じております。
この映画も嫁さんが借りてきたモノ。

「嘆きの天使」(Der blaue Engel)は1930年の
ドイツ映画。ハインリヒ・マンの原作を、ドイツに
渡ったジョセフ・フォン・スタンバーグが監督した
らしい。だってそう書いてあったのだ。
どこかのHPで。ちなみに白黒映画です。

あらすぢ
ドイツの小説ハインリッヒ・マンの小説
『ムーラット教授』の映画化。主人公はドイツの
寄宿舎学校の謹厳実直な教授。彼は文学にだけ
身を捧げ、酒とタバコが人間を堕落させ引き寄せ
られる生徒はクズだと信じて疑わない人物。
町には「嘆きの天使」という居酒屋(今でいうラン
パブみたいなもの?)があり、そこにローラ
(マリーネデートリッヒ)というセクシーな歌姫が
現われ、学生の評判になった。
 教授はそんないかがわしい場所に学生が出入り
していることを察知。バカな学生に説教するよりも
そんないかがわしい居酒屋を経営する無学な連中に
説教してやろう(という大義名分のもと、実は歌姫に
あってみたかったようだ)と乗り込む。案の定、そこ
には教え子が居合せ、教授は逃げる彼らを追って
楽屋へ、そこで逢ったのが歌姫ローラだった・・

************************

 結局、教授は酔いつぶれて彼女の寝室に泊まり、
いつしかそれは学校中の噂となった。教授は学校を
辞職し、何故か責任を取ってローラと結婚!する。
・・が、ローラが俗世間の象徴なら、
教授はインテリの手先。住む世界が根本的に違う。
 教授は落ちるとこまで落ちぶれ、静かに狂っていった。
かつて自分が親しんできた「文学」の中の女性、とは
まるでちがうローラの言動に、キレてしまった教授が
彼女の首を絞めるシーンがある。

教授役のエミール・ヤニングスの目がマジ怖かった。
あのシーンは、役者がノッてしまって本気で首を
絞めかけ、撮影現場は騒然としたらしい。もう78年
程前の話になるが。

1959年にリメイクしたらしい。
こちらの教授役は「クルト・ユンゲルス」さん。
「眼下の敵」の独逸Uボート艦長役で有名。
あのゲルマンのような、鋭く狂気がかった目で
女に狂われたらそれはそれでスゲーかも。

らしい、らしいで申し訳ないが、ホント
伝聞でしか書けないくらい、この映画のことは
知識不足だったので。
ここに詳しいです

なんかね、教授がアメリカにおけるナード、
日本のオタクだとしてさ、二次元キャラしか
愛せない男性が、何かのはずみで、
「あばずれ」と、まあ要は「コギャル」くずれと
結婚してしまったと思ってくんなせい。
その先に何が待っているか。そんな映画。

しかし、映画が発明されて100年以上経つらしい
けれど、もうこういった人の内面を描いた作品
っていうのは出揃っていたんだな。
それにまずビックリだった。

マリーネデートリッヒは、役柄とはいえ、
夜の世界の女、ショービズ界の跳んでいる女を
演じており、その「おみ足」を惜しげもなく
披露している。

たぶん、大人の女性が、ひと前でひざより上を
少しでも見せようものなら、市民運動のオバはん
なんか余裕で卒倒してしまうような、そんな牧歌的時代
だったのかも。そんな当時としては、目に刺激すぎる姿
だったんだろう。
今見ると、ごくフツーのいで立ちであるが。
現代日本のキャミ姿とかの方がよほど過激。

しかし、あのローラは何故結婚の承諾をしたんだろうか。
(しないと別の映画になってしまうけど・・)
ローラの生きている、ガサツで猥雑な世界では
決して出会うことのない種類の男(教授)に
惹かれてしまったとか。それとも面白半分?

おんなは謎であります。



「嘆きの天使」
Der blaue Engel
監督 ジョセフ・フォン・スタンバーグ
製作 エリッヒ・ポマー
脚本 ロベルト・リーブマン
出演者 マレーネ・ディートリッヒ
エミール・ヤニングス
クルト・ゲロン
ローザ・ヴァレッティ

音楽 フリードリッヒ・ホレンダー
撮影 ギュンター・リター
公開 1930年4月1日 ドイツ
上映時間 99分
製作国 ドイツ
言語 ドイツ語

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2008年09月29日

宇宙清掃会社 サルベージ・ワン

「宇宙清掃会社 サルベージ・ワン」

これは、日曜の午後、裏ぶれた時間帯に
東京12チャンネルで放映されていた映画。
全然メジャーではないんだけれど、とても印象に
残っているのでご紹介させていただきまする。

あらすぢ
「ジェッティスン・スクラップ・アンド・サルベージ」
という、今でいう産廃屋を経営する主人公ハリーの
突飛な商売を描く。彼はTVのニュースをヒントに
とてつもない事を思いついた。それは、これまでの
宇宙探検で月面に残されてきたNASAの精密機器を
「サルベージ」することだった。

詳しくはこちらのHPにて

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当然のことながら、資本も技術も人材も無い産廃屋の
親父にそんなことが可能なのか? 誰もが思うところ
だが、はっきりってSFというよりもファンタジーとして
そんなバカな!といいながら楽しむが筋。

ウォルト・ディズニーも面白い話を作る上での鉄則を
述べています。ナンセンスと言われようとも、
どんなにバカげていても「筋」(理屈)だけは
通して話を作れば観客は納得すると。
(カトゥーンの作画法としてだけども。例えば
 「夢中」になって本を読んでいるキャラが崖の縁まで
 到達しても「本人が気がつくまでの間」なら、
 数歩くらい空中を歩いてしまっても「仕方ない」のだ)

たとえが判りにくくなってしまったけれど、
要するに、主人公ハリーが、月旅行を実現するまでの
難問の数々に対する対処法とは、すべて「町のアイデア
マンの誇大妄想」レベルなのだが、だから面白いのだ。
そこがSFではなくってもはやファンタジーなのですよ。

そもそもは豪華なテレビスペシャルだったんでしょう。
それでもこれだけ楽しめたのだから、当時のアメリカ
のドラマのシナリオライターの層の厚いこと。

PONが覚えているのは・・いろいろあって、世界中が
見守る中、サルベージ社の回収宇宙船(サルベージ・ワン)
は、ついに大気圏突入することになる。そのための計算、
軌道誘導は、これまたサルベージ社お得意の、
なければ融通を利かせれば良いのだッ!戦法で
なんとNASAのコンピュータに”ハッキング”
(1970年代の映画ですよ)して使用していたのだが
いよいよ、という時に問題が発生した。
肝心なときに宇宙船の軌道計算コンピュータが
使用できなくなってしまったのだ。

原因は、NASAの係員が、サルベージ社の苦闘を
知らないで(当然だが)、今でいうサーバールームの
電源を落してしまったから。

全世界が注目。民間独力の宇宙行。ここまで来たら
アメリカの民力を世界中に知らしめるためにも
成功してもらわなければならない。
あれほど、サルベージ社をバカにして、非協力的だった
役人や政治家どもは、昔のいきさつなどとうに忘れ、
次の展開をテレビ中継で見守っていた。

それなのに・・なんで、次の作業に移らない?
みなが不思議に思っていた時、
サルベージ社の社長は、政府に言う。
「実はコンピュータが使えなくなってしまって・・」

え?なに?うち(NASA)のコンピュータ
使ってたの?もっと早く言ってくれればいいのに!
貸しましょう。貸しましょう。喜んで。
と、官民の立場を越えて、NASAのエンジニアは、
最後の最後に、やっと全面協力してくれる。

