2009年08月31日

なんか似ている

夏も終わり。
しみじみ・・。

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「なんか似ている」

ある日、「なんか似ているな」とふと思った事。

ふかきょん.jpg

キリンの「ゴホウビ」こと深田恭子さんと
カルピスの失われた「商標」が
似ている件について。

H08-115253.jpg
(目かな、駅でもっと似ているポスター見かけたんだけど)

ちなみにカルピスの商標が失われてしまったのは
「黒人差別」だ!と、あるスジから
イチャモンつけられたからだそうですよ。
まったくもってクダラナイ。
そういうことが続くと、まったくその気は無いのに
逆になんか差別したくなる。そんなアフォ組織を。

それで社会正義がまたひとつ達成されたと
鼻息を荒くしている連中に腹が立つのです。

給食のときにパンには必ず付いてきた
「マーマレード」「イチゴジャム」「チョコレート」
なんか、黒人女性の耳輪マークだったぜ。
何気にいつも完食だったよ。
あと「ぺくちん」

kyuusyoku.jpg
これは参考例。過ごした時代、地域によって
すいぶん思い入れも変わるよね。

カセイ食品(東京)

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2009年08月30日

「ミス・ユニバース」衣装に批判殺到

嫁さんと選挙に行ってきましたが・・

ああなりましたか。
そうですか。

でしたら、今後は調子に乗って暴走しないように
あらゆる国民がいろんんところから
常に監視するほかありませんね。
全員が全員、スキで入れたんじゃないと思います。
あまりにライバルが酷すぎただけですよって。

それとあれだけ与党自民党をボロカスに書いていた、
オヤジの夕刊「ゲンダイ」は、今後どうすんだろ。
やっぱハトポッポや、その後に
ひかえし「なまはげ」とかのことを
こんどはボコボコに貶すんだろうか・・。

マスライです。

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「ミス・ユニバース」衣装に批判殺到 

「下品だ」「売春婦のようだ」
7月29日20時25分配信 J-CASTニュース
 ミス・ユニバース日本代表の宮坂絵美里さん(25)
が世界大会で着る衣装について、「下品だ」
「売春婦のようだ」といった批判が殺到している。
衣装制作に関わった老舗呉服屋や織元も怒りを隠さない。
一方で、「海外うけする」と見る専門家もいる。

これは見た方が早いやね。
これです↓
arara.jpg

たしかに、やっちまったな〜という感じ。
外国人(それも日本人女性をイエローキャブと
信じて疑わない男性)には、東洋のシンピ
GEISYA、FUJIYAMA、HARAKIRI
なわけですよ。
SUKIYAKI、TENPURA、SASHIMI
も追加してもいい。

ミステリアス、貞淑、従順でも
夜は性に奔放っつーイメージね。
彼らのスケベで失礼なステロタイプに
そこまで媚びる必要もないのではないかと
思うのである。

手段より目的。今回はナリフリかまわず
勝ちに行くという決心であるならば、まあ
止めませんが。

アレンジするなとは言わないけれど
もうちょっと品のあるアレンジできるはずですよ。
あの衣装、日本人代表以外の女性が着たとして
きれいだなーとか、お友達になりたいとか
フツー感じるだろうか?という次元の話だと
思うのです。

>最終的にOKを出したイネスさんはというと、
>自身のブログで、「保守的な人間と時代遅れの『恐竜』が
>衣装を批判しているが、ファッショニスタ
>(ファッションを愛する人)はとても気に入っている。
>私が(反応を)気にしているのはファッション産業を
>動かす人たちだけ」とコメントしている。

これはデザイナーとプロデューサーの
無能を現しているな。

・・追記、結局落選したそうです。

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2009年08月29日

植草元教授が勝訴/「セクハラ癖」は認める

「植草元教授が勝訴/「セクハラ癖」は認める」

・・まだやってたのか?って感じもあるけどね。
この御仁、第二の「三浦和義」になりそうな気配。
プライドが高く、なまじ、わが世の春を謳歌した
(つーかテレビでコメンテータだったというだけだが)
こともある、元知識人なので、面倒くさそうだよ。

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植草元教授が勝訴/「セクハラ癖」は認める
2008/09/08 16:58

http://news.shikoku-np.co.jp/national/social/200809/20080908000302.htm

 週刊誌「サンデー毎日」に「セクハラ癖は業界で有名」
などと書かれ、名誉を傷付けられたとして、
植草一秀元大学教授(47)が発行元の毎日新聞社に
1100万円の賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は8日、
33万円の支払いを命じた。

 大段亨裁判長は「植草元教授は性的な嫌がらせで
 人間性を傷付ける言動をする傾向があり、セクハラ癖
 があるというのは真実」と認定したが、
「業界で有名という部分は立証されていない」と指摘した。

 判決によると、サンデー毎日2004年5月2日号は
「女子高生のスカートの中をのぞいて御用」という
 見出しの記事を掲載した。

 植草元教授は東京都迷惑防止条例違反(痴漢行為)の
 罪に問われ、無罪を主張しているが1、2審で実刑判決
 となり、上告中。「セクハラ癖の認定には不満が残る」
 とコメントした。

 毎日新聞社は「主張が認められず承服できない」
 としている。

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いや〜面白いなあとおもったのはココ↓

>「植草元教授は性的な嫌がらせで
> 人間性を傷付ける言動をする傾向があり、
> セクハラ癖があるというのは真実」と認定
と、裁判所からお墨付きをいただいたのに

>「業界で有名という部分は立証されていない」
と指摘されてしまったあたり。

ス、スゴイ。ここまで公にコケにされているのである。
いったいこの判決のドコが「名誉回復」になったと
いうのだろうw
これだけ世間に笑われて1000万の賠償請求に
33万円。中途半端な勝訴だなあ。
いっそのこと、却下された方が良かったのでは
ないだろうか。

>「業界で有名という部分は立証されていない」
って指摘されたため、今後彼は、世間にて
 迷惑条例違反の「セクハラ男」だけど
 「業界」で有名と言うほどではない元教授。
という非常に微妙な存在となった。

そもそも「業界」ってドコ指して言ってんのかな。
大学教授業界?マスゴミ?

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ちなみにちなみに・・
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2009年08月28日

巨人の小笠原選手

「巨人の小笠原選手」

PONも好きな選手だ。
本人がどう思っているのかまでは
PONにまで伝わってこないけれど
メジャーメジャーと騒がず
黙々と国内で頑張っている姿がイイ。

それはともかく、彼につけたとされる
あだ名が

「ガッツ」

ってのは・・う−−ん

どんなネーミングセンス
原監督。



ベルセルクの主人公だというなら、まあ
解からなくもない、と無理矢理自分を納得。



ウルフもなあ・・。うーーん。



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2009年08月27日

お蔵入りフォト放出

「選挙前のつぶやき」

このまま行くと日本人の極端な所が
モロ出てしまい、どこかが圧勝する
恐れもあるんで、そのアンバランスさを
大変恐れる自分としては、カウンターバランス
として・・とも考えているんだが

例の口の曲がった首相が所属する党が
政権を握っている間に、実現させた政策で
どうにも許せない事がひとつあるんだわ。
自分としては。

「タスポ」の導入。
あれがね。どうにも許せない。
国民の健康やら青少年を守るなんて
錦の御旗の元、その実は大手流通(コンビニ)
だけを勝ち残らせる為、それと余剰ICチップ
ならびに自販機メーカーの延命策、それだけに
過ぎない。

もうね、自営業の小売は死ね!って最終通告。

ま、どっちの党に入れるにしても・・
「タスポ制度は、これを廃止します!」
とは言いだしそうにない。
ご大層なマニュフェストとやらに
「タスポ制度廃止」が掲げていたら
全国の小売の皆さんが、実は結構
投票すると思うけれどなあ。
アナタの党に!
(あそことかあんなとことかの党は除きますが)

