シネマアルゴ新宿ってのが、新宿駅南口
橋下のパチスロ屋街の一角にあった。
その頃は、新宿に気軽に出られる所に
住んでいたので、何回か足を運んだ。
そこは名画座、とまでは言わないが、当時
停滞しきっていた邦画の復興を目指し
メジャーにはならないかもしれないが
作りたい映画があるなら金を出したるから
作ってみなさい、プロジェクトである
「アルゴプロジェクト」の作品が上映していた。
基本的には、Vシネマ以上、全国ロードショー
未満、というビミョウな作品が上映される。
ヒマだった学生PONが、バイト帰りだかで
フラっと立ち寄り、前情報なしで出会ってしまった
衝撃的な映画こそ「12人の優しい日本人」だった。
「12人の優しい日本人」
監督 中原俊 脚本 三谷幸喜
公開 1991年12月14日
<あらすぢ(というか紹介)>
『12人の優しい日本人』、1991年制作の日本映画。
三谷幸喜の戯曲『12人の優しい日本人』の映画化。
『十二人の怒れる男』を元にした、日本にも陪審員制度
があったらという法廷劇。その内容からメディア等で
裁判員制度の話題になると、この作品が取り上げられる
ことがある。
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実際、裁判員制度がスタートしてしまったけれども。
非常に面白かった。舞台はほとんどボロ小学校
校舎内のようなところで済んでしまう。
練られた脚本があれば、映画は金かけなくても
面白いものができるんだぁ〜と感じました。
売れ始めたころの「トヨエツ」も出ているし
話を牽引しまくる陪審員2号役の相島一之さん。
梶原善さんとか、村松克己さん、塩見三省さん。
とにかくこの映画で注目するようになった
(あるいは知った)俳優さんが沢山できた。
こんなにオモロイなら次も期待だ!
キッチュ(松尾貴史さん)も出ているし・・と
もう一度「シネマアルゴ新宿」に足を運んで
観た映画がこれ・・
「爆! BAKU」
<あらすぢ>
村田圭子は、ある大手電気メーカーに勤めるOL。
そして、その恋人・高田政伸は、同じ会社で
エリート社員として新製品開発に従事していたが、
会社の方針変更でほうり出され、今はアルバイトで
生活している。圭子はそんな高田に同情し今も
交際を続けているが、高田のほうは斜に構えた
態度をとりつづけ、会社や社会への不満をぶつけて
ばかりだった・・
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まあ、この後もいろいろ続くんですけどね。
長いので省略しますが、要するに技術力はある
やさぐれ男を恋人に持つヒロイン=西村知美が、
彼氏が悪用するために作った小型爆弾を
飲み込んでしまい、ひと騒動ふた騒動。
信じていた彼氏を捨てて立ち上がるまでを描く話。
ハズレでした。西村知美って可愛いかも?と
当時少しだけ見直したことを思い出すくらいで
なんの感慨も抱かなかった。
西村知美:(村川圭子)
松尾貴史:(高田政伸)
ビートきよし:(坂本刑事)
三笑亭夢之介:(野口巡査)
石井光三 :(班長)
高樹澪 : (富川捜査官)
戸川純 : (白鳥婦警)
飯島直子: (平田弓子)
監督・脚本:吉原健一
いや〜ツマんなかったね。
それだけに前作「12人の優しい日本人」の
オモロさが際立って感じられたし
作り手の才能でこんなに面白さが違うんだ
・・と改めて思った。
三谷幸喜って名前を知ったのもこの時。
おなじく監督名、中原俊も。
以上「裁判員制度」で思い出した
単なる思い出話でございました。
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