2009年03月21日

リトルダンサー

「リトルダンサー」

嫁が借りてきた映画を横で眺めるシリーズ。
これで何作目でしょうかね。
結構いいもんですよ。
好きな味だからといって、そればっかり
食べているとそのうち飽きますから。

今日はこれ「リトルダンサー」

あらすぢ
1984年、ストライキに揺れるイングランド北部の炭坑町。
母親を亡くし、父(ゲアリー・ルイス)も兄のトニー
(ジェイミー・ドラヴェン)も炭坑労働者のビリー
(ジェイミー・ベル)は、ボクシング教室に通っているが、
試合に負けてばかりの11歳。そんな時、偶然目にした
ウィルキンソン夫人(ジュリー・ウォルターズ)の
バレエ教室に強く惹かれ、女の子たちに混じって
練習するうちに夢中になっていく。

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映画の最後、ビリー少年がプロになり
大舞台で力強く飛翔するシーン。
すべてはそこに集約される。

そのうち消え行く産業に生活のために仕方なく
従事している「炭鉱」労働者の父。
本末転倒、手段と目的がごっちゃになって
労働運動だけに熱を入れる兄。
それを叩きのめす官憲。
そんな荒くれた中で、父の意向で
ボクシングジムに通う少年ビリー。

荒んだ生活環境からくる思い込み「バレエ」
なんて軟弱だ!という気持ちと、それでも
踊る喜びを止めることのできない自分に戸惑い
悩むビリー。
そこに近所に住む同性愛者の小学生との交友も
からみ、偏見に抵抗し、好きだからその道を選ぶ。

イギリスってのは資本主義で民主主義発祥地で
とにかく進んでいるイメージがあるようでしたら
大間違い。あの国ほどロコツで絶望的なまでに
階級格差のある国も珍しい。
それも一般人には見えないところで
既にカッチリと社会制度が組みあがって
しまっているあたりがなんとも厭らしく。

なんか、イギリスのことを書いていたはずだった
ニッポンのことを書いている気がしてきた。

後にビリーが受験することになる、一流ダンス学校
入試面接で、ビリーの保護者として面接に同席した
典型的なブルーカラーである父親を見る、審査員達の
見下したような眼がそれを物語っている。
(ビリーの父親も居並ぶ試験官を前に戸惑いながらも
 決して卑屈にはならない。その市民としての
 誇りはいかにもイギリスらしい)

貧乏人の子は貧乏人。「ぽっと出」がどんなに
がんばっても従来の階級にはまったく敵わない。
そこを抜け出すには「実力」でなんとかするしかない。
それは「スポーツ」であったり「芸能」であったり。

けれどビリーは今の生活から抜け出したいから
やるんじゃない。実際、漠然とそう思って
やっていた「ボクシング」では大成しなかった。

やりたいからやるのだ。ビリーにとってそれは
たまたま見かけた「バレエ=ダンス」だった。



あんまり出番がなかったけれど
折々で決める「グランマ」が素敵でした。

原題 : Billy Elliot
製作年 : 2000年
製作国 : イギリス
配給 : 日本ヘラルド映画

キャスト(役名)

Jamie Bell ジェイミー・ベル
(Billy)
Julie Walters ジュリー・ウォルターズ
(Mrs.Wilkinson)
Gary Lewis ゲイリー・ルイス
(Dad)

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posted by PON at 21:00| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(ラ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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