「もっと早く言ってくれればいいのに!」なんて
あとからいう奴に限って、一番必要な時に
協力してくれなかったりするんだよな〜と
子供ながらに思った。
NASAの連中も調子が良すぎ。
その反面、宇宙に関してはプロ集団の彼らが
やっと重い腰を上げてくれたのだから、
信頼度も大幅アップ。観ている方もロコツな
少年ジャンプ方式。いわゆる強敵(友)が
急に味方になってくれたようで非常に頼もしく
思えたり。

ほんとアメリケンフロンティアスピリッツ
を剛速球でで描いたハッピーエンドだった。
「健全なる」アメリカ社会の善意、子供っぽさ
を無条件で映画化。観る方もそのまま信じてしまい
そうな・・。いい時代だったのかも。

監督 リー・フィリップス
出演 アンディ・グリフィス
   リチャード・ジェッケル 他

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ネタばれ
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2008年09月28日

チューチュートレイン

「チューチュートレイン」

先日、電車の中で外国人のママさんが
うちのちびすけとそんなに変わらない
小さな息子に「チューチュートレイン」
と言ってた。

「チューチュートレイン
(Choo Choo Train)」
といえば、古くは「ZOO」のそして
「EXILE」の曲。スキー場であの十手観音像
みたいな踊りが思い出されるYO

そういえば「Choo Choo」ってナニ?
そう思って調べてみた。↓
Choo Choo Train

日本語でいえば「汽車ぽっぽ」の「ぽっぽ」
のことらしい。スチームロコモービルの蒸気、
あの「しゅーー」ってことなんだ。

PONの学生時代、ほんの一瞬だけ
「ウインタースポーツ」にハマった時期がある。
と言っても、スノボではなく専ら「スキー」
だったし、PON自身の腕前だってボーゲン
脱出するかしないか・・程度ではあるが。

懐かしいなあ。
この「Choo Choo Train」でしょ?
「恋人はサンタクロース」
「DEPARTURES」
「ゲレンデが溶けるほど恋したい」(恥)

あの頃は、ウインタースポーツといえば「スキー」
以外考えられなかった。
簡単に日帰りができるんで「ガーラ湯沢」とか。
いろんなトコ行きたくても金はないので
格安深夜バスで山形蔵王へ強行軍とかね。

うちの家族も連れて行ってあげたいが
嫁さん、基本的にアウトドア志向の癖に
何故か、ウィンタースポーツ系はダメらしいから。
理由?
寒いから



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2008年09月27日

ファイブ・スター・ストーリーズ(漫画)

「ファイブ・スター・ストーリーズ」(FSS)

永野護氏のもはや「ライフワーク」漫画。
かつて映画化されて地方都市の映画館まで
PONが見に行ったのは、たしか高校生のとき
だから・・もう何年よ?

<あらすぢ>
本気で書き出すと長いのだが(苦笑)
4つの恒星系から成り、科学文明がその頂点を
過ぎて衰退を始めている世界
「ジョーカー太陽星団」を舞台に、
光の神・天照(アマテラス)とその妻である
人工生命体ファティマ・ラキシス、そして
ファティマと共に最強の戦闘兵器モーターヘッド
(MH)を駆る戦闘人間ヘッドライナー(騎士)達の、
数千年に及ぶ光と影の歴史が描かれていく。

この漫画の嬉しいところは
「重戦機エルガイム」のイメージが
バックボーンにあるということ。
後発ながら
アニメ「機動戦士ガンダム」に対して
ガンダム原作者のひとり「安彦良和」氏が
自らが描く、漫画「ジ・オリジン版」のように
アニメでは表現できない設定を
コミックであえて再表現する試みに近い。

アニメ「エルガイム」も80年代アニメとして
ひたすら判りやすく、万人に判るように・・と
あえて表現しなかった細かい設定(だけを)を
全面に押し出したコミック、それが「FSS」
なのだ(・・と思うよ)

途中まではついていったんだけども。一生懸命。
でももう待てなくなっちゃった。
長いよ。コミック1巻が出るのに1年以上。
思わせぶりな伏線の数々。もう忘れちゃうってのw

<以下ネタバレ>
いまでも好きなエピソードは結構あります。
適当に書き散らします。マニアの方はあんまり
突っ込まないでくんなせえ。資料性ありません。
モーターヘッド(MH)とは要はモビルスーツのこと。

・主人公アマテラスの親衛隊にして星団最強の騎士団
 東方幻影騎士団の主力MH、レッドミラージュ
 47体が一度だけ惑星に勢ぞろいする時があったのだが
 一騎だけ立つこともできないミラージュがいたコト。
(MHは乗るヒトを選び、凡俗な人間には決して
 扱えない。レーザービームを剣で跳ね返すような
 SWのジェダイみたいなバケモンにしか乗れないのだ。
 にも関わらず、最強騎士団に名を連ねる一人に
 名前は忘れたがなぜか「ピエロ」がいまして、
 その彼用にMH一台用意してしまったのが真相。
 彼がミラージュ騎士団にいるのはダテじゃない!と
 思っていたら本当にダテだったという話。
 MH一台の建設費、維持費、その戦闘力は、本来
 エヴァンゲリオン並みに国がひとつ傾くらしいのだが)

・MH黒騎士バッシュとそのファティマである
 エストは星団でも有数のMHと言われるが、実は
 「流れ」のMHで歴代主人(=搭乗者)も自分たちで
 選ぶらしい。その何代目かに、何を間違ったか、かつての
 ザコキャラ(デコース・ワイズメル)が選ばれ、それなりに
 名を上げたコト。ガンダムでいえば、死んだと思っていた
 ジーンあたりが、いつの間にかZガンダムで、ヤザン格
 になっていた・・ そんな感じでわかる方にはわかって
 いただけるモノと信じます。

・アマテラスがやりたかったことは結局、昔話の名作
 「泣いたあかおに」のお話なんだと勝手に思ってる。
>4つの恒星系から成り、科学文明がその頂点を
>過ぎて衰退を始めている世界
であるからこそ、人の新たなる進化のため
「カツを入れる」べく、強烈な刺激を星団の人類に
与えようとしたのではないか。
強烈な刺激とは、自らが敢えて人類の強大な
「敵」になるコト。

「あおおに」がアマテラスとミラージュ騎士団なら
「あかおに」はコーラス3〜5世を中心とした
アンチアマテラスの反乱軍。コーラス王朝秘蔵のMHが
「ジュノーン」であり、アニメでいえば「エルガイム」
なんだな。だから、このマンガの象徴MH、アマテラスの
愛機である「ナイト・オブ・ゴールド」はアニメだと
「オージェ」なんじゃないの?同じ金ピカだし。

エルガイムでは描かれるはずもなかった、その辺の
群像劇、政治劇が、もう少しダイナミックに
描かれるのかな〜と期待していたのに、この10年
もうよくワカンナイ。
いずれはどこかで繋がるのかも知れないけれど、
本筋以外のところに細かく拘り過ぎにPONには思われ
もういいやとリタイヤした次第。

まあ、そんな訳で。
ファイブ・スター・ストーリーズでした。



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余談の余談
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2008年09月26日

エンタの神様

以前書いた奴が、倉庫の奥で腐ってたんで
お蔵だししておきます。
お題は「エンタについて」
内容は多少古びたけど、今もそんなに
変ってないな。

・・このあいだ、久々にみたけど
ホントにつまんなかった。
なんだよ「ヌーブラヤッホー」って。
どこで笑えってんだか。苦笑しか出ませんです。

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最近のエンタの神様は
もう終わったかな〜、というイメージが強い。
売れていない芸人に、無理矢理パターンを
押しつけ、生活周辺のあるあるネタを
連発させるだけ。

