2009年10月01日

シネマアルゴ新宿

「シネマアルゴ新宿」

シネマアルゴ新宿ってのが、新宿駅南口
橋下のパチスロ屋街の一角にあった。
その頃は、新宿に気軽に出られる所に
住んでいたので、何回か足を運んだ。

そこは名画座、とまでは言わないが、当時
停滞しきっていた邦画の復興を目指し
メジャーにはならないかもしれないが
作りたい映画があるなら金を出したるから
作ってみなさい、プロジェクトである
「アルゴプロジェクト」の作品が上映していた。

基本的には、Vシネマ以上、全国ロードショー
未満、というビミョウな作品が上映される。
ヒマだった学生PONが、バイト帰りだかで
フラっと立ち寄り、前情報なしで出会ってしまった
衝撃的な映画こそ「12人の優しい日本人」だった。

12人の優しい日本人
監督 中原俊  脚本 三谷幸喜
公開 1991年12月14日

あらすぢ(というか紹介)
『12人の優しい日本人』、1991年制作の日本映画。
三谷幸喜の戯曲『12人の優しい日本人』の映画化。
『十二人の怒れる男』を元にした、日本にも陪審員制度
があったらという法廷劇。
その内容からメディア等で
裁判員制度の話題になると、この作品が取り上げられる
ことがある。

12人.png

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実際、裁判員制度がスタートしてしまったけれども。

非常に面白かった。舞台はほとんどボロ小学校
校舎内のようなところで済んでしまう。
練られた脚本があれば、映画は金かけなくても
面白いものができるんだぁ〜と感じました。

売れ始めたころの「トヨエツ」も出ているし
話を牽引しまくる陪審員2号役の相島一之さん。
梶原善さんとか、村松克己さん、塩見三省さん。
とにかくこの映画で注目するようになった
(あるいは知った)俳優さんが沢山できた。

こんなにオモロイなら次も期待だ!
キッチュ(松尾貴史さん)も出ているし・・と
もう一度「シネマアルゴ新宿」に足を運んで
観た映画がこれ・・

爆! BAKU

あらすぢ
村田圭子は、ある大手電気メーカーに勤めるOL。
そして、その恋人・高田政伸は、同じ会社で
エリート社員として新製品開発に従事していたが、
会社の方針変更でほうり出され、今はアルバイトで
生活している。圭子はそんな高田に同情し今も
交際を続けているが、高田のほうは斜に構えた
態度をとりつづけ、会社や社会への不満をぶつけて
ばかりだった・・

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まあ、この後もいろいろ続くんですけどね。
長いので省略しますが、要するに技術力はある
やさぐれ男を恋人に持つヒロイン=西村知美が、
彼氏が悪用するために作った小型爆弾を
飲み込んでしまい、ひと騒動ふた騒動。
信じていた彼氏を捨てて立ち上がるまでを描く話。

ハズレでした。西村知美って可愛いかも?と
当時少しだけ見直したことを思い出すくらいで
なんの感慨も抱かなかった。

爆! BAKU.jpg

西村知美:(村川圭子)
松尾貴史:(高田政伸)

ビートきよし:(坂本刑事)
三笑亭夢之介:(野口巡査)
石井光三 :(班長)
高樹澪 : (富川捜査官)
戸川純 : (白鳥婦警)
飯島直子: (平田弓子)

監督・脚本:吉原健一

いや〜ツマんなかったね。
それだけに前作「12人の優しい日本人」の
オモロさが際立って感じられたし
作り手の才能でこんなに面白さが違うんだ
・・と改めて思った。
三谷幸喜って名前を知ったのもこの時。
おなじく監督名、中原俊も。



以上「裁判員制度」で思い出した
単なる思い出話でございました。

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posted by PON at 21:00| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(サ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする