オープニングセレモニーが開催
【Technobahn 2008/2/27 15:35】
ノルウェー政府が北極圏にあるノルウェー領の
スバルバード島に建設を進めてきた
スバルバード国際種保存施設
(Svalbard international seed vault)
が完成。26日に内外の関係者を招待して
オープニングセレモニーが開催された。
「『地球最後の日』のための
種の倉庫(doomsday vault)」
の名称で有名なこの施設は、世界的な旱魃や
気候変動、核戦争、小惑星の衝突などの地球規模の
災害によって地球上の植物が絶滅することを
防ぐことを目的にして約500万ドル(6億円)の費用を
投じてノルウェー政府が建設が進めてきたものとなる。
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すげーなーノルウェー。
「『地球最後の日』のための種の倉庫」
建設だけのために約500万ドル(6億円)投資。
国連にやらせればいいじゃんとも思うけど、
自国でやるというのは、たぶん、世界が燃え尽きて
ハート様とかモヒカンデブが三輪バギーで廃墟を
走り回る時代が来たとき、ノルウェーは
世界の覇者たらんと考えているのでしょう。
貴重な種を無償で他国に分けてくれるとも
思えないし。
日本も、得意のハコモノ行政で、
「なんたら健康福祉女性センター」とか
誰が何のために使ったらいいのか
ぜんぜん判らない施設作るんなら
こういうの作ればいいじゃんね。
単純に面白い。
それにしても意外に安いな6億円。
もともと寒冷地の永久凍土なんかに作ったん
だろうから、冷凍電気代とかは
意外にかからない反面、維持管理
(世界各地からの種子採集、仕分け、保管作業)
など、人件費の方が今後はかかるのかも
しれない。
聞いた話だけれども、沖縄の古酒(クースー)に
ついて。仕込みに使う麹菌などは、
その酒蔵(空気なども含め)そのものに固有の菌が
ついていて、どれひとつとて同じ菌はないのだそうで
味が分かる人には分かるそうだが
蔵ごとに風味が違うらしく。
たまさか、蔵が火事などで消失したら
まったく同じ風合いの酒を復活させることは
難しいのだそう。
第二次世界大戦で、沖縄はまぬけな国と軍の
尻拭いを押し付けられ、戦火に巻き込まれて
しまったわけだが、米軍の爆撃や艦砲射撃などで
酒蔵はほぼ消滅。その瞬間、文化の代表である
酒(麹菌)は、この世から消滅してしまったのだ。
んで、戦後生き残った酒蔵の人々は
呆然としたようです。
酒造りを立て直すにしても、先祖代々受け継いできた
菌はもうこの世に存在しないのだから・・。
ところが・・
菌は生き残っていました。
はるか離れた東京に。
東京農業大学の物好きな教授が
戦前のまだ豊かな酒造り時代に
沖縄の酒蔵からコツコツと「麹菌」を
採集(コレクション)していたことが
分かったからなのです。
こういうこともあるんだな。
時々、分家しとくのも必要だ。
リスク回避のためにも。
たしか美輪章宏さんも言ってたけど、
写真なんかもひとところにまとめておきたいのが
人情だけど、親戚などに、何枚かは分けて
おいた方がよいと。
彼の場合、戦争で子供の頃の写真は焼けてしまい
親戚に分けておいた数枚だけが、
当時の貴重な思い出だとか言ってたから。
今だったら・・HDDが吹っ飛ぶ前に
CDに焼いておくとか、そういうことですね。
・・なんの話でしたっけ?
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