長井秀和」に始まって
だいたひかる
まちゃまちゃ
時間配分が優遇されている
桜塚やっくん」とかが
メインになるのかな。
んで、数分時間が空いたら
「自由だ〜」とか「バカテンポ」
が場を繋ぎ、とか。
その合間合間に収録済の
コントとか少々、先日結婚した
「小梅太夫」などがランダムで
続くわけです。

自分はだいたい
「桜塚やっくん」の頃に
チャンネルを変えて
再び戻ってこようと思っていても
他の番組や、自分の人生に
忙しくなってしまいw
気が付くと「エンタ」が終わってます。

っていいますか、しょっぱなに
「長井秀和」が来ると
まず間違いなくチャンネルを変えまして
そのまま終了というパターンも多いです。

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長井秀和・・
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2008年09月25日

カレーについて・・他

メリケンの原子力空母が入港しましたね。
前にこんな記事も書きましたけれど
ジョージ・ワシントン
日本に派遣された空母が「ジョージ・ブッシュ(パパバージョン)」
だったら、メリケンの考えもいよいよ解らなくなって来ますが。
でも「ワシントン」か・・メリケン建国の志を見習えとか
桜の木を切ったら正直に告白しなさいとか
日本に対する、そういう謎かけ?

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古くからやっている喫茶店ライクな店に
多々見られるのだが・・
カレーライスのワンディッシュに、
生野菜が入っているのってどうかと思う。
栄養のバランスは大事だけれども、そんなことすると、
せっかくのカレールウが「水っぽく」なってしまわないか?
意図がだ。

ワンディッシュといえば、学生時代にメリケンの
西海岸へ旅行に行ったことがある。(1992年頃の話)
むこうで留学していた友人に誘われ、向うの「デニーズ」に
行ったことがある。あんまり覚えていないのだけれど、
ひょっとしたら行った時はランチタイムだったのかも
しれないが、ざっくり言ってメインメニューには三種類
くらいしかなかった。ディッシュA、B、C、だ。
三人いたんで、そのA、B、Cをバラバラに頼んでみた。
すると、なんか全くおんなじように見えるディッシュが
三つ出てきた。「ライスのまわりになんかのフライ、
オニオンリングと 付け合わせ」でほぼ共通している。

間違ったのかな?と各人に与えられたディッシュを
よーく検討してみると・・違った。
こっちは付け合わせがミックスベジタブルだが、
こっちは皮つきポテイト
一方は、白身フライだけどもう一方はハンバーグだったか?
といった「間違い探し」のような違い。
単に組み合わせが違うだけ。それもワンディッシュ。
その合理的というか、単純さに苦笑した。
フランス人が馬鹿にするわけだなこりゃ。
(ついでにメニューに「アイスコーヒー」を探したら、
 友人に笑われた)
その点、同じデニーズでも日本のデニーズは違うし。
ラーメンからとんかつ御膳、お子様ランチまであるからね。
不思議なところが凝り性だ。国民性。

その足で、ガソリンスタンドにも行った。そこは事務所が、
小コンビニスペースになっていて、今でこそ日本でも
ガソリンスタンドにドトールコーヒーまで併設して
るところもあるが、当時はビックリしたものだ。
事務所には観音開き(むこうではそうは呼ばないだろう
けれど)の大型冷蔵庫が3台も有ったが、各冷蔵庫
は大きく分けて、「コーラ(ファンタ)系」炭酸ドリンク、
「ミネラルウォーター」それと「スポーツドリンク系」の
3系統!しか置いていない。でも3つの冷蔵庫はすべて商品で
埋まっている。メーカーが違うか、飲料の色が違うだけなのだ。
いいのかそれで?メリケン人。またまたびっくりした。

日本だったら、コーラ、ミネラルウォーターは無論のこと
お茶、ウーロン茶、アイスコーヒー、紅茶、オロC
外国人には何だかわからないだろう、健康ドリンクなんて
のも売っていたり。これは全部、日本のメーカーが
消費者に目を向けてもらうために(甘やかした?)
結果の産物。自分も含めてこれだけ多様化に慣らされて
しまうと、もう元には戻れないよな。

いつの時間、どんな季節でも、安定して安く、商品が
陳列している、それが「当り前」であるという状態は
実は非常におかしなことだったんだな。
安価の安定供給は、生きてゆく上で必要だけど
捨てるくらい(売れ残るくらい)食糧があふれている
というのは異常だ。
食料自給率が40%代だってのに、実際に消費されるのは
75%、35%は捨てられてんだと。
デパチカの食糧、コンビニの弁当、おにぎり、パン、
ファーストフード、ホテルのパーティ会場・・
そりゃあ企業努力は必要だけども・・どうにかしてけろ
だな。

とりとめなく、なんのまとまりもなく終了。

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ラベル:カレー メリケン
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2008年09月24日

「シリウスの道」藤原伊織

「シリウスの道」 藤原伊織

「なにかを選べるだけで恵まれているさ。
 恵まれすぎてる。
 そういうことさえ、はなっから
 あきらめるしかねえ人間もいた」

あらすぢ
東京の大手広告代理店の営業部副部長・辰村祐介
は子供のころ大阪で育ち、明子、勝哉という二人
の幼馴染がいた。この三人の間には、決して人には
言えない、ある秘密があった。それは…。
月日は流れ、三人は連絡をとりあうこともなく、
別々の人生を歩んできた。しかし、今になって
明子のもとに何者からか、あの秘密をもとにした
脅迫状が届く!
いったい誰の仕業なのか?離ればなれになった
3人が25年前の「秘密」に操られ、吸い寄せられる
ように、運命の渦に巻き込まれる―。
著者が知悉する広告業界の内幕を描きつつ
展開する待望の最新長編ミステリー。
内容(「BOOK」データベースより)

************************

この「あらすぢ」ちょっと大げさ
特にこのヘン↓
運命の渦に巻き込まれる―。

ホンの脇役であるのだが、話中に「つまみ」が
ホットドックしかないボロな「バー」が出てくる。
この行を読むまですっかり忘れていたのだが
自分は以前も上司に借りて、藤原伊織さんの
テロリストのパラソル」を読んでいた。
テロリスト〜の主人公が生活の根城にしていた
のが、そのバーなのである。なんか嬉しい。
刑事くずれの気のいい?ヤクザである「浅井」も
健在。世界のクロスワールド。ガンダムとかで
たまに見られる手法。

前作「テロリストのパラソル」は、一筋縄でない
青春時代(過去)を持つ男二人が、奇妙な出会いをして
過去を清算しようとする物語。
ネタばれだが主人公は元学生運動過激派、
協力することになる「浅井」も、警官くずれのヤクザ。
清算する過去は、爆弾テロで民間人を犠牲にして
しまったことであり、
更に言うなら主人公以上にそれを未だ引きずり
彼なりの論理から今でも爆弾テロを引き起こす
元親友。

それに比べると、同じ世界観の話ではあるが
この小説「シリウスの道」は「ハードボイルド
サラリーマン小説」である。小説に出てくる事件も
ちょっと小さい。もっとも一般人世界としては
充分大きな衝撃だけれど。

主人公「辰村」は、大手広告代理店の副部長。
仕事も出来て、美人の女上司にモテ、筋が通らないと
上司(社長でも)に平気で楯突き、信頼できる有能な
後輩、情報通で協力的な同僚と、おおよそサラリーマンが
あこがれる?環境の中、競合他社と、無能な上司と
戦いながらも、この会社は腐っている、こんな仕事
なんか、いつだって辞めてやるよ的スタンスで
勝手にやさぐれているのだが・・根本的には勤め人
なのである。