今からでも多少の票の積み重ねはできるかもよ?
口の曲がった人の党。

マスライです。

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お蔵入りしていたブログネタ用フォトを
放出いたします。並び順に意味はありません。

1)「テツオトサウンド」

DCF_1663.JPG
「有楽町・五反田」:JR-SH-3
「池袋(始発)」:メロディ
「新橋」:Gota del Vient
「東京」:JR-SH-3
「高田馬場」:鉄腕アトムb
「原宿」:原宿a
「鶯谷・日暮里・田端・西日暮里・大塚・代々木・
 駒込・目白・御徒町・巣鴨」:春
「上野・新大久保」ベルB
「渋谷」花のほころび

 こんなの売ってた。買う気はさらさらないけれど
 駅ごとにオリジナリティを出しているのかと
 思っていたら・・やる気あんのか??
 「鶯谷・日暮里・田端・西日暮里・大塚・代々木・
  駒込・目白・御徒町・巣鴨」
 の駅のみなさん!
 まあ、ほかも似たり寄ったりだが。
 「高田馬場」が鉄腕アトムなのは、手塚先生の
 スタジオが、かつてあの駅周辺だったからだと思う。

2)「ドア横エアポケットに増設のディフェンス板」

ディフェンス.JPG
 ひじが出て、女性のでん部にでも当たったら
 それこそチカン呼ばわりですからね。
 首都圏の通勤電車に、じみーな速度で増設中。

3)「神奈川県警察のポスター」

ネタ.JPG
 「曲がった道は許さないぞ!」
 そういうのは各道路管理事務所へ言ってください。
 しかもワイルド7。By望月三起也。
 超法規的存在で悪人は射殺できる存在。最後は全滅。
 警視庁には「両さん」がいるけどねえ。 

4)「ジョージアエメラルドブレンドも販売終了?」

DCF_1648.JPG
 30%増量(250ミリリットル)で100円。
 首都圏の某駅前の自販機で購入。在庫一斉処分か?

5)「トランスフォーマー2」

TF2.JPG
 トランスフォーマー2もいよいよ来日予定の様子。
 今度はメガトロン→ガルバトロンかな。

6)「ミリティア」

ミリティア.jpg
これ、今度記事化しようと狙っていたんだけど。
ナムコのSFCゲーム。比較的地味ながら
知る人ぞ知るで、かなり面白かった。
またやろうかな。PONのお気に入り兵器は
実用性皆無ながら「超巨大ミサイル」
あれが完成して、敵陣を吹き飛ばしたときの
爽快さときたら。
ヤマト、第一話の巨大ミサイルを思い出す。
ナムコって、マイナーゲームひとつをとっても
まったく手を抜かないしセンスあるなあ。

以上、つれづれなるままに。

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e8c67347.gifそれから、毎度おなじみ・・
ラベル:お蔵入り
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2009年08月26日

となり町戦争

「となり町戦争」

「僕は今回の戦争で心のどこかが死んでしまった」

あらすぢ
舞坂町に暮らし始めて一年、北原修路は町の広報紙
で隣りの森見町と戦争が始まる事を知る。
しかし、
開戦初日を迎えても町の様子に変化はなく、戦争を
実感することは何一つなかった。広報紙に掲載される
戦死者数を除いては…。数日後、対森見町戦争推進室
の香西と名のる女性から電話があり、特別偵察業務
辞令の交付式への出席を促される。その業務の延長で、
やがて北原は敵地へ潜入するため香西と結婚する
事になる…。

戦争について考え直すきっかけにはなると思いますが
物語としては平坦すぎて、映画としてダレ気味な点は
否めません。もう少しテンポ良く、盛り上がる場面を
作ることができたハズ。

PONも「戦争=悲劇=ヨクナイ」と脊髄反射的には
浮かんできますが、中東や西アジアあるいはアフリカの
市民が、今現在も実体験している、
「生活に即した戦争=リアルな戦争」って何?
といわれると未体験者にはイメージがしにくいと思います。

戦争というと、ただひたすら弾丸が飛び交い、爆発
しているイメージがありますけど、一年365日間、
一瞬の休みもなくそういう状態であるわけでは
ありません。大抵は長い普通の日常生活が営まれ、
突発的に、また散発的にそういう戦場が出現する
わけです。
突然、銃声でそこが戦場になり、スタートさせた
ほうも、迎撃するほうも状況がわかっていて
戦争している訳ではなく
まして、最近のようにテロやゲリラレベルの
低強度紛争(市街地戦争)ともなりますと尚の事。

誰が敵なのか、味方なのか。
いつ終わるのか、何のために戦っているのか。
そもそも誰と戦っているのか、死ぬのは自分か相手か。
でも周囲に戦場はなく、日常生活(=会社通勤)は続く。
にもかかわらず町広報誌にある戦死者の数は確実に増えている。

「皆さんの選んだ議会で決定したことです。
 声を挙げないのは賛成しているののと一緒です!」

原田知世さん、職務に忠実なお役所人間
硬質なロボット的な女性「香西」さんを演じる。
年を取った「アヤナミ」のような存在。
ワザとなのか洗脳の結果なのか、香西さんは
人としての感情を捨て、有能な公務員たれと
自らを律しており
有能な公務員=職務に忠実=職務=戦争遂行
ってな具合である。職務のためなら枕営業まで・・。

「ああ、道路だ!道路だ!」
江口洋介は瑛太が演じる救出隊員によって、味方陣営
にやっとたどり着きます。ここで、主人公も観劇者も
明るい昼間、何も考えることなく道路の真ん中を
歩くことのできること=平和のありがたさ、喜びを
実感できる。

救出隊員がたった一名であるあたりは、予算の限られる
町が主体の戦争、もしくは上層部のやる気のなさが
伺え・・るのかもしれない。

となり町との戦争を、ただ支持率維持だけのために
推し進める怪しい町長。まるで某北朝鮮の親分のよう。
恰幅あって目はギラギラ。売れない演歌歌手か、
おヤクザさんか・・、誰だか判らなかったので、
ネットをたたくと、これが「菅田俊」さん
・・菅田俊、どっかで聞いたことがあるとおもえば
10号ライダー、仮面ライダーゼクロスの主人公
パンチパーマあんちゃん(村雨良役)でした。

怪しげなスナックのママ的、役所の偉い人
「舞坂町役場戦争推進室室長」役が余貴美子さん。
PONは嫌いではない女優さんだけども、あそこまで
ディフォルメされてしまうと誰がやっても一緒だよなあ。

「さっき話していた人が突然死ぬ。それが戦争なんですよ」
単なる端役だとばっかり思っていた、職場の上司(岩松了)
が意外な存在感。

いろいろと楽しめる仕掛け(伏線、設定といった)道具は
あるのに、いまいち活かし切れていないのが残念。
この辺は原作のよさを監督や演出家が活かせなかったと
思われる(原作未読なモノで)

ネタバレだけど
・・原田知世もそこは振り切って電車に乗るだろ。
その方が君らしい。

自分はもう二度観はしませんが、未観の方は
地上波でやっていたら観ておいてもいいかも。



江口洋介
原田知世
瑛太
菅田 俊
飯田 孝男
小林 麻子
余 貴美子
岩松 了

監督: 渡辺謙作
原作: 三崎亜記

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2009年08月25日

携帯電話のガラパゴス化

「携帯電話のガラパゴス化」

単に携帯できる電話だったものを
総合情報ツールと進化させるキッカケとした
エポックメーキングな出来事といえば
やっぱ「カメラ」機能の追加。

あれはJ-PHONE(今のソフバン)が最初だったの
かな?

auの今度の新作携帯ラインナップ。
3D画面携帯、それと楽器付携帯
発売される。メーカーも。消費者
(移り気が激しく最新に目がないとされる極々一部)
のご機嫌取りが大変だ。

日本国内向け携帯は確かによく出来ているのだが
「ガラパゴス化」といわれるように
その地方(日本)にだけ通用するよう特化しすぎて
世界的にはウケない(運用できない)。

世界的に言えば、ケータイなどツールに過ぎない。
・機体そのものが安くて(←重要)
・耐久度があり(←重要)
・アフターフォローも充実
・どこでも通話可能
・必要最低限の機能(電話&メール)
であれば良い訳で、着メロ、着うた、アプリは
言うに及ばず、今の段階でI−modeや
ましてテレビも液晶画面、フクザツな変形機能など
世界の人は要らんのだ。

・・アフリカの人にお土産を持ってゆく場合
電卓などが喜ばれるらしいのだが、注意点として
太陽光発電のできる機種のみとすべし、と
何かに書いてあった。電池が入手できないからだ。
じゃあ、太陽光発電機能つきのにしようよ。
カラー画面ですら必要ない(当座は昔のゲーム&ウォッチ
レベルでよいと思う)のだから、それほど
パワー要らんでしょ。

もっとも、インドのタタ社が自動車でやってる
「安かろう(悪かろう)」路線を携帯電話で実現
したとして、それで日本が儲かるかギモンだが
今は儲からなくても、ソンして得取れの精神で、
まずは昔のYahooADSLキャンペーンのように
ナリフリかまわずシェアを奪い、いずれ世界の人々を
高級機へシフトさせる、そんな(気の遠くなる)
戦略を実行しましょう。そのためにはNTT中心で
企業連合組まないと。
(それくらいのこと既にやっていると信じているが)

田中角栄さんがスゴイと思ったのは、
1970年代、IBMの汎用コンピュータが
アメリカから来襲。このままいくと、日本の基幹部は
すべて外国製のコンピュータでまかなうことになる!
という事態に陥ったことがある。

当時、国内産の大型コンピュータは各社ごとに研究中。
当然足並みはバラバラ。企業機密ってことで基礎研究情報
の共有すら望めない。
そこで角栄さんがしたこととは、官邸に「富士通」
「日立」やらの経営トップを呼び出し、渋る彼らの手を
無理矢理握らせ、共同開発に乗り出させたんだとか。
(既にA社とB社でタッグを組ませるといった
 組み合わせも、複数チーム決まっていたそうな。
その結果が、1980年代後半に出現した
世界に誇る電子立国ニッポンだ。

これが政治だよ。
(そういうコトは、親分国からすれば非常に
 余計なこと。だから角栄氏はロッキード事件で
 親分国から制裁を受けたとかとも
 まことしやかに言われるが、そういう
 陰謀論はひとまず置いておきまして・・)

金ばら撒くだけでなくって、誰かからの受け売りでも
いいから、金になりそうな話の情報収集して
そういった主導権発揮しましょうよ。どこかの総理大臣さん。

これまた、それくらいの事やっているのかも知れないけれど
役人に任し、自分も読めないお役所言葉で発表して終了だから
結局何がやりたいのかまったく理解を受けぬまま
一般民には忘れさられるハナシになってしまうのです。

更に言うなら、全然進展がなくってもいいとすら思う。
ひとまず記者会見などで「ぶち上げる」だけでもOK。
無論、後で帳尻は合わせる必要がありますけど。

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2009年08月24日

以前より不思議に思っていたこと

「以前より不思議に思っていたこと」

ウィルスってありますね。まあ時節柄
「新型インフル」もあるでしょうが、
ここではパソコンがかかってしまうヤツです。

あれさ、以前より不思議に思っていんだけど・・
なぜ、ウィルス対策に一般ユーザーが
金を払わねばならないの?


MSもVISTAだ7だ言ってるけど
結局、あんたらが作ったシステムの穴に
付込まれている結果なわけでしょう?
つまりソフトの「不良品」対策のために
ユーザーは金を払っている訳だ。

Windowsに一生懸命、ライトユーザーが
一生気がつかないような奇妙な機能を
付け加えるよりも、ウィルス監視&除去ソフト
を標準装備としてください。
(V対策フリーソフトの存在も理解してますが
 ライトユーザーがPC購入早々から
 ウィルスに関してほとんど意識しなくてもいい
 そういった環境が欲しいのですよ)
 
無論、Windowsサポート期間中は
ワクチン追加およびアップデートも含まれます。

・・でもここまで書いていて思ったんだけど
そうなると、例えばもしMSが今度また
新しいOSを開発、人々に売りつけようと
するときには、現行OSのウィルス対策停止を
宣言してしまえばいいのか・・脅迫に近いな。

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2009年08月23日

「TBSの着信拒否に腹が立って…」

【法廷から】「TBSの着信拒否に腹が立って…」

2009/02/06 12:21更新

「話し相手が欲しい」という理由で、約20年間にわたり、
テレビ局に電話をかけ続けた被告の男(46)
。非常識な
電話に悩まされていたテレビ局側が取った“対応”に
激怒した被告は、軽い気持ちで「爆破予告」の電話を
かけたが、その罪は決して軽いものではなかった。

 テレビ局に爆破予告の電話をかけ、警備員らの業務に
支障を生じさせたとして、威力業務妨害の罪に問われた
被告の初公判が5日、東京地裁で開かれた。

 検察側の冒頭陳述などによると、被告は昨年11月11日、
テレビ東京に「悪いけど、TBSに言っといて。
爆弾しかけたから、もうすぐ爆破するぞって」と爆破予告
電話をかけたという。

 テレビ東京からの連絡を受けたTBSでは、
正面入り口の警備人員を増やしたり、不審物を探すなどの
対応に追われ、通常の警備業務に支障が出たという。

************************

よかったね。刑務所には、「約20年間にわたり
テレビ局に電話をかけ続けた被告の男(46)」を
可愛がってくれる人たちがたくさん居るよ。
なにより、こんなくだらない話に
裁判所の人がたくさん付き合ってくれる。

こういう気の毒系の人(46)が混ざっているから
不特定多数を相手にしなければならない
「お客様センター」ってツライと思う。
業務に従事している人たちには
ウツになってしまう人も居るようだし。

読んだあと、ため息しか出ない。
裁判官も検察官も弁護士もそして記者も
ウンザリしてやがて悲しき事件かな。
関わった人間すべてが不幸。
ひとつも生産的なことがないよ。

小学校のホームルームでもつるし上げに近い。

>裁判官「迷惑だと思わなかった?」
>被告「思いませんでした。
>   迷惑だと注意されたこと、ないんで…

もう一度書きますが・・このオトコ46歳。

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2009年08月22日

「最後の伊賀者」 司馬遼太郎

「最後の伊賀者」
司馬遼太郎 講談社文庫

この本なんかオフィスビルのゴミ捨て場で拾った。
どこかの会社の内勤のおじさんが捨てたモノ
なのかもしれない。読むにはかまわないが
外装は既にボロボロ。三色本屋もさすがに
買い取ってくれないだろうなァ。

忍者モノ短編コレクションかと思いきや
別に忍者だけでなく司馬遼太郎短編集でした。
短編は長編とは別の意味で作家の力量が
問われる分野ですね。

なかには、司馬氏が何でこの人をセレクト&
このエピソードを切り取ったのだろう?
ってのもあるけれども、
月並みな言い方をすれば、司馬先生の案内で
安全無害なタイムマシンの窓から、歴史人物
(あるいはそんな人もいたであろう)の人生を
のぞき、無責任に楽しむ・・そんな感じです。

・下請忍者
・伊賀者
・最後の伊賀者
・外法仏(げぼとけ)
・天明の絵師
・蘆雪を殺す
・けろりの道頓(どうとん)

あらすぢ
内容(「BOOK」データベースより)
驚異的技能と凄じい職業意識を持つ怪人たち、伊賀忍者
はいかにしてつくられどのように生きたか。城取り、
後方攪乱、探索密偵等、戦国の武器として使いちらされた
危険な傭兵、詐略と非情の上に成り立つ苛酷な働きが、
歴史の動きに影響を与えた不思義な人間たちを、自在に
描く短編等、魅力溢れる7編を収録。

・下請忍者
「もともと刀術などは別に神秘的な術でもなんでもない。
 反射能力というという素質の上に腕力があればいい。
 あとは練習によって敵よりも早く刀を使えればいい」

 忍者には「上忍」と「下忍」という階級があり、各地で
 大名の雇われ情報工作員で金を稼いできたのは下忍で、
 上忍(と老いた下忍)はその上前をはねて生きていた。
 一度下忍になってしまったら、一生下請で終わる。
 そういう「しきたり」を嫌がり「抜け忍」になるものもいる。

 「抜け忍」には壮絶な制裁が待っていると、現代人でも
 知っているが、多分にイメージ先行なようである。

 確かにそういう一面もあるけれど、実際に、制裁する
 方もされる方も、本気になって制裁を実行したら
 下手をすると共倒れ。メリットは一つもない。
 それに腕のいい忍者は、そうそう仕立てることも
 できないし、上忍にとっては飯の食い上げだからだ。

 忍者だけでなく戦国の庶民はそれでなくても「したたか」
 表向き、裏切りは「死」、となっていたとしても
 その実、いくらでも逃げ道は存在するモンなのである。

・伊賀者
「みずから魔性であらねばならぬ伊賀者が
 神仏を祈るようになれば、ついに間忍(しのび)の術は、
 伊賀から地をはらって亡びるときがくるだろう」

「城館で、女をさがす。それと盗みだけが、この精神の
 奇畸児どもの楽しみであった・・江戸時代には淫と盗を
 自戒したとあるが、真実の戦国忍者にはそういう後世の
 儒教趣味はない」

 忍者という異能の集団の里、「伊賀」。
 忍びの術そのものが、人間性と常識を捨て去った上で
 はじめて手に入れるものであり、彼らが信じられるモノは
 忍者業界独特のオキテと、それに裏打ちされた「金」のみ。
 であるから、忍者業界そのものがひとつの宗教であり
 そんな業界に、外部の邪教が浸透したとしたら・・
 ダブルスタンダードによる業界の崩壊に繋がりかねない。
 主人公の下忍が、次々と降りかかる火の粉を払ううちに
 行き着いたコトの真相と、彼の運命を描く。

・最後の伊賀者
「伊賀の叛骨(はんこつ)」という。叛骨といえば
 ていはいい。幼児から人を猜疑する機能のみを育てられ、
 妻子も持たず、あるじに仕えた伝統も経験ももたない
 彼らは人の畸形であったろう・・」

 忍者とは精神的に畸形の集団であり、ひとりずつが
 独立した自営業者ともいえる。戦国の世の終焉により
 江戸幕府が彼らをサラリーマン化しようとしたことに
 対する最後の伊賀者の抵抗とは・・。
 という話。
 頭悪いね、というか精神的に畸形(社会的に適応できない)
 に育てられてしまった忍者の社会に吸収される様が描かれる。

・外法仏(げぼとけ)
 なんか結構大変・・だね。祈祷合戦。

・天明の絵師
「今でこそ与謝蕪村は近世の画聖と言われるが、当時は
 俳人蕪村の手なぐさみ程度にしか思われていなかった。
 「首くくる縄切れもなし年の暮」
 という俳句をつくって年末に門口に張り、ようやく
 債鬼を追っ払うような生活をしていたのである」

「戯作者め・・」
 呉春も上田秋成を軽蔑していた。
「物を書く男などは、自分の独断(ドグマ)にあてはめて
 世間や人事を見ている。呉春は秋成の「雨月物語」を
 読み、その想像力には感心していたが、現実の秋成の
 想像力とは、なんと陳腐でありきたりで通俗的なの
 だろう・・」
 
 何でもそれなりにこなすが、やることすべてに心が
 こもっていない、器用貧乏の見本のような若者、呉春が
 絵で飯が食えるなら・・と気のいい与謝蕪村に弟子入り
 する。 

 いろいろあって途中から、やはり器用な呉春は応挙派に
 乗り換える。その円山応挙の話が面白かった。彼は写実
 主義を世に広め、上手い絵=リアルに写しとることと
 思っている素人には圧倒的な人気を誇っていたが、絵は
 精神であるとする文人画の連中からは、俗中の俗とバカ
 にされていたらしい。

 応挙が、野馬が草を食う図を描いた。ひとりの農夫が
 それをみて・・「まるで生きているようだが、ただ一つ
 本当の馬とちがっている。馬は草を食うとき、草の
 尖(さき)で 目を傷つけぬようにかならず目をとじて
 いるものだがこの馬は目をあいている」
 応挙は感心して農夫に謝し、さっそく目をとじた図に
 書き直した。それが円山派の本質である。

 農民と馬鹿にすることなかれ。現場の風景は現場の人間が
 一番良く知っているといういい例。

・蘆雪を殺す
 やはり円山応挙の弟子であった蘆雪の話。
 エキセントリックな小心者である蘆雪の一代記?

・けろりの道頓(どうとん)
 道頓っていうから、忍者の「伊賀崎道順」の話かと
 思ったが違ってた。先日23年ぶりに発見された
「ヘドロカーネルサンダース像」が沈んでいた、
 あの「道頓堀」を切り拓いたヒトの話である。

 不思議な余韻を残す作品。読み終わったあとに
 道頓堀の濁った水を眺めてみるのも一興か。

面白かった。さすが司馬遼太郎作品(→何様w)



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2009年08月21日

サバゲー

「サバゲー」

サバゲー、サバイバルゲームのこと。
趣味人からは怒られそうであるが、解かり易く
申せば、大人のやる「戦争」ゴッコですね。

昔、面接をした方が実はサバゲーマニアで
あることが判明し、本業以外で盛り上って
しまったことがある。
自分は確かに一般人よりはミリタリーに詳しいが
あくまで書籍上であって、サバゲー経験は
ほとんどない。また、いくら戦車やヒコーキや
ガンダムに詳しくても、戦術レベルでの戦闘ノウハウ
とはまったく違うのはゆーまでもない。

サバゲーといえば「銃」である。その人は、かなり
古くからの趣味人だったようで、時々バカが起こす
事件(改造銃タイーホや銀行強盗など)によって
マスゴミが定期的に騒ぐ、モデルガン悪玉説に
振り回される業界と、大多数の良識的マニアたちの
涙ぐましい奮闘振りを語ってくれた。
一時は一見して「おもちゃ」銃であることが
判るように、黄色!というか原色系以外は認めない
なんて時代もあった様子。

サバゲーにも、効率的に敵を倒す(つまりはいかに勝つ)
かを、ひたすら追求する武闘派もいれば、歴史的再現に
こだわる様式派など、いろいろ流儀があるらしい。
面白い。人の数だけこだわりがある。

その人が言うには、彼は武闘派というよりは様式派
であって、様式派ってつまるところ、1943年の
ヨーロッパ戦線にはそのガンベルトや飯盒は軍で
正式化されていなかったので持ち込んではならない!
とか、そういった歴史的コダワリの塊なようである。
そこまではさすがの詳しく語れないので、この辺
突っ込まれても困る。

PONが一番笑ったのは、所属軍にも好き嫌いの傾向が
あること。やっぱり人気なのはナチスの「ドイツ軍」
これはね、もう仕方ないですよ。
ナチスは軍の様式美とそれが人民にもたらす効果も
考慮に入れて、制服などをデザインしたらしいですし。
聞きかじりですが、ナチスドイツの宣伝相だった
ゲッペルスが編み出した、人民へのCM手法は
未だ現代マーケティングで有効なのだとか聞きます。
つまりどれだけ人民にウケるか(カッコいいか)を
追求している組織だったんですね。

PONも昔、NHKスペシャルで、1940年代に
ドイツのアマチュアカメラマンが撮影した、
カラーフィルムによるナチス軍のパレードを見たことが
あります。アマチュアカメラマンのクセに、一部では
カラーが普及しつつあったドイツやアメリカの工業力も
凄いけれども。

