なんか、先日観た。観てしまった。
他に見るものがなかったし。
あの作品の終盤に向けた怒涛の展開を
このドラマのライターはどのように処理するのか。
グチャグチャにしたら承知しねーぞ?と
非常に意地悪な観点から興味を持った
めぞん一刻の実写化といえば、まず
あのMの悲劇の澤井カントク版があげられる。
実際はWの悲劇なのだが、当時高校生の
自分にとって、あのヒドイ映画化はまさに
Mの悲劇だった。
音無響子→石原真理子
五代裕作→石黒賢
一の瀬のオバサン→藤田弓子
六本木朱美→宮崎美子
四谷→伊武雅刀
七尾こずえ→出てこなかった
あの眉毛ボーンのぷっつんが響子さんかよ?
もうそれだけで悲しかった。四谷氏の
キャスティングだけは受け入れることができたが
それ以外はダメダメモード全開。
原作が連載途中であった当時、決定的なオリジナル
シナリオを書くわけにもいかず、かといって
映画としてそれなりにまとめなければならないし・・
実写って、もっとも日本の漫画(特にコメディ)を
表現するのに、向かないメディアなんだと改めて
気づかされた。
結局澤井カントクは、五代と響子を自由に動かせない
ウップンをオリジナルキャラ
(正体不明の男:富良野のオヤジ・・田中邦衛
意味不明の女:万田久子)
に好きなことをさせて、さらに
「ミュージカル仕立て」でお茶を濁した。
一応ストーリーは、一刻館の初期の平和な
壱エピソード、キャラクターがコスプレして酒盛りして
日が暮れる話をベースにしていた。
あれは酷かった。石黒賢の演技も
(確かデビュー作だったと思う)
酷かったけれど・・えーーとなんっだっけ。
そうそう、それで、それ以来だれも手をつけなかった
「めぞん一刻」実写の話が、ゾンビのように蘇った話。
企画者もチャレンジャーだ。
あの頃と比べて、原作も完結したし、少なくとも
底抜けのビンのような作品になることはないだろう・・
という企画者のヨミがあったのかも知れない。
(あの頃の熱狂的なファンももう沈静化して
いまなら大丈夫・・とか思ったのかも)
結局一回も見なかったけれど
去年、10CH系統でドラマ化してたらしい。
自分が見たのは、その総集編というか、
完結編だった様子。
音無響子→伊東美咲
五代裕作→中林大樹(←誰?)
一の瀬のオバサン→岸本加世子
六本木朱美→高橋由美子
四谷→岸辺一徳
七尾こずえ→「榮倉奈々」から「南明奈」
榮倉奈々って「間違いない」のエンタの芸人に似てない?
彼女よりは南明奈の方が、七尾こずえって感じもする。
しかし最近になって、某GWのくびきから離れて
やっと自由に売り込めるようになったといわんばかりに
南明奈があちこちで顔を出しているのは
なんか気に入らない。
まあ、どうでもいいことなんですが!
脚本:岡田惠和
監督:本木克英(浪人編) 赤羽博(続編)
音楽:周防義和
エンディングテーマ:松任谷由実「守ってあげたい」
企画協力:小学館・ビッグコミックスピリッツ
制作統括:早河洋
チーフプロデューサー:五十嵐文郎
プロデューサー:内山聖子、岡田寧
制作:テレビ朝日、東北新社クリエイツ
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