それなりにダークな過去を背負っており、腕っぷしも
立つのだが、かなしいかな、どこまで行っても、
所詮は元気なサラリーマンに過ぎない。切った
張ったを演じてきた彼(浅井)には遠く及ばない
あたりがなんとも。浅井元ヤクザは「闇の世界に
生きる男」の凄みをまざまざと見せつけてくれる。
まあ、この辺はボコボコにされるなかで辰村も
充分思い知ってはいるのだけど。

広告代理店の仕事運びが覗けて勉強になった。
よき人財は人財を呼ぶのだそう。
ひるがえって、今の自分は・・。

今となっては「テロリストのパラソル」の最後が
あんまり思い浮かばないのだが・・主人公は死んだ
んだったっけか?もう一度、パラパラとめくって
みれば、この小説ももう一味違って楽しめるかも
しれない。

小説を書きたい方は見本になさったら?といった
感じの文体、話の運び方は非常に読み易かった。
なんにも知らない戸塚という新人にむけて話すことで
広告業界に無知な読者に説明を入れ
株(デイトレ)についての知識は、デイトレで社員を
首になった不思議な派遣、平野が対応する。

ケチをつけるなら、登場人物がみんな出来すぎ。
敵であっても味方であっても。それからこの作者は
女性の書き方が相変わらず古い。

shriusu.jpg
ドラマ化もされたみたい。

大岡裁きをする社長は、正義の味方ではなく
組織の味方なんだな。主人公に理のあるうちは
良いが、敵に回すとめんどくさそう・・。
それから新人「戸塚」氏。出来すぎ。
新人たるもの、かく有りたいものだけど。



この小説の中のビジネスのように目から
鼻に抜けるやりとり、敵との打打発止、エッジ
ギリギリのところでのビジネスをやってみたい
気もちょっとした。
(具体的にいえば、実世界において、XXをやらせるなら
 奴に任せればはずれはない・・と誰かに言われる存在に
 なりたいのう)
とても胃が持たなそうだけれど。

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ネタばれ覚悟の書き出し
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2008年09月23日

敬愛なるベートーヴェン

敬愛なるベートーヴェン

「写譜師・・神の書記」

嫁が借りてきたDVDを鑑賞しましたよ。

あらすぢ
ベートーヴェンのもとに写譜師としてアンナが
派遣されてくるが、彼はアンナを冷たくあしらう。
しかし、彼女の才能を知り、仕事を任せることにする。
やがて“第九”初演の日がきたが、ベートーヴェンは
難聴から指揮を怖れるのだった……。

************************

昔「アマデウス」でモーツァルトを勉強、
非常に新鮮に感じたもんだけれど。この映画は
ベートーヴェン(演ずるはエド・ハリス)

最近、エドというと「はるみ」と続くことが多い・・が
やはり何と言っても「ハリス」である。
はるみさんも更に若いころはきれいな人だったん
だろうなとは思いますがね。御歳44歳だっけ?

第九の初演が終了。ホールが静まり返る。
演奏が終了したのにも関わらず静かなのは、
第九が不評だったからか、オーケストラも
オーディアンスも歴史に立ち会った脱力感からか?
もしくはこれが耳が不自由なベートーヴェンの
いつもの光景なのか・・。
彼が聴衆を振り返って初めて「拍手」が音として
世界に戻ってくる。
この秀逸な演出には拍手モンだ。

初演のホールでろうそくの火がよい。
酔いどれギャンブラーの甥っ子の魂も救う。

交響曲に合唱付きって奴は、ベートーヴェンが
200年も前にやってしまったので、今でこそ
普通だが、当時の人たちには画期的、というよりも
「ベートーヴェンといえど、もはやメチャメチャ」と
映ったようだ。
無論、合唱も、突き詰めれば壮絶な技術が必要なんだろう
けれども、楽器のひけない人間でもオーケストラ演奏に
参加できる!交響曲と一体化、つまりは神と一緒になれる
ヨロコビ。この歓びは格別だろう。

嫁が言ってた。「究極の楽器って人間の声帯なんだね」

大公とベートーヴェンがいつもクダをまく飲み屋の
オヤジが同じホールに招待されているのも、
当時のむこうの芸術(音楽)に対する、民度の高さ
が伺えてよかった。ベートーヴェンは、音楽を
紡がなければ、偏屈で近寄りがたい下町のガンコ
オヤジとして描かれているため、このオヤジのそばに
住むことを非常に迷惑がっている家族もあれば
(ベートーヴェンは煮詰まると、いきなり水浴びを
 はじめるのだ!なんの水回りもないところで。
 おかげで階下の家族は食事時に大洪水)

一方で、ベートーヴェンの新作が世界最速しかも
タダで聞けるなんて!となんの変哲もない
バーさんがベートーヴェンの部屋の隣に住んでいる
ことを誇りに思っている描写もあります。

上記のとおり、ベートーヴェンは結構ハダカになる
のだが(エドハリスは映画で尻までお見せします!)
ああまで「筋肉質」なベートーヴェンというのもどうかw
あれじゃあ、オーケストラじゃなくて海兵隊准将として
別の場所で指揮がとれそうです。
エドハリスはどこでもエドハリスだ。
くりくり目玉とハの字まゆ毛。

えどはりす1.jpg

ベートーヴェンって三島由紀夫タイプなのかも?
そういえば、あの交響曲「英雄」は
ナポレオンの、歴史上の一瞬の輝きに
ベートーヴェンが魅かれて書き上げたものらしい。
すぐ失望して訂正したらしいが。

アマデウスで描写されたモーツァルト並の品性下劣さ。
神に選ばれた苦悩の人にありがちなのが
あまりにも高度な次元で、内面の神と格闘しているので
一般人の悩みや傷つくレベルが理解できず、
気も使えない。

かわいいぞ.jpg
写譜師、アンナ・ホルツ役のダイアン・クルーガー。
中谷美紀に似ていた。あと結構な巨乳。

ベートーヴェンは、彼女が一生懸命作曲した曲を
一瞥してからおなら節(ファーテシモと言うらしいが)
と呼ぶのだ。
「これはいい。私が手を入れればもっと良くなる

彼女は、食うためと勉強を兼ねて写譜師(作曲家の横で
楽譜をトレースする職)をしているだけで、究極のところは
「作曲家」を目指しているわけで、彼女なりの理論も自負も
当然ある。ベートーヴェンにプライドをズタズタにされた
彼女は誰もいない部屋で、天に向かって叫ぶ。
「私の才能を与え、それを使うな!というの!!」

そんな彼女にベートーヴェンは言う。
「このまま去っても、私から解放されんぞ
なんという強烈な個性。

ホント、選ばれし、神に近いヒトたちは
難儀だねえ。凡人には思いもよらないことに
縛られ過ぎて。



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適当な書き連ね
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2008年09月22日

「怪奇植物トリフィドの侵略」中尾明訳

怪奇植物トリフィドの侵略」中尾明訳 

PONは怪獣映画の影響大で、もともと不思議な
ものが大好きでしたが、学校というのものは
そういった「エンタ−テイメント」とは無縁の
無機質で朴念仁な世界。自分の家を出たらそういう
サブカルとは切り離して考えるものなのだと勝手に
思ってました。
それだけに、当時図書館でみつけた
あかね書房刊「少年少女世界SF文学全集」の存在には
衝撃を受けました。こんなところ(無機質な学校)
にも面白いもんがあるじゃん。しかも学校公認で、
無論ロハで借りていいの?ヤリーィってな感じでした。