戦争中の映像といえば、白黒が普通だと思っていたので
あのカラーフィルムには衝撃を受けました。
まさに「鉄」と「血」をイメージした「黒」と「赤」。
本来バラバラである筈の人間達が、統一した動きで
統一した制服で整然と行進する様は、閉塞した
あの時代に、一筋の光芒を見るようで・・と当時の若者が
そりゃあ勘違いするだろうな!と思える「何か」で
画像が満ち溢れていました。
後に彼らがいかに非人道的な振る舞いを行うか!とか、
そういうヤボを言うのはここでは止めておきましょう。
(北朝鮮もそうだけど、とにかくやたら自勢力を
アピールするためには「軍事パレード」が早い。
どんな軍事オンチにもその勢力が凄いか凄くないか
(訓練の有無など)が非常に判りやすい)

んで、サバゲーであるからには当然必要なのが「敵」。
ネットやらマニアの店の張り紙によって募集する訳
なんですが
「アメリカ軍」志望者が少ないのだそうですよ。
ただでさえ、サバゲーマニアは少ない母集団。
その中で「米軍」志望という物好きは中々いない様子。
(それでもゼロではないのが趣味の道の面白いところ)

たとえば「新バンド立ち上げ、当方ボーカルはいます。
ギター、ベース、ドラム大募集」みたいに「ドイツ軍」は
真っ先に定数充足なれど、とにかく「敵」が集まらない
のだとか。面白いなあ。

ただ、この趣味人達の名誉の為に書いておきますと
サバゲーの為に歴史書をひもといて学べば学ぶほど
戦争が嫌いになり、趣味で戦争を行えるこの時代に
生まれてよかったと実感するそうです。
それに自衛隊には入りたくないとも。どこまでいっても
自分達アマチュア。プロにはかないませんよ、と
笑っておりました。

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2009年08月20日

永田町町内会長

「永田町町内会長」

以前にTVで見たのだが、日本の中枢であり
エリートちゃんと組織の集まる、かの永田町
には少数であるが一般人も住んでいて、
その町内には町内会があるらしい。

永田町町内会長

かっこいい。

こういうの落語みたいで好きだな。
「自分は宇宙一強いけど
 あいつは町内一強いから」
みたいな。

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2009年08月19日

「帝都東京 隠された地下網の秘密」秋庭 俊

「帝都東京 隠された地下網の秘密」

秋庭俊 新潮文庫

「政府というのはウソをつくのも商売のうちらしく
 政治家も官僚もよく
 「寝た子(=国民)を起こす必要はない」という。
 これからなにかをするは、必要な手順を踏むしかない
 が、何も知らないことまで教える必要はない。
 黙っていることはウソをつくことにはならないのだ・・」

首都高や地下鉄が、たとえ一部、堀の端っことはいえ
皇居の敷地内を通過していることが、昔から不思議
だった。戦後、民主化がなされたとはいっても
今以上にまだまだ「皇室」やそれに類する崇敬の念を
持つ人達も多かったはずで、政府中枢ほど、そういった
人間は多かったのだと思う。なのにそのルートを選定
し、許可がでて、実行に移した・・。

首都高や地下鉄といった土木工事は、東京オリンピック
のために開発が集中し、政府中枢も国威高揚とその
イケイケ気分の中で、つい許可をだしてしまったのかな?
と、PON自身は適当に考えていたのだが、違ってた。

地下道は戦前からあったのである。
おそらく最初の目的は、VIPの移動・避難方法確保
のために。

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あらすぢ
我々は、果たして東京の真実の姿を知っているのか?
眼に見えぬ地下網の実態は、「帝都」時代から厚いベールに
包まれたままではないのか?限られた資料を細大漏らさず収集、
そして取材、分析することによって、地図には記載されない
地下鉄の存在が炙り出され、あるはずのない大地下網の存在が
明らかになってゆく。我々に残された最後にして最大の謎に
挑む、ノンフィクションの傑作。
内容(「BOOK」データベースより)

************************

作者が疑問に思ったものに、新規開通したとされる
地下鉄の駅構内には、昨日今日作られたとは思えない
年季の入った壁が露出していたり、ある日、安っぽい壁が
取っ払われ、その奥に地下施設が「完成」という名の下
それこそ唐突に現れた、なんて経験からだという。

戦前の地下鉄(都心の地下施設)といえば「銀座線」
くらいなもので、それまで東京の地下には何もなかった
というのが、政府、営団地下鉄(現東京メトロ)、
土木業界および日本の歴史の常識だけれども、
作者が持った、ホンのちょっとした疑問から調べて
ゆくうち、東京の地下は、トンネルだらけであった
ことが明らかになった(と作者は書いている)

第一次世界大戦で、飛行機が武器となりえる事が
明らかになり、世界最強海軍で守られているはずの
世界の中心、ロンドンでさえ、ドイツ飛行機による
空襲にあった(といっても、当時の性能では爆弾
数キロだが)これは、当時の為政者にかなりの衝撃
をあたえ、帝都の宮遇にそんなことがあっては
ならない・・てんで、関東大震災による帝都復興
という題目の元、ガンガン、トンネルを掘りまくった
らしい。それも市民には内緒で。

大正デモクラシーとかいわれても、データや議事録
の改ざんは当たり前。今よりも一層、市民には
お上のやっている情報が得られず、また「首都を守る」
という大義から、当時の政治家と官僚、実業家は結託。
議会の目をくぐりぬけ、時に「地下鉄工事」というのは
「下水道工事」という別の言葉で言い換えられることも。

お役所だけが勝手に使用している言葉がある。
「街路」もしくは「道路」。その言葉から
我々一般市民が想像するモノといえば
片側3車線くらいで街路樹が並ぶキレイな
大通りである。それは間違っていないのだが
お役所の概念でいえばコレだけではない。
「街路」もしくは「道路」には、道路、歩道
地下道、街路樹まで含まれるのである。

だから戦前の役所資料に「(仮)5号街路計画」なんて
計画があったとすると、市民を立ち退かせて環八道路
みたいのを造って土建屋を儲けさせているんだな・・
と思いがちであるが、しっかりと予算も取り、実際に
工事したらしいのに地上にはまったくその道路がない。
何十年間も計画中とされる道路(街路)なんてのが
実際に、たくさんあるのだそうだ。

戦前といえど、さすがに金のことなればシビアなので
まっとうなルートで道路予算審議にて了承されるわけだが、
了承されさえすれば、その後、計画が実現しようと
しなかろうと、何とでも説明できるのである。
作者の研究による当時の議事録では、政治家などは
巧妙に「街路」という言葉でたくみに説明してたりする。
竹下元首相ではないけれど「言語明瞭意味不明」って
奴である。
少なくとも嘘はついていない。
その代わり本当のことも言っていないが。

中にはワザとかどうかは判らないが「街路」という
言葉で「地上の話」と「地下道」を混同して、よく
判らないままにしてしまう人や組織もあったとか。

今も昔も、混同してしまうのはマスコミであり、
すべてを知った上で巧みに使い分けるのが政治屋。
役人や軍隊は、すべては国のためと口を閉じ
時の気骨ある「設計者」だけが、真実(東京の
地下は昔からトンネルだらけなんだよ!)という
メッセージを、業界紙や「東京市制史」とか
「東京の建築100年」とか、そういった、だれも
読まないような本に織り込んできた、という歴史。

そんな裏ワザを駆使して政府だけの秘密のトンネル、
緊急脱出路、地下道路もしくは政府高官や官僚のシェルター
としてガンガン掘られたとされる。
軍が力を持ち始めた昭和初期には、いよいよ加速
軍事独裁だからほぼ好き勝手。戦争中ともなると
ますます加速する。
戦後の軍消滅により、地下は迷宮と化してしまった。

そんな「地下道」の有効利用、それが民間の地下鉄
なのである。時々思いついたときの、政府専用地下室
もしくは地下鉄の開放。それが1998年の丸の内線
唐突な西新宿駅開業のようなコトにつながったりする。

