2009年07月10日

ハプニング

アインシュタイン曰く
「ミツバチが姿を消したら人類の余命は4年だ」

先日TSUTAYAでレンタルしました。
なんか「結論投げっぱなし映画」だとか
「シックスセンス」で名を上げながら
「サイン」で馬脚を現し、最近は・・・
ってのが定評になりつつある監督
「M・ナイト・シャマラン 」が
やっぱ「シャマランだわw」と結局笑われた
作品だったようだけども、
PONは結構楽しんで観てしまいました。
但しところどころDVD2倍速です。
(ウチの機械は2倍速だと「字幕」が見れるんで)
やっぱビジュアル的に地味だよね。後半。

この作品が公開された頃、
「クローバーフィールド」と「ミスト」という良質な
二大「何が起きているのかよく解からない」
パニック映画
が公開されてたハズ。
二つとも、興行成績はともかく充分楽しめる映画
だったので、シャラマンは苦戦したのではあるまいか。

あらすぢ
ある日突然、アメリカ全土からミツバチが姿を
消したのを皮切りに、街で人が次々と倒れ、自殺
してゆく異常現象が始まる。連絡も取れなくなり、
情報はだんだん少なくなっていく。
原因も分からないまま世界はパニック状態に陥り、
“何か”に人々は追い詰められ…。

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ネタバレでいきます。

冒頭からいきなり女仕事人が登場。しかし相手は
自分ですが。「シャキーーン! ちゃらら〜」
思わず仕事人のBGMが鳴り響きそうです。
但しPON脳内でのみ。
この奇妙な自殺をした女性の鼻の形のほうが
奇妙で、そっちの方がちょっと気になったPONでした。
ずっぷし。

そして工事現場。リアルマリオ達が作るビルの上から
落ちてくること。作業員達。
おもわず任天堂の「ヘルメット」を思い出します。
なんかあんなに壮絶だともう「あーあ」という
言葉しかでません。はやく誰かナントカしてあげて
ください。

主人公、素敵な科学教師だな。
授業は「科学を好きになること」に主眼を置き、
まず生徒に答えさせ、どんな内容でも肯定的に
受け止め、決して馬鹿にしない。
俺も彼の授業を受けたい。

この時点で既に彼が、監督の逃げ口上を述べている。
「そうだ。自然なんて所詮わからない。
 いくら自然を研究して論文を書いても
 それは理由付けに過ぎない。
 なにかもっと大きな力を見過ごしている

だから、この先映画内で何が起ころうとも
神ならぬ人間にも解かろうハズもないのだw

研究の基本ルール
・対象の確認
・実験の設定
・慎重な観察と測定
・実験データの解析

我々は日常で直面している社会問題が
ニュースで取り上げられていると、
なんか既に社会が「解決」の方向に
向かっているように思えて安心しがちだけど、
それはとんでもない思い込みで、
ニュースキャスターが解決してくれるはずも無く
思いつきで騒いでいるだけなんだなあ・・と。
報道および「専門家」の言うこと
なんかしょせんアテにならない。


「これは一体どういうテロなの?」
たしかに。そう言いたくもなる。

ライオンに片手喰われるの簡単なんだな。

この科学教師の妻。いやなヤツだ。
最後まで何に考えているのか判らない女だった。

植物をいぢめるなっつーのに、ブランコで
ぎーこぎーこやってんの止めないし。
貴女はこれまでの惨劇の数々を、
ダンナの仮説を、どのように解釈されているの?

しかも基地外ばーさん宅に泊まった翌日、
なぜか別棟に移動しているし。朝から。
起こせよダンナを。ココは敵地だろ。
婆さんがエキセントリックなのは
もう夕べからわかっているだろうに。

あるいはやることなすこと、自分の
ダンナを最初から馬鹿にしているのかも。

数学教師が愛娘をあずけるにあたり
「軽い気持ちで娘の手に触れるな!」

頼んでいるのになんたる言い草・・
いかな緊急事態といえ、とおもったけど
親友のダンナへはともかく、ああいう
胡散臭い女に娘を預けなければならない
気持ちを思えば、判らなくもない。
けれど、それなら娘を連れてゆけよ
「プリンストン」に。

さては「プリンストン」が62%ってのは
当てずっぽうだな?死地に娘は連れてゆけぬ
しかし妻もあきらめきれぬってか。
ビジュアル的にすげーな。首吊り街道。

数学教師が場を鎮めるために口走った
数学の問題。「倍倍ゲーム」が天文学的
数字になるのは比較的有名な話。
最後の日に「クイズダービー」ばりに倍に
なるのだな。「掛け金ドン、さらに倍」

プリンストンどこかの娘「ステイシー」が
やっと通じたママからの電話にてうわごとを言う。
「微積分・・見えるッ・・微積分・・」

「見えるッ」って、そんなアナタはアムロ?

中学生の馬鹿ガキ二名。あそこで射殺されて
正解だったかもしれない。仮に助かったとして
主人公夫婦の養子として、新生活を送るには
ちょっとキャラ的にあわなさそうだもの(笑)



結局は「植物の叛乱」ということで
緑多い田舎を走り回ることになった
絵ヅラ的には不思議な映画
でした。

「トレマーズ」が真剣な「高鬼ごっこ」なら
「ハプニング」は「鬼ごっこ」ってとこ。

監督
M・ナイト・シャマラン

出演
マーク・ウォールバーグ
ズーイー・デシャネル
ジョン・レグイザモ
スペンサー・ブレスリン
ベティ・バックリー
ヴィクトリア・クラーク
フランク・コリソン

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一方、こんな記事が・・・
posted by PON at 21:00| ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画(ハ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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