「少年少女世界SF文学全集」は名前のとおり
古今東西のSF文学全集ですが、若干低年齢向けに
書きなおしてあり、低年齢者にはいささかまずい描写
もザックリカットしてある親切編集。挿絵なども、
1973年頃に出版された全集なんで、劇画レトロ
フューチャー的でありながらどこか突き放した
不気味さが存在し、それがこのシリーズの怖さに
拍車をかけておりました。

PONが最初に手にしてしまったのがコレ
「怪奇植物トリフィドの侵略」
ジョン・ウィンダム作 中尾明訳 
誰が作者かとか翻訳者は何者か?なんて豆知識は
後日知ったもので、当時はこの題名に既に
やられてしまいました。なにせ「怪奇」で「侵略」
ですから。

あらすぢ
ある夜、緑色の流星雨が流れ、世界中の人々がその
天体ショーを目撃する。歩行する食用植物トリフィドの
栽培場で働いていた主人公は、トリフィドの毒を持った
鞭で目をやられ、治療のために入院し目を包帯で覆って
いたために流星雨を目撃しなかった。その天体ショーの
翌日は主人公の包帯を取る日であったが、朝起きて周囲の
様子が違うことに気が付き自力で包帯を取る。流星雨を
見た人々は皆盲目となっていたのだった。主人公は、
誰も目が見えず絶望に覆われたロンドンの街の中を歩き
始める。ところが・・

もともとは、「トリフィド時代」とか「トリフィドの日」
とか呼ばれる小説で、SF映画として「人類SOS」
という題で1960年代にイギリスで映画化もしています。
いいなあ。題名がストレートで。

PON@小学5年生はマジにぶるるでした。
読後、人のぬくもりwを求めて、いつもなら
飯の時以外はあまり近寄らない我が家の「居間」へ
思わず行ってしまいましたもん。当然ながら
オヤジも、おふくろもいつものごとくだったんで
自分が生きている実世界は、まだ安心なんだなと
胸を撫で下ろしたものです。

獅子座流星群とか、○○年に一度きりの
天体ショーなんてときどき新聞とかで騒がれますが
とりあえず、この小説の影響がありまして
PONはそういう時、絶対にブームに乗らないように
しようと心に誓ったのであります。
具体的にいえば、皆が騒いでいても空を見上げるのは
やめよーってコトです。だって、流星群を見ちゃうと
失明しちゃうんですよ?リスクは最小限にしたい
じゃないですかw

後ですね、この小説の背表紙とかの表題は
カラフルに使い分けがなされているのですが
この「怪奇植物トリフィドの侵略」、色は
緑です。それも「ふかみどり」系。緑という色は
人の緊張感をほぐすのだとか、よく言われたり
しますがPONには通じません。
(ふか)緑=トリフィド のイメージが刷り込まれて
しまいましたんで。新緑の「緑」は大好きですがね。

このトリフィドって奴は、ソ連が遺伝子操作で作り出した
もので、こいつから良質の「食物油」が取れます。
そのために、牧場(トリフィドは動き回れる!)で
人類の管理下のもと家畜化していたんだけれども、実は
こいつは肉食。毒の鞭を持っていて、生物をしびれさせて
動物を捕食するというとんでもない奴。

こういう設定も大人になってから知ったんで、
このあかね書房版では、結構省略されてます。
何かの事故で目の手術をした主人公が、いよいよ
包帯を取る日に悲劇(流星雨を市民が皆見て、皆盲目に
なってしまった)が起こり、あたふたしている間に
なぜか、地下!から怪奇植物群が出現、人類ピンチ。
「生き残りVS無限増殖の植物群」だったと記憶します。

とりふぃど.jpg

本当の原作では、生き残りが結成するコミューンにも
様々な考えを持つ組織があり、弱者は生存の邪魔と
盲目市民は排除するタイプから、しっかり受け入れる派
まで、人のエゴとか、いざとなったら人はどう動くのか
のシミュレーション的描写もあったようです。

怖い植物と言えば、「マンドラゴラ」でも
「ワイアール星人」「ケロニア」「スフラン」でもなく
こいつにとどめを刺しますよ。今でも。



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2008年09月21日

遺伝子組み換え大腸菌、実験室の流しに

だいぶ古い話で恐縮です。

家庭科の料理実習じゃないんだから・・

「遺伝子組み換え大腸菌、実験室の流しに捨てる
 …神戸大研究室」
4月11日3時10分配信 読売新聞

 神戸大医学研究科(神戸市中央区)の久野高義
教授の研究室(分子薬理・薬理ゲノム学)が、実験に
使った遺伝子組み換え大腸菌や酵母を実験室の流しに
捨てて処分し続けていたことが10日、複数の
同研究室関係者の証言でわかった。

 遺伝子を組み換えた生物は、遺伝子組み換え生物
等規制法で、熱や薬品で死滅させて廃棄すると定めら
れている。同教授が文部科学省の調査に事実を隠ぺい
したとの証言もあり、同省は「早急に詳細な調査を
する」という。

 関係者によると、久野教授らは、発がんのメカニズム
などの研究で、遺伝子を組み換えた大腸菌や酵母を
使用。5年以上前から、菌の入った培養液を処理せず
実験室内の流しに捨てた。菌を育てた寒天状の培地も
一般廃棄物としてごみ箱に捨てていた。

 加熱処理して菌を死滅させる機器は実験室に3台
あるが、ほとんど使われていなかったという。医学
研究科によると、捨てられたとされる菌の危険度は
低いというが、排水は一般の下水道に直結しており、
人の体内に入る可能性も否定できない。

 文科省は、不適切な処理を伝える匿名の通報を
受けて3日に、研究室を立ち入り調査。神戸大側は
翌日、組み換え大腸菌の培養器を廊下に置いていた
違法行為があったと発表したが、処理については
「すべて適正と確認した。周囲の汚染はない」と
説明していた。

 久野教授は「手を抜くスタッフがいた可能性は
否定できず責任は私にあるが、違法な処理や隠ぺいを
指示したことはない」と話している。

****************************

文部科学省扱いだとか、大学構内の話じゃないか、とか
ここで問題になっているのだって、エイズウィルスとか
でなくて、どこにでもある、大腸菌じゃん・・なんて
思うと、そんなに大した話ではないように思えるけれど
実は割と怖い話だ。

>遺伝子を組み換えた大腸菌や酵母を
>使用。5年以上前から、菌の入った培養液を処理せず
>実験室内の流しに捨てた。
・・遺伝子組み換えによって、どこでどんな作用に
化けるか分からない菌が、外に「タレナガシ」なのだ。

この流れはホラー、モンスター映画の定石。
映画の脚本家に悪意があれば、外部へ流出した菌の
まざった「何か」を虫が食べ、それをネズミが
喰らい・・そんな食物連鎖の下水道やドブ川を5年も
放置していたら・・・いったい何が宿るか・・きゃあ。
それこそB級ホラーの帝王「スティーブンキング」
ホラー世界。

さらに怖いのは・・せっかく匿名の通報を受けた
文科省が何をしたかというと・・

>文科省は、不適切な処理を伝える匿名の通報を
>受けて3日に、研究室を立ち入り調査。
>神戸大側は翌日、組み換え大腸菌の培養器を
廊下に置いていた違法行為があったと発表したが、
→まず、問題の焦点(発表すべき点)はそんなとこ
 じゃないだろ!と軽くツッコミつつ、
 なんで立ち入り検査した文科省が結果を発表しないで
 神戸大が発表すんだ?ねつ造し放題じゃんか。