あんまり金はかからない。既に完成しているからだ。
その代わり鉄道としては、結構無理がある。
鉄道建設は既に空いている地下室と地下室をトンネルで
結ぶ工事であるから、鉄道としては不自然なルートや
無理なカーブが続く。東京の地下鉄がやたらと線路を
きしませて走っているのもこの辺に原因がある。

かの大江戸線が開通するときも、地下鉄関係OB
だかが「昭和の宿題でしたから・・」と口を滑らした
こともあったらしい。

古来より、陸軍の仕事の半分は「トンネル掘り」
揶揄されるくらい、土木工事が大好きな団体。
大本営移転計画のあった松代や、硫黄島などの
大トンネルのような例が、実際にあるのに、帝都に
何もないのはおかしくないか?ってこと。

作者は、戦前の政府ならイザ知らず、戦後の政府も
その負の遺産を引継ぎながら、しかも市民に内緒で
コトを行っているのがどうにも許せないようだ。
(政府が専用地下鉄を持つことについては
 反対していないが、市民に隠し続けるという
 その姿勢は、民主主義の敵ではないかと)

この作者は、かつてどこかの記者だったようだが、
残念ながら今一歩のところで、司馬遼太郎にはなれない。
このヒトの「文」は非常に読みにくいのだ。

司馬遼太郎氏ならば、歴史小説を書く前に、学者も
舌を巻くほどの文献調査を行う。それは秋葉氏も
同様なのだが、司馬氏であれば、その歴史に
縁の深い著名人の人生も組み込み、その人生を語る
中から、日本の歴史を読み応えある小説にしてゆく。

それでも折につけ、土木設計者の友人やら地下業OB氏
などとの会話部分もあるのだが、これがまた何の説明も
なく、唐突に挿入されているため、作者が手に入れた
資料を解説をしているのか、推量しているのか、はたまた
単に回想なのか、いまいち判然としないのである。
アタマのよい読者ならば、ここまで書けばお解かりに
なるはず・・って、

わからんよ!

読者おいてきぼりで、この二人が地下網のなぞを
またひとつ暴いた!と勝手に大盛あがりなところは
今は亡き「マガジン」のキバヤシとその一族の会話
みたいで微笑ましくすらなった。



面白いが、とにかく文が読みにくい
(読者にわかってもらおう、とする意図にかけてる)
のが最大の難点。



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2009年08月18日

日本に帰るのは危なすぎる

日本ではヒットしていないんだけどね。
(そもそも劇場公開もしていないと思われ・・)

************************

「日本に帰るのは危なすぎる」=
抗日映画出演の日本人俳優が苦悩―中国

5月9日12時58分配信 Record China

2009年5月、雑誌・青年週末は記事
「日本鬼子としての人生を定められた日本人俳優」
を掲載した。中国人ファンからは俳優らが日本に
帰国するのは危険すぎると心配する声が聞こえる。

2009年5月、雑誌・青年週末は記事
「日本鬼子としての人生を定められた日本人俳優」
を掲載した。今年4月、中国では南京大虐殺をテーマに
した映画「南京!南京!」「ラーベの日記」が公開
された。特に「南京!南京!」は興行成績
1億元(約14億5000万円)を超えるヒットとなっている。
一方で同作に出演した日本人俳優は強いプレッシャーに
苛まれているという。

四川省成都市で行われた「南京!南京!」の舞台挨拶。
角川役を演じた中泉英雄はメディアの前に姿を
現さなかった。陸川(ルー・チュアン)監督は
「中国で受けたインタビューがネットを通じて
 日本国内に伝えられている。中泉の家族や
 友人に影響も出ており、プレッシャーが強い。
 だから今、中泉はメディアの取材を受けることに
 ナーバスになっている」と話した。
中泉は休暇を願い出たと言うが、15都市での舞台挨拶が
終わっていないとして却下されたという。

「南京!南京!」のヒットに伴い、中泉ら日本人
俳優のファンも増えている。しかし一部では
日本帰国後に直面するであろう事態を不安視する声も
上がっている。
「日本に帰らないほうがいい。
  家族も中国に呼べばいいじゃないか。
  帰国するのは危険すぎる」

というのはあるネットユーザーの書き込み。
日本軍人役などで多数の中国ドラマに出演している
日本人俳優・矢野浩二が2007年、日本に帰国した際に
殴打された事件もあり、ファンの不安は高まっている。
実際、中泉と木幡竜は陸川監督のオフィスと契約、
今後中国で活躍の場を広げることになりそうだ。
木幡はすでに家族を中国に呼んだと伝えられている。
(翻訳・編集/KT)

************************

映画は映画、人は人です。
切り離して考えましょう。
こんな当たり前の事を改めて書かねばならんのも
なんかヒジョーに残念。

ドコまでホントだか判らないけれど

>日本人俳優・矢野浩二が2007年、日本に帰国した際に
>殴打された事件もあり、ファンの不安は高まっている。

絶対やっちゃイケナイよ。
そんなことは。

むしろ、その思考(非国民的映画に出演する日本人俳優
=非国民=ああ許せない)があまりにシンプル過ぎて
リアリティに欠ける。ひょっとしてガセとか「日本人を
貶めす会」(←そんなのあるのか知らんけど)の仕業とか?

もし万が一仮に、本当にそういうセッカチな輩が
殴打といった行動にでたとしたら、そいつこそ
「非国民」です。愛国行動ではなく利敵行為と言ってもいい。

もっとも自分は「非国民」って言葉が嫌いなんですが。
(「非」国民だってイイじゃないですか。
 国の為に人があるんじゃなく、その逆です)

>「日本に帰らないほうがいい。
> 家族も中国に呼べばいいじゃないか。
> 帰国するのは危険すぎる」

こんなトンチキなことをしたり顔でネットに書き込む
あの国のネットユーザーに、日本人の民度の高さを
見せてあげましょうぜ。
簡単です。中国映画に出ようと韓国で活躍しようと
別にどうでもいいじゃないですか。

出演俳優がまったく脅威を感じることなく、
これまでどおり当たり前に日本で生きてゆければ
それでよいのです。

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2009年08月17日

さらば海上自衛艦「はるな」

「さらば海上自衛艦「はるな」」

(引退するのはアイドルのモノマネが得意な
 彼女ではありませんので)

前回は「大艦巨砲主義」ってんで
ヤマトと大砲について書き連ねましたが
そのうち、話が逸れて自衛艦のハナシに
なってしまったのでした。

その自衛艦についてPONが興味を
持ち始めたころのこと。

大砲を持つ軍艦といえば、艦橋の前に
最低二台は砲塔をならんでいる姿が
絶対条件だと思っていたのに
(第二砲塔は一段上にあります。
 これを「背負っている」といいます)
海上自衛隊の護衛艦といったら、イタリー製
OTTメララ62口径76o単装速射砲
とか、速射能力こそ帝国海軍とは比べ物にならない
くらい向上しましたが、それでも・・見るからにまあ
頼りないのがたった一台。

たまーに艦の後にももう一台装備していた
立派な!フネもありました(たちかぜ型)が
ほとんどの艦艇は砲塔一台のみ。

自衛艦の主な艦載砲

しらね級が装備するのは
73式54口径5インチ砲
コイツはしかも中に人が入って操作するもの。

・・昔で言えば連合艦隊のような海上自衛隊の
自衛艦隊(4艦隊あります)、
その栄誉ある旗艦を勤めていました
「しらね」型護衛艦には旧帝国海軍のように
艦橋の前に主砲塔が二台!装備されているのです。

海上自衛艦「しらね」型

この「しらね」型の存在を知った時、自衛隊の
建艦部(正確な部署名は知らんけど)の軍人さんにも
俺のような美学!を持った方がいらっしゃるんだなあ、と
ウレシクなったものです。

