「サイレン FORBIDDEN SIREN」です。
バイオは結構シリーズを追っかけて
コナミのサイレントヒルシリーズは1作目
まではクリアした事のあるPONですが
現役ライトゲーマーであったら、
購入していたかもしれません。
それが映画の原作になったゲーム「サイレン」
ただもう、この手のゲームをやりこむには
「疲れた」というか、歳を取ってしまった。
呪いだの閉鎖された村社会だの、手元不如意
のなか武器を何とかやりくりして敵を突破、
パズルのような情報断片(ノート、手帳、
日記帳、写真などの類)から類推して、
自分の真の敵、我が身の置かれた惨劇の
真相を知る・・ってパターン。
敵を倒す(=ゲームを先に進める)ことにのみ
労力を費やし、気がつけばゲーム世界背景を
かみしめるヒマもない。
要するに・・自分は「もう解かったから早いトコ
先進んで真相をティーチミープリーズ」という
タイプ。つまりせっかちなんですな。
だから、ゲームよりも映画の方がいいのです。
楽だから。
無論、ゲーム=映画というように単純でないコトは
知ってます。けどまあ、映画やマンガも原作ゲームを
完全に無視しているってわけでもないでしょ?
だったら、その雰囲気が味わえるだけでよいです。
ゲームの方のオチなどは、その手の解説サイトを
見ればよい話。まこと便利な世の中。
<あらすぢ>
国内外で大ヒットとなった同名のゲームソフト
を、「ケイゾク」「トリック」の堤幸彦監督が
映画化した戦慄のサイコ・ホラー。
弟の療養のため引っ越してきた小さな島で、主人公の
少女に降りかかる数々の謎と様々な怪異を“音の恐怖”
にこだわり描き出す。ヒロインにはこれが映画初主演
の市川由衣。
29年前、謎のサイレンの音と共に一夜にして全島民が
消失するという未曾有の怪事件が起きた夜美島
(やみじま)。事件は未解決のまま、いつしか闇に
葬り去られた――。
すっかり平穏を取り戻した現在の夜美島に、病弱な弟の
転地療養のためフリーライターの父と共に引っ越して
きた天本由貴。弟の担当医・南田豊の案内で島を巡る
由貴たちに粘り着くような視線を送る島の人々。
引っ越しを手伝ってくれた隣家の里美は、帰りぎわに
“サイレンが鳴ったら外に出てはならない”と不可解な
警告を由貴に残していく。
しかしそれは、由貴が直面する数々の謎と恐怖の
はじまりにすぎなかった…。
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最初からネタバレを気にせず書き散らします。
この映画のウリは
「サウンド・なんとか・ホラー」ってんで
>“音の恐怖”にこだわり描き出す
PONの場合、家族が寝ていたのでボリュームを
絞って鑑賞。残念ながら、折角こだわったらしい
サウンドホラーがさっぱり無意味でした。
まあいいケド。基本怖がりなんで。自分。
主人公のおねーちゃん(市川由衣)が
ものすごい行動派。さっきまで町中にいたかと
思えば、次の瞬間では熱帯雨林をダッシュしている。
でまた、町中に逆戻り。
いろんなところに顔出し。忙しいこと。
これはあれかな、町が小さすぎて島のデフォルトは
どこもジャングルってことなのかな。
それから松尾スズキ氏。彼は一体なんなんだ?
劇中で彼が演じるキャラの存在そのものが
どうにも意味不明な上、彼に演技力がまるで
無いので、キャラも本人もいったいこの映画で
何がしたかったのやら。友情出演?
笑えたのは、主人公が松尾スズキと森の真ん中の
廃屋に閉じ込められるシーン。
へんな集団に襲われるのも、松尾スズキ氏が
盾になって時間稼ぎの間に戦線離脱するのも
それは別にいいんだけど、この主人公
わざわざ弟を「背負って」廃屋玄関から脱出。
ものすげーパワフル。火事場の馬鹿力?
それにしても長い。いろんなところが。
鉄塔登るシーンなんかも、もうちょっと
コンパクトにまとめてください。
「捕まりそう→抵抗→一旦しのぐ→またピンチ」
しつこい。いい加減。
製作者側もコンテなりと正面から格闘して、
時間軸、話の流れについて検討、もっとまとめても
良かったのでは?
あと、重要なのは森本レオの存在。
この映画は「レオVS市川由衣」だった。
レオ大暴れ。でも長すぎ。
(あくまで噂ですが、あの森本レオ氏。
見かけにだまされがちであるが、結構
女好きらしい。劇団の若い女性なんかと
けっこう有ったらしいですよ。いろいろ
だもんで、女性を追っかけまわすコトに
かけては迫真の演技だった)
この家の飼い犬の名前が「オスメント」。
PONはまったくピンとこなかったんだけど
なんかヘンな名前とおもって検索したら・・
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「ハーレイ・ジョエル・オスメント」
Haley Joel Osment
生年月日 1988年4月10日(21歳)
アメリカ合衆国の俳優。カリフォルニア州出身。
1994年に『フォレスト・ガンプ/一期一会』
子役デビュー。
1999年に『シックス・センス』で秘密を抱えた
暗い少年を演じ、天才子役として一躍有名になった。
同作品では11歳ながらアカデミー助演男優賞に
ノミネートされた。現在はニューヨーク大学で学んでいる
(余談)今では立派なおっさんに↓
http://news.livedoor.com/article/detail/3580408/
「子役の命は短くて苦しきことのみ多かりき」ですな。
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・・「シックス・センス」の子役だったですか!
なるほど、それであのオチですか。
残念ながら「シックス・センス」ほどキレイに
纏まっていませんでしたが、意図は理解できました。
ゲーム原作つき映画ってヤツは、完全にゲーム通りに
映画化してしまうと破綻してしまう場合が多い。
(ゲームの「システム」が映画にそぐわないから)
なもんで世界観だけを借りて別の話に作り変えてしまう
パターンが多いのだけど、この映画も例外にあらずで。
この映画を辛うじてゲーム「サイレン」原作と
留めているのは、ゲーム設定どおりの「サイレン」と
映画の最初の方で、怪しげな島民(屍人≒ゾンビ)
の視界と思われる、唐突に出てくる「プレデター」
スコープくらい。
(これはゲーム独自のシステムでゲームキャラには
ある特殊能力があり、屍人の視界を自分の視界
として見ることが出来るのです)
このプレデタースコープを映画のスジに深く絡める
のは、さすがにムリのようでした。
偶然?この「サイレン」と同じタイミングで借りた
DVDは同じシャマラン監督の「ハプニング」
だったのですが、同じようなフレーバーの映画を
探し続けていれば、自ずとそうなりますわな。
サイレンというゲームを知らない人にまで
ワザワザ薦めるほどの作品ではないです。
サイレン FORBIDDEN SIREN(2006)
メディア 映画
上映時間 87分
製作国 日本
公開情報 劇場公開(東宝)
初公開年月 2006/02/11
監督: 堤幸彦
脚本: 高山直也
エンディングテーマ: 石野卓球
『SIREN』
出演:
市川由衣 :天本由貴
森本レオ :天本真一
田中直樹: 南田豊
阿部寛 :土田圭
西田尚美 :里美
松尾スズキ: 東
嶋田久作 :山中巡査
高橋真唯: 謎の赤い服の少女
西山潤: 天本英夫
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