>処理については
>「すべて適正と確認した。周囲の汚染はない」と
>説明していた。
→その自信は何?いったいどこから?
 最近の河では、先日のニュースのように
 同じような馬鹿が、平気で「放射性物質」を
 捨てていたりするんだからな。
 どう変異するやら知れたもんではない。

>医学研究科によると、捨てられたとされる菌の
>危険度は低い
→そりゃ、そう発表するだろうよ。
 危険度「高い」なんて、それが真実だとしても
 誰が発表するか。そんなこと。

 それに本当に調べたのか?下水道を。
 直結する河川を。
 結局は言いきったモン勝ちなんだな。
 政治家がパフォーマンスでよくやる
 事件後の安全宣言(まったく根拠なし)くらい
 無意味。大声でただ言いきっているだけ。
 「だーからー大丈夫ですッ」って。

>久野教授は「手を抜くスタッフがいた可能性は
>否定できず責任は私にあるが、違法な処理や隠ぺいを
>指示したことはない」と話している。
→この教授も潔いんだかなんなんだか。
 どちらにせよ、PONはどうも人間的に好きに
 なれそうもない教授だ。

こんなベタ記事、放っておいたら忘れ去られて
ゆくだろう・・と当の教授なんか考えていると思うが
秋葉の最悪事件があろうと、四川や東北が大被害を
受けようと、事故米流通があろうとも、
チンパンが辞めようとも当ブログは
教授と文科省、神戸大学
無責任さを忘れてはいません。

てなことをやり続けると↓
バイオハザード
も近いです。

SAN13083.jpg

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2008年09月20日

ある駅で・・

「ある駅で・・」

駅員さんが
「片瀬江の島へはお乗り換えです」
だって。
「かたせ梨乃」へのお乗り換えなら
まあ・・ゴンッ(撲殺)

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2008年09月19日

F−14 トムキャット

「Highway to the DangerZone ♪」

大ヒットした映画
トムクルーズ主演「トップガン」

ケニー・ロギンス」の主題歌も勇ましく
アメリカ海軍制式艦上戦闘機
F−14 トムキャット」が大空を
ぶっ飛ばしているシーンが目に浮かびます。
なにげに「メグ・ライアン」も出ていたり。

トムキャット.jpg

ケニーロギンスは「ミスターサントラ」と
あだ名されるくらい、映画の主題歌でしか
ヒットしないアーチストとか
言われていましたが、まあいいでしょう。

このトムキャット、2006年の3月に
アメリカ海軍の全空母から引退してました。
理由はいろいろありますが

・冷戦が終了。一芸に秀でた機体よりも
 何でも出来る機体(F-18)が好まれた
・重い・デカイ
・もともとエンジンが非力

そして何より
・古くなった(ベトナム戦争に出撃経験あり)

正に機体全体が「翼」と言ってもいいくらいの
本機は映画内で縦横無尽に飛び回っておりまして
全翼機」とまではいかないまでも
なるほど、機体全体が羽根の様なモンなんだな!と
当時の自分は理屈ではなく
ビジュアルで納得しました。

PONの世代と言えば
「マクロス」&「VF−1Jバルキリー」なんで
もちろんデザインのモチーフになった
「トムキャット」に想いはひとしおです。
あと
「ふられ気分ならロックンロール」

F14.jpg

有難う!トムキャット

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2008年09月18日

シングルアームパンタの謎

電車の屋根上にある「パンタクラフ」
旅には興味ああるが、鉄道車両そのものには
あんまり興味がない、嫁であってもその存在は
知っております。電車の要、電気を架線(電線)から
取り込む装置ですね。

ひしがた.jpg
ひし形パンタ(画像は拾いもの)

あれが最近、次々と従来型の4つ腕タイプから
文字通り「シングルアーム」タイプに更新されつつ
あります。単純に、腕が4本から1本になれば、重量
にして1/4、軽くなれば電車の燃費?もよくなるし、
整備の手間も1/4でしょうから、逐次導入してゆく
気持ちもわかるんですけれど。
導入ペースがなんか非常に急激な気がして。

しんぐる.jpg
シングルアームパンタ(画像は拾いもの)

「シングルアームパンタ」なんて、誰でも
思いつきそうじゃないですか?技術的にそんな
難しそうには見えないし。
なんでここに来ていきなり?と、駅で電車待ち
しながら電車の屋根を見ながらふと思ったのです。
海外の(ヨーロッパの)一部の鉄道車両とか
路面電車なんかで、以前から使用されていたのは
見たことがあったけれど。

実は以前から検討だけはされてきてんだけれど
耐久性も1/4になるから実現されなかった・・
それがなんかの技術的ブレイクスルーで可能に
なったとか?

あるいは、我々シロウトには分からないが
鉄道業界には常識の、なんかの「法律」に縛られていて
導入不可能だったものの、規制緩和でOKになった?

まあ、一般人には100%どうでもいい話なんです・・ 

が!

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2008年09月17日

「鐘」内田康夫

火サスといった、ああいう類の2時間ドラマが
好きな人間にはおなじみのヒーローらしい。
私立探偵「浅見光彦」シリーズのひとつ。

このシリーズと主人公をこの小説で初めて知ったが
言われてみれば確かに「浅見光彦」って名前は
新聞のTV欄なんかで何度か見たことがある気がする。

あとで調べたら、水谷豊さんが「浅見光彦」を
シリーズで演じていたらしい。なるほどなるほど。

あらすぢ
始まりは、深夜不気味に鳴り渡った鐘の音だった―。
浅見家の菩提寺にある鐘に付着した血痕、その鐘の
模様痕をつけ、隅田川に浮かんだ男の変死体。
浅見光彦は、その死に秘められた人間の哀しい
愛憎の謎を追い、四国高松へ、そして越中高岡へと
向かう。やがて、被害者の美しい妹と共に辿り着いた
真実とは?浅見の推理が冴え渡る、傑作長篇。
内容(「BOOK」データベースより)

主人公浅見光彦は、名家の次男坊。
長男は警視庁でお偉いさんのルートを昇りまくっている。
一方、我らが浅見光彦は未婚でフリーのルポライター。
各地で探偵ごっこ(自称)をしている。
そんな次男を常日頃から歯がゆく感じている
気の強い母親。もともと争い事が嫌いな浅見光彦は、
母親に頭が上がらない。

(浅見は善意で警察に協力しているので、交通費の
 やりくりも一苦労・・)
「前借りなどと、みっともないことはおやめなさい。
 男子たる者が借金していいのは一生に一回だけです」
「はあ、それはどういう場合でしょうか?」
「決まっているでしょう、妻をめとるときだけです」

「―正岡子規三十六、尾崎紅葉三十七、斎藤緑雨三十八、
 国木田独歩三十八、長塚節三十七、芥川龍之介三十六、
 嘉村磯太三十七 ―これは太宰治の「津軽」の中に
 出てくる太宰の独白のような言葉だが、
 太宰は若くして逝ったそれらの文人たちよりも
 長く生き永らえることを恥であるかのように、
 そう言っているのである。
 あと数年もしないうちに浅見も彼らの死んだ年齢に達する。
 この世に何ほどのことも残さずに―」

野郎ひとりでは絵づら的に面白くないので、
2時間ドラマで事件を追う場合には
「いかにも」な相方の女性がつきものだ。

今回のやりそうでやらないキャラ、浅見光彦の相方は
被害者の妹「慧美(エミ)」。美人であるらしい。
結局小説ではプラトニックで終わるが。

なんていうのかな、小説自体は面白くてスッと頭に
入ってくるんだけど、人物描写と情景描写が
少々薄っぺらい感じに思えた。
こういった「地方巡業ミステリー」小説の
大家である内田康夫センセイに喧嘩を売っている
わけではなくて、センセイがワザとやっているように
思える。

