「DANGER!! 乗ってはいけない航空会社」
ちょっと古い記事なのですが
面白かったので遡上にのせてみました。
昔、PONが今以上に子供であったころ
「どこの小学校に入っても規模の差はあれ
あんまり変わらないように、会社だって
どこに入ってもおんなじだろ?
オトナがしっかり経営しているんだから」
と勝手に思い込んでました。
想像力の欠如さが「いかにも」子供でしたが
少し考えてみれば、人にもノーベル賞を取ったり
大リーグで不滅の金字塔を打ち立てるヒトがいる
反面まったくそうでない自分がいるのと同じく
会社だって、あるいは国だって
見た目はマトモに取り繕われていても
その内情はいい加減、ダメな組織は
確実に存在することぐらい、解かりそうなものです。
昔、いわゆる「教育ママ」が「いい学校に入って
公務員や一流企業を目指しなさい!」と
叱咤激励をしていたのも解かる気がしますね。
自分の可愛い子供には路頭に迷ってほしくない。
それには「寄らば大樹の陰」がイチバン、という
シンプルな親心ゆえだったのでしょう。
・・だいぶ本筋からずれてしまいましたが
書きたかったのは組織について。
一応主権国家を名乗っていても、航空機を導入
運用できるくらいの金はあっても、その実
いい加減な組織もいっぱいある・・と
当たり前のことを言いたかった訳なんです。
この、国ごとの差、違いはいったいどこから
くるのでしょう・・。
<
allaboutの記事より>
3月22日に、EUがEU圏内飛行禁止の「危険な航空会社リスト」
を発表しました。そのリストに掲載されている航空会社は
全部で95社でその内92社はEU圏内の空域を完全飛行禁止、
残りの3社は制限が課せられることになっています。
不適格の基準
メンテナンスが悪いと、スケジュール通りに運航できない
EU加盟国はこれまでにも、国ごとに独自の
「危険な航空会社リスト」を作成してきました。それが
今回は初めての、EU内で統一された本格的なブラックリストが
発表されたわけなのです。
このリストに載っている航空会社は、航空業の国際的な安全
の基準を満たしていないとEUが判断した会社です。つまり
EUの基準では、飛行機を飛ばすには「不適格」と判断された
ということです。
航空業の国際的な安全基準とは、
・古くなった機体やメンテナンスの行き届いていない
機体を使用していない、
・搭乗前のセキュリティーチェックできちんとした
検査ができる
・管制システムもきちんと機能している
などです。
今回のリストに載っている航空会社は、これらの基準を
満たしていないのです。
ではEUのリストに載せられていた航空会社をリストアップ
してみましょう。
【
EU圏内飛行禁止の航空会社(92社)】
国名: 航空会社名(英語名)
アフガニスタン:
・アリアナ・アフガン航空(Ariana Afghan Airlines)
カザフスタン:
・BGB航空(BGB Air)
カザフスタン:
・GSTアエロエアー社(GST Aero Air Company)
北朝鮮:
・高麗(こうらい)航空(Air Koryo)
キルギスタン:
・フェニックス航空(Phoenix Aviation)
キルギスタン:
・リーム航空(Reem Air)
コモロ連合:
・コモロエアーサービス(Air Service Comores)
コンゴ民主共和国:
・同国内の全航空会社(現在知られている50社を含む)
シエラレオネ:
・同国内の全航空会社(現在知られている13社を含む)
スワジランド:
・同国内の全航空会社(現在知られている6社を含む)
赤道ギニア:
・同国内の全航空会社(現在知られている11社を含む)
タイ:
・プーケット航空(Phuket Airlines)
リベリア:
・同国内の全航空会社(現在知られている3社を含む)
ルワンダ:
・シルバーバック貨物航空(Silverback Cargo Freighters)
こうして見ると、95社のほとんどはアフリカの航空会社と
いうことになります。その多くが、コンゴ民主共和国や
シエラレオネのように、その国の航空会社は全てEU圏内
飛行禁止というものです。こういった国では、航空業界を
監督する体制自体が、しっかりしていないのでしょう。
なおこのリストは、3ヶ月ごとに見直される予定です。
************************
アフリカ諸国に混じりまして
一部には特定アジアの国も名指しされておりますが。
あの国のトップはいつも特別電車で移動だもんな。
一方、戦後の荒廃した日本が、工業の再復興のため
やっとこ生み出した旅客機にYS−11があります。
残念ながら世界的セールスには失敗、国内を
中心に細々と運用、数年前に日本でも旅客用としては
引退してしまいました。
それが回りまわってアフリカ諸国では好評なんだとか。
理由はただひとつ。
モノつくりにまじめなニッポンがつくった飛行機だから
ロクな整備もないのにまじめに飛ぶからなんだって。
怖い。怖すぎるぜ。アフリカの航空会社。
ってなわけで、EUからはそっぽ向かれているわけです。
悩みの種は、極東のメーカーが生産中止してしまったんで
おなじ部品が二度と入手できないことらしい。
多分、ほとんどの航空会社はセスナ機に
毛の生えた程度のヒコーキしか所有していない
と思うので、EU圏に乗り込みたくっても
物理的に無理なんでしょうね。
************************
管理人モチーベーション維持のため
クリックしていただけますと助かります!
↓ ↓ ↓
EU圏内の飛行を制限される航空会社(3社)