いくら戦闘方法がミサイルに変わろうと、
直接大砲で敵を攻撃するのがナンセンスになろうと
主砲は主砲なのです!そう。

海上護衛艦

1973年に就役、長く海上自衛隊護衛隊群の
旗艦を勤めてきましたしらね型自衛艦
(ざっと同型艦4隻)が順次退役する事に
なってしまいました。
その第一陣として、護衛艦「はるな」が
護衛艦隊旗を返納、舞鶴港に留置されて
いるようです。

「しらね」の妹は3人「ひえい」「くらま」
そして「はるな」。
「しらね」の名前は白根山からとったものですが
「こんごう」と命名される予定だったそうです。

本来、当時としては最大級の護衛艦だけに
名前候補も気合をいれ、旧帝国海軍の高速戦艦4隻
「金剛」「比叡」「榛名」「霧島」
あたりから受け継ごうとしたらしいのですが
もう亡くなった某キングメーカーが、自分の選挙区に
ある山の名をゴリ押して命名させたんだとか・・
聞きましたけども。



一年位前の話。このうち「しらね」は
横須賀港に入港中、火災が発生。電子機器なんかが
結構損傷してしまったと聞きます。
まだ役目は残っている、けど新しく作り直すには
いまさら・・というヒジョーに微妙なこの時期。
結局、先に引退する「はるな」の電子機器を転用
「しらね」が引退(後継艦が完成)するまで
持たせる事にしたらしい。
同型艦とはいえ、なんと去り際に臓器移植まで
お国の為にするとは。よく出来た孝行娘たちです。

戦わず、国を守りきって退役。
(F−104、F−1、61式戦車・・)
これほど素晴らしい兵器たちも有りません。
お疲れ様でした。

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ラベル:はるな
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2009年08月16日

大艦巨砲主義

「大艦巨砲主義」

PONが歴史モノ(第二次世界大戦)に
興味を持ったのは「宇宙戦艦ヤマト」から。

近所のお姉さん(今では当然のことながら
立派なオバサンとなっておりますが)に
連れられて、当時公開してました
「宇宙戦艦ヤマト」および「さらば宇宙戦艦ヤマト」
の豪華二本立てを
観に行ってしまってからであります。

大人となった今となっては、そらまあ
色んなところがアラだらけで、
Nプロデューサーも、その後すっかり
人生を狂わされてしまって・・と、この後書こうと
思えばいくらでも書けてしまいますが、
当時はそんな事まったく知るヨシも無い子供。
ヤマトのカンドーと衝撃ときたら
まあ凄いものでした。
一緒に行ったおねーさんも泣いていたしね。
隣の見知らぬおにーさん達も。

最後、ヤマトはテレサに導かれるように
白色彗星帝国超巨大戦艦へ単艦特攻。
遠くでキラッと一瞬だけ光る中
沢田研二の「いまはさらばと言わせないでくれ・・」の
名曲が流れ、広大な宇宙空間に唐突に「テロップ」
が現れます。

びっくりしました。だってこれまで映画が
物語を離れて観客に直接語りかけてくる
(メッセージを伝えてくる)ことなんて
ありませんでしたから。

たしかそのテロップには・・
「ファンの皆さん、いままでヤマトを愛してくれて
 ありがとう」とか
「もうヤマトは永遠に還ってきません」とか
「愛を大切に生きていきましょう」とか
なんかそんなことがずらずらと記され
(正確な文面はビデオなりを
 見直せばよいのだけど)
それが更にお涙を誘っていた気がします。

PON子供はそのときがヤマト初見だったのに
(それまで知らんかった)
いままで愛してくれてありがとうとか
ファンの皆さん、といきなり呼びかけられ
「いままで」も何もないのだけども・・

「もうヤマトは永遠に還ってきません」なんて
製作者(多分Nプロデューサー)も
当時、感極まって書いちゃったんだろうな。
あんな余計な事書かなければ、もう少し
スマートにシリーズ化できたのに。

閑話休題

ざっと申せば、
宇宙戦艦ヤマト→帝国海軍戦艦大和
→太平洋戦争→第一次・第二次世界大戦
→近代史→政治史→光栄ゲームで大補強

ってな流れですわな。
子供のころのスリ込みって怖いです。
最強の艦といえば今でもヤマトですので
(46サンチ砲3連装砲塔*3)
おかげで、砲塔が二連装の艦なんて
ハナから論外。戦艦として認めません。
気持ち的には今でも。

だから長門も陸奥も金剛も日向もビスマルクも
大人になってシルエットとかはカッコいいと
思うようにはなってきたけれども、
彼女らの二連装砲塔を見た瞬間、
ああ、弱そうと感じてしまう自分が居るのです。

中には海軍の祖であるロイヤルネービーが開発した
キングジョージ5世(だったかなあ・・)の様に
4連装砲塔ってのもあるようだけど・・
アレは逆に「ゴテゴテ」しすぎて嫌い。

そんなPONですからね、今の海上自衛艦とか
見ちゃうとね・・
OTTメララとか76ミリ単装砲とか云々
一抹の寂しさを感じてしまうのです。
ああ大砲よ、そこまで落ちぶれてしまったのか!と。
(対艦ミサイル、ハープーンとかの攻撃力と
 命中力があれば大和の様な大砲、もう要らない
 ことくらい、理屈では判るんですけど〜)

せめて艦橋の左右舷に3機づつくらい
CIWS(近接戦闘用バルカンファランクスシステム)
並べたってバチは当たらんだろうに・・と
自衛艦を見ると思ったりする。

CIWSごとき前後に一機ずつ鎮座まして終了、みたいな。

あれ、設置、維持費とも高いのかな。
それとも現代戦でそこまでミサイルに接近されたら
何しても終わりだよってこと?

・・えーと何が言いたかったんだっけ。
おお、興が乗ってきたのでもう少しだけ続けます。

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2009年08月15日

山本五十六

「山本五十六」

乃木神社はあるかもしれないけど
山本五十六神社はありません。

彼の神社が作られなかったのは、軍神に
祭り上げられることこそ、この人が
一番嫌った事だと、親族や周囲の友人達が
よく知っていたからです。
(「山本五十六」阿川 弘之著)

山本五十六提督といえば、真珠湾攻撃を
企画、実行した生粋のギャンブラー。
彼のすべてを持ち上げるつもりでは
ありませんけど、PONの好きな方です。

その山本五十六氏が遺した名言を一部紹介。↓
http://www.ym56.net/meigen.html

【人を動かす】

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
 ほめてやらねば、人は動かじ」

これには続きがあったそうです。

「話し合い、耳を傾け、承認し、
 任せてやらねば、人は育たず
 やっている、姿を感謝で見守って、
 信頼せねば、人は実らず」

【アメリカとの闘い】

 是非やれといわれれば、初めの半年や一年は、
 ずいぶん暴れてごらんにいれます。
 しかし二年、三年となっては、全く確信は
 持てません。三国同盟ができたのは致し方ないが、
 かくなった上は、日米戦争の回避に極力ご努力を
 願いたいと思います。
(日米開戦後の見通しについて、当時の
 近衛文麿首相から聞かれた時の言葉)

→これに対し、同じく昭和天皇から日米戦の
 勝算について下問された、杉山元参謀総長

 大丈夫ですとか、けっこう楽観的な回答をした。
 これに対して天皇は
 「お前は支那事変勃発当時の陸相だったけど、
  あのとき中国の戦争は1ヶ月程度で片付くと
  申したのに今になっても終わっていないではないか」
 と問いつめた。困った杉山参謀総長は
 「支那は奥地が広うございますので」
 と言い訳すると、天皇は更に
 「支那の奥地が広いというなら
  太平洋はなお広いではないか!」
 と言い込められてしまった・・と
 苦笑いしながら周囲にこぼしたらしいけど
 俺、このエピソード好きだな。
 参謀総長、ホンキで怒り出すわけでも、真っ赤になって
 恐縮するわけでもなく、単に苦笑いだもんね。
 当時の軍上層部の代表的な意識が垣間見える。