つまり、TVドラマ化する時に誰が演じてもいいよう
最大公約数的書き方をしている。
今回登場するヒロインにしても、ひとこと「美人」であると
書いてあるが、どんな美人なのか、微に入り際に入り
「美人」を描写するわけはでなく、
例えば「誰もが振り返であろう「美人」である」
・・みたいな描写で済ます。
読者の想像に100%委ねているって感じ。
想像に委ねるわけだから、映像化して
ヒロインを誰が演じることなっても違和感がない。

同じく、主人公が泊まることになる宿泊施設にしても
単に「ホテル」としか書いていないから、ドラマの
プロデューサーがどこのホテルとタイアップして
映像化したとしてもまったく問題がない。
しかも高松なら「栗林公園」、尾道なら「因島」みたいに
映像にも困らない舞台設定。
なんてテレビドラマ思いの小説なんだろう!
最後には古都まで出てくるし。



2時間ドラマの原作はこう書くんだよ?と、
常に作者から問いかけらているような小説でした。
お手本。

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2008年09月16日

初の女性大将誕生

<米軍>初の女性大将誕生へ…
ダンウッディ陸軍中将

6月25日18時17分配信 毎日新聞

 【ワシントン及川正也】ブッシュ米大統領は23日、
女性のアン・ダンウッディ陸軍中将を大将に昇進させ、
陸軍資材軍司令官に指名したと発表した。上院の承認を
得れば米史上初の女性大将となる。ゲーツ国防長官は
「歴史的な出来事であり、誇りに思う」との声明を
発表した。
 ダンウッディ中将は1975年に入隊。91年の
湾岸戦争の際、第82空挺(くうてい)師団の隊員
としてサウジアラビアに駐留した。現在副司令官を
務める資材軍は陸軍のすべての物資の備蓄を担当
している。

 米軍の女性兵士は約19万4000人で全体の
約14%。女性将官は57人で、このうち中将は
ダンウッディ氏含め5人しかいない。

****************************

女性だからどうだとか、男性だから
どうだってことも無いんでしょうけど。
バカな決断は性別関係なく起こすものですし。
いや、この米軍初の女性大将が、バカだとか
そういうことが言いたいわけではありません。

女性が権力の一端を握るようになれば、
昔のような軍人が威張りまくるような
どうしようもない時代に戻るようなことは
なさそうだ・・とか。
いつか起こりうるかも知れない軍の暴走に対して
ある程度のストッパーになるかも?といった
淡い期待が市民の側に少しでもあるとしたら、
それは大いなる間違いです、と
それが書きたかっただけ。

PONにとっては女性高級軍人と言えば
スターシップトルーパーズの女性指揮官
マルー大将(だったっけ?)が良い。
人類VS虫たちの同じマヌケな戦いを
展開するにしても、前任者のじじい司令官
(スカイマーシャル司令官)よりは
まだ、まともな戦い方をしたし。

敵地上陸、白兵戦の前に、まずその敵地を
猛烈に爆撃をするという、当たり前のセオリーを
敢行しただけなのだが
彼女が名将に見えてしまうから不思議。

よく言われるのが、あの世界で、人類がアラクニド
(虫達)の生息星域に、わざわざケンカしに行く理屈が
全然判んない。虫達の支配惑星に、人類が絶対に必要な
物資が眠っているとかいうならまだ分からなくもないけど。

映画だけ見ていると、虫達は、地球からみて銀河中心部
を越えた正反対の星々に棲んでいるらしい。
プラズマバグというでっかい虫が、
巨大なプラズマ「おなら」を大気圏外に打ち上げ、
それが衛星軌道上の隕石群にあたり、弾かれるように
隕石が隕石爆弾としてなぜか地球めがけて襲ってくる
銀河規模のビリヤード・・猛烈にスゴイ、
凄すぎる侵略方法(地球に命中させるのは天文学的確率)

実際に虫が地球に降下してきたわけでは
無いでしょうに。原作ではアメーバみたいなアラクニド種が
地球に侵略降下するのだが。
ここは映画だけの話として原作は無視しましょう。

「こりゃあまずい。連中とは共存できない」と
人類側が思う理由がみあたらないんだな。
隕石なんて迎撃すりゃあいいのだから。
「トップをねらえ」とか「でたまか」のように
宇宙空間でもお構いなしに、巨大昆虫が進撃して
くるなら話は違うけども。
敵の本星に、核もしくは惑星破壊ミサイルを
投入ってことでいいじゃんねぇ。

ってなわけで、ダンウッディ大将。
おめでとうございます。

ウッディ.jpg
こちらは別のウッディさん(右)

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2008年09月15日

AUTO KIOSK

「AUTO KIOSK」

KIOSKとは「キヨスク」であり
「キオスク」ではありません。元は
トルコ語で「売店」だったかな、というウンチク。
→東屋でした。うむむ。

昔、キヨスクフラッパーって漫画があった。
作者は岩尾奈美恵さんとか言ったかな。
絵はあんまりうまくなかったし、話も
なんていうか「新宿のキヨスク」を舞台にした
ほのぼの漫画で、まあ、そんなモンだろう的な奴
だった。適当に書き散らかすが、この作者は
漫画家になる前は実際にキヨスクの店員を
やっていたのかもしれない。
話はそれほどリアルではなくても、新宿の
雑踏や、キヨスクの店員が住む女子寮の存在
なんか、なかなか描けないよな。ふつーは。

酒盛りするホームレス、この数年間、名前すらも
知らないがその人のタバコの銘柄と毎朝絶対
買ってゆく新聞名はわかる・・何をやっているのか
皆目わからんが、それなりの理由で皆、お客として
キヨスクを通り過ぎてゆく。
新宿っていったら全国から奇人変人を吸引する
磁場を持っていて、ホントならば殺伐とした
話になってもおかしくない。けど主人公のねえちゃん
が実在するはずもない、できすぎな元気っ娘なので
皆、心がほぐされてゆくって話。

昔のキヨスクは、売り子さんが名人芸を誇り、殺人的
混雑のターミナル駅ともなると、そういった名人の
職人さんにしかさばけなかった。
襲い来るゾンビのように、右から左から前から
小銭と商品を握りしめた、おっさんの腕が
差し出され、その順番を把握して(対応の順番が、
もし前後してしまうと、妙に店員に攻撃的になるのだ
こういうお客連は)
彼らが買いたがっている商品の値段と、握りしめる
お金からお釣りを算出し、瞬時に差しだす。

これは昔の「こち亀」にあったと思うけど、
雑誌も均等な高さに並べておき、ガムなども
商品が売れてへこんだ部分にすかさず補充する。

それだけに、各店舗とも有名おばちゃん店員が
いたようだけど、店員っていうのは誰でもやれる
仕事、画一化をしておかないと後進が育たない。

先日、ホームにAUTOKIOSKってのが
あったんで、遠目に観察してみたのだが、
何の事はない、以前KIOSKだったところが
自動販売機の集団になっているだけでした。



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2008年09月14日

PC8801−MkU FH

「PC8801−MkU FH」

そうそう、前回はPC−8801の話を書こうと
思っていたのにいつの間にやら、PCー9801
の話になっておりました。悔しいので改めまして
PC−8801の話をば。

