2008年09月04日

映画監督がすごいのは

「映画監督がすごいのは」

一流の映画監督の何がすごいかって、安易に
NGがだせるかどうかだって、映画監督の経験が
ある芸人が言ってた。

小説なら、作者が気に入らなければとことん修正
すればいい。PCも最後まで付き合ってくれる。
マンガにしても、アシスタントを含めても
10名内外の話だ。

けど、映画って奴は数十名規模(目に見えない
とこではいったい何名になるやら!)でつくるもの。
そうやってやっと撮った絵を、ただ気に入らないから
といってばっさりと捨てたり、それだけならまだしも
もう一度彼らを集めて(あるいは何度でも)撮影し
直させる勇気ってあります?

金もかかるわけだし、撮影スタッフだって出演者だって
監督の映画のために、わざわざ集まってきたわけだ。
そんなこと続けていったら「あいつ何様だよ?」と
そのうち蔭口はおろか、サボタージュも覚悟する
必要がある。

結局は「あの人がそういうなら仕方ないよな・・」と
周囲にそう思わせるだけの実績、名声だけがソレを
可能にする。

自身初監督作品といっても、その芸人さんは
あたり前だけど映画界出身では無いわけだから、
結局は現場たたきあげの助監督に依頼することが
多く、彼らが手際よくちゃッちゃッと自発的に
撮ってゆく画を、現場のモニターで確認。
助「どうですか?こんな具合で」
芸「はあ、そうですね、イイと思います・・」
助「そうですか、ハイじゃあ次ッ」

ってなことが続くのだそうですよ。そんな時に
「なにこれ?ゼンゼンだめ。画づらが決まる
 夕日になるまで全員待機だッ」とか
「あのシーンばっさりと切って、撮影し直すんで
 セット造り直しておけ。俳優も再選考する」とか
絶対言えないって。映画の門外漢が。

結局、その芸人は、映画監督としての限界を自ら
暴露したわけだが、世の大多数と同様、安易に映画を
観続けるだけの無責任なイチ観客であるPONには、
目からウロコ発言であった。

ある別業界で成功した権威が、イキオイで映画監督にも
進出、まさにマルチタレントw!なんて、ときどき
ニュースになるけれども、映画制作には一家言ある
海千山千のコワーい業界の人を、手なずけるなり、
パワーでねじ伏せる、もしくはよほどの「カリスマ」
の保有者でもない限り、自分の思い通りの映画を作ると
いうのは不可能に近いんだな。
また、たとい思い通りに作れたところで=名作という
ことにもならんというのもツライ。

映画の完成は、映画業界の無名の人たちによる
不断の努力で何とかこぎつけられるかもしれないが、
門外漢制作の映画のほぼ9割が駄作になるのは
つまるところ、そんなとこに原因がありそうだ。

村上龍とかクワタとかカールスモーキーとか
ナガブチとか・・いろいろあるよねD作。

・・あるいは、監督に権威がありすぎて、イエスマン
ばかりの周囲が暴走を止められず、残念、駄作って
のも割とあるから困ったもんだ。

会社のプロジェクトと一緒でさ、みんなで
作り上げてゆこう!と人をまとめる力量と
ミクロとマクロという両の視点でモノを
見ることのできる人物が名作を生み出せるという
至極まっとうな結論に。



映画制作はバクチですよ。ハイ。

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ラベル:映画監督
posted by PON at 21:00| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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