【国が滅びる時】
 陸軍との争いを避けたいから同盟を結んだ
 というが、内乱では国は滅びない。
 戦争では国が滅びる。内乱を避けるために、
 戦争に賭けるとは、主客転倒もはなはだしい。
(日独伊三国軍事同盟の締結に際して)

【博打について一言】
 博打をしないような男はろくなものじゃない。

→山本五十六氏はマージャンが大好きで
 周囲にもマージャンを勧めていたらしい。

【男の修行】
 苦しいこともあるだろう。
 云い度いこともあるだろう。
 不満なこともあるだろう。
 腹の立つこともあるだろう。
 泣き度いこともあるだろう。

 これらをじつとこらえてゆくのが
 男の修行である。

→け、健さん!と呼ばせてください。
 (高倉健さん)
 理想の上司が星野だぁ?ナガシマだぁ?
 笑わせるでないよ。 

→他にも山本提督は、海軍で一番開戦に反対した
 自分が、自分の意思とは正反対のことを
 率先して計画、実行しなければならないとは・・
 今の自分は誠に奇妙な立ち位置にいるなあ、と
 友人に手紙で書いている。

→もし出来るなら、引退してシンガポール沖の
 小島に土地でも買って家族と永住、ギャンブル
 三昧の生活をおくりたいものだなあ・・とか
 折につけ周囲に言ってたらしい。
(阿川 弘之著「山本五十六」より)

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ラベル:山本五十六
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2009年08月14日

「その日のまえに」重松清

「その日のまえに」 重松清、文春文庫収蔵。

上司よりもらった本。重松氏の作品では以前に
「流星ワゴン」を読みましたけども、
平凡な人間達が、それぞれの淡々とした日常の
積み重ねの中で、未来を思う余裕もなく、
過去を振り返るヒマもないまま、今日を生きてゆく。

そんな「永遠」の中、不意に「生と死」に直面した
とき、ヒトは何を考え、どう思うか?そんな小説。
古今東西、数多の宗教ではウンザリするほど
論じられていることなんですけど、答えは
未だ出ていないようです。オフィシャルとしては。

「昨日まで、いた
 今日からは、もういない。」


「われら、死への道のり半ばに―」

あらすぢ
出版社 / 著者からの内容紹介
僕たちは「その日」に向かって生きてきた
男女が出会い、夫婦になり、家族をつくって、
幸せな一生なのか。消えゆく命の前で、妻を静かに
見送る父と子。感動の重松ワールド

内容(「BOOK」データベースより)
昨日までの暮らしが、明日からも続くはずだった。
それを不意に断ち切る、愛するひとの死―。
生と死と、幸せの意味を見つめる最新連作短編集。

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映画化、ドラマ化はしやすい。あざとい、といえば
あざといお涙モノではあるが、心静かに、読書したい
時にはオススメかもしれない。

この小説を読んでまず最初に思い出したのは
昔、なんかで見たTVドラマ。食堂を営む仲良し夫婦の
おかみさんが交通事故死?だか、とにかく突然死亡して
しまった。旦那役はたしか、武田鉄矢氏だったと思う。

ホワイトボードには、「キャベツ何個とか、
○○屋へ注文TEL」
といった、妻の字が残っていることに気がついた
鉄矢オヤジは、妻の生活の残りにすがり、泣きじゃくった
まま、いつまでも現実を見ない父親の姿に、ひとり息子は、
そのボードの文字を消してしまうのだ。

「おまえはなんて事をしてくれたんだッ!!」
と金八ばりに怒髪天になる鉄矢オヤジにむかって

「こんなものいつまでも大事にしていたって
 お母さんは戻ってこないんだぞ!」
と息子は返し、オヤジはハッとする。

たしか、そんな感じ。ウチは実家が自営業だったんで
親父やお袋のメモがホワイトボードに書きなぐってある
のを見るにつけ、なるほど、彼らが死んだらこれが
遺言になるのか?と縁起でもない感心をした覚えが
あります。

まあ、いいです。

「先生は「ヒステリア・シベリアナ」って言葉
 知ってますか?なんかあいつが若い頃に読んだ
 小説に出てたって」


村上春樹の「国境の南、太陽の西」に出てきた
「ヒステリア・シベリアナ」という言葉が、この作品
にも出てきました。おそらくは村上作品の方が、先に
世に出ているのでしょうが。
なんか、こんなリンクを発見すると嬉しいですね。



一見、短編集ですが、すべては、最後にむかって
集約してゆきます。そのリンクを見つけるのも
またこの小説の楽しみ方。安心して読み進めて下さい。



号泣というほどでないにしろ、読後には、今の自分の
当たり前の生活を改めて大事にしてみよう、と思う
かも知れませんよ、一日くらい。

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2009年08月13日

ヒトを嫌う

「ヒトを嫌う」

人間が他人を嫌うとき、絶対に許せない決定的な
何かをそいつがしでかし、おもむろに嫌うモードに
突入すると、安易に思いがちである。
しかし、それは想像上のこと、まさにドラマでの話。
そんなわかり易いパターンって実は結構少数派

日常生活では、そんなドラマチックなことが
そう毎日毎日起こるわけもなく、大抵は、許したり
我慢したり、時々見直したり、そんな些細な
エピソードから、心の中の評価は一進一退を繰り返す。

そんなある日、心の中で積もり積もった「わだかまり」に
これまたちょっとした「行動」もしくは「ひとこと」が
火をつけ、そいつに見切りをつける。

キッカケはほんと小さなことなのだ。

だからこそ、日常のホンのちょっとした言葉の言い回し
言い方の加減などにこそ気をつけたいものです。

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2009年08月11日

房総ハンバーガー BINGO

「房総ハンバーガー BINGO」

先日、立ち寄った「道の駅」で発見した
素敵なお店(実際には、この店を狙って道の駅
「三芳村 鄙の里」まで行ったのだけれど)

田園地帯の真ん中でいきなりカーナビに見放され
たどり着くの結構難儀しましたが・・

大変美味しゅうございました。
なにがイイかって、まず「値段」。

佐世保バーガーをはじめとするご当地モノ
「ほんとのハンバーガーってコレよ」
といった風潮から、ハンバーガーも大型化。
街のコじゃれたカフェなんかでも
大型ハンバーガーは販売しているし
某Mドでもその流れから「クォーターパウンダー」
も販売中だ。

けれども値段が1000円オーバーしてしまうのは
ちょっとねえ、だいぶね、と敬遠していたのだが
ここのハンバーガーは、750円〜
(チキン系なら650円からある!)
しかも、バンズだけで直径20センチ近くのサイズ。
20センチって小さいように見えるけれども
モノサシ探してチェックしてみてください。
けっこうなサイズですよ。

久々に、肉をカブリつく醍醐味を堪能。

abokado_4.jpg
これはアボガドバーガーね。

・・問題は、交通費を考えると赤字なんてモンでは
すまないところにあるんだな。PON家からすれば。

口コミサイト千葉

BINGO公式HP

それからこれは、別にうちのちびすけを
虐待しているワケではないのですがw
ちびすけには、彼にはお肌のことと、幼少時は粗食を
メインとするという我が家の食育方針から、
ハンバーガーは遠慮させていただき、
我等夫婦が交互にハンバーガーをかぶりつく横で、
地元の農協が振舞っていた、たけのこ汁を
満喫させました。

ハンバーガーの存在に、まったく気がつかない
あたりは、まだまだ子供。カワイイのう。
(荷物でブロックすることで巧妙にブツを隠して対応)

千葉の南端まで行かれた際にはぜひ。

店名 BINGO (ビンゴ)
ジャンル ハンバーガー、サンドイッチ

TEL 0470-36-4116

住所 千葉県南房総市川田84-1 道の駅 三芳村 鄙の里

営業時間 9:00〜18:00
[10月〜2月]9:00〜17:00

定休日 無休

営業時間 ランチ営業

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