何度か、記事に書きましたがPONが初めて接した
パソコンは、「PC8801−MkU FH」
両親が高校入学祝いとして購入してくれたモノです。
有難い話だなあ。しみじみ。

ま、それはさておき、当時のPC8801には
その性能を見せつけるため、ということで
「デモンストレーションディスク」と言う奴が
添付されておりました。
当時のパソコン性能での精一杯のビジュアルと
FM音源を自慢するための音楽によるオープニング。

demo2.gif

ビジュアルにしたって、今だったら単に低性能だから
画像描写に時間がかかっているだけだろう・・こんな
絵ぐらいサッと描写しろよ!なんて、小憎らしい
セリフのひとつでも吐くところでありますが、
あの頃は、例え画像を一瞬で描写できなくても
(まずソト枠が描写され、ぬり絵のように内側から
 塗りたくられてゆくカンジ・・)
パソコンが処理しているんだなあと、そのプロセスを
眺めているだけでもなんか「未来」を感じてました。

当時のパソコンには必須だったFM音源。その
FM音源にしたって、何が「FM」なんだか未だに
よく分かっていなんですけど、とにかくいい音だなあとは
思ってました。ひとまずステレオではあったし。

パソコンがFM音源やらビープ音
(「ぴーがらがらぴー」とかいかにもコンピュータ的な音)
から離れ、普通に「歌」だの「肉声」だのを出せるように
なったのは、富士通FM−TOWNSでCD−ROMを
標準装備してから。凄い進歩だ、映画に近づいた!
と思った反面、妙になんかつまらなくなった
気がしたのは覚えてます。

ちなみに家庭用ゲーム機でその「音」の革命が起きた
のは、PC−エンジンがやっぱり「CD−ROM」を装備
してから。こちらも代わりに、いわゆるファミコンの
「ピコピコ」音が無くなり、これまた物足りなく感じた
ものでした。

PC8801MkUはSRを皮切りに、
MH、FHなどなど
何が違うのか全然分かんないけど、記号だけは
変わって新発売
され続けました。
当時のマニアと開発者に言わせればここが違う、
ここが新しいという点があったのかもしれませんが、
基本的にSR以降の機種であればなんであっても
「PC8801用ゲーム」をプレイすることが
できましたし、ユーザーもゲーム専用機以外の用途は
考えようもなく、またそれ以上のことは望んでいません
でした。

当時、パソコンがどんなにパワーアップしたところで
今のようにネットやメールが気軽にできるわけでもないし
まあ、そんなもんだったのですよ。

それぞれのPC8801にはそれぞれの「デモディスク」が
ついていまして、PONが入手したのはFHでしたから
当然FH用。電気店!から届いた箱から取り出し
セッティングして、初めてデモディスクを立ち上げた時の
感動は忘れられません。
ビジュアルははっきり言って大したことなかったのですが
(それでもパソコン専用モニタなんで、さすがくっきり
 鮮やかではありました)
やっぱりFM音源。「スケーターズワルツ」の流れる中
「PC−8801 FH」と大書きされ、
続いてマドンナの「ライク・ア・バージン」が。
今でも「スケーターズワルツ」を聞くと、88全盛
時代を思い出します。

んで、結局PONがPC88で一番やりたかった
ゲームがマイクロキャビンから発売された
「めぞん一刻 〜思い出のフォトグラフ」でした。
前にも書きましたが、PC88が我が家にやってくる!
と決まった時から、早速本屋で仕入れてきたのが
以前記事にしました、ゲーム雑誌「ログイン」。
ログインではさんざっぱら「めぞん一刻」の
特集をしており、期待は否が応にも盛り上がります。

88めぞん.png

オープニングの名曲「悲しみよこんにちは」
当時、ショートカット、つまりHIT ANY KEY
という概念を知りませんで、どんなに急いでゲームを
やりたくても一曲終わるまではジッとしてました。
つまり、曲が終わらないと
ゲームって出来ないものなんだと
勝手に思ってたんで。ああ初心な時代。



PCゲーム「めぞん一刻」につきましてはまた、後日。

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<なんてことはない続き>
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2008年09月13日

ほんなこつ腹が立つ

いや、悪いのは自分ですよ。
それは充分判っとります。
でも腹が立ちましてね。

こいつが車のフロントガラスに
貼ってあるのを認識した時には
さーーぁっと血の気が引きました。
楽しい日曜の午後から急展開で。
かなり大げさですけれど。

ほんなこつ.JPG

皆さんは、こういうものを頂いて
某お役所およびその天下り団体を
ゆめゆめ儲けさせることの無き様
切に祈ると同時に、ここに戒めの意味も
含めまして・・



金15000円也。で−2点。
ご安心ください。
消費税はかからないようです。

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ラベル:駐車違反
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2008年09月12日

ドライカレーWithドリア

先日、通りかかった繁華街の軽食屋で
ドライカレーWithドリア」っていう
メニューを見かけた。

だ。

ドリアって、PONの中では、まあ
「ドライカレー」のような炒め系ごはんの
上にグラタンが乗っかって、焼いてる奴だと
思っていたから、
「ドライカレーWithドリア」ってことは
「カレーライスWithライス」のような
ものなんじゃないか?とひとしきり混乱。

もし、このメニューを大人として
誠意をもって解釈するなら
「ドライカレーWithドリア」ってやつは、
見た目「ドリア」なんだけど
ベースのご飯が「ドライカレー」って、
そういうことなんじゃないだろうか。

じゃあ。カレードリアでいいじゃんねぇ。
と一人納得して、店頭から立ち去ったのでした。

「ドリア」食いたくなりましたか?
サイゼリアで(今も値上げしていなければ)
290円だったと思います。
オープンドア商品ですの。

「オープンドア」→お客さんを商談に
引きずり込むための最初の一歩として、
採算はあまり考慮しないサービス商品のこと。



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2008年09月11日

話題にするところはそこかい!

<奈良父親殺害>ネットカフェに入店断られ出頭
7月1日20時21分配信 毎日新聞

 奈良県大和郡山市の自宅で男性会社員(51)が
おのやナイフで殺害された事件で、殺人容疑で逮捕
された長男(18)が犯行直後、ミニバイクで奈良市内
のインターネットカフェに立ち寄っていたことが県警
郡山署の調べで分かった。未成年のため入店を断られ
同署に出頭した。長男は
「夜が明けてから出頭しようと思った」
と供述しているという。
 調べでは、長男は6月27日午前1〜3時ごろ、
自宅居間でおのやサバイバルナイフで切りつけ、
寝ていた父親を殺害した疑い。
 一方、長男の部屋からは六十数万円の現金が
見つかったことも判明。現金は棚の上に無造作に
置かれていた。長男は
「(アルバイトなどで)自分で稼いだ」と
話しているという。県警は今後、長男の精神鑑定も視野に
奈良地検と協議する。
最終更新:7月1日23時9分

みんなの感想
この話題についてみんながどう感じたかわかります。

みんなの感想(話題ランキング)
この話題へのコメント数9件

1:2008年7月1日 20時27分 166点
しっかりしたネットカフェだなぁ。
条例があっても守っていないところ多いのになぁ。


3:2008年7月1日 20時33分 125点
未成年と疑っても酒やタバコを売っているコンビ、
未成年に酒を出す居酒屋の店長に聞かせてあげたい。

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Yahooの記事にはみんなの感想がアップできるの
ですが、なるほど、ごもっともなコメントもあって
まだまだ一般人の皮膚感覚も伊達じゃないなあと
安心できる一面もあります。
ありますが・・今回は
「話題にするところはそこかい!」
思わずつぶやいてしまいました。

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posted by PON at 21:00| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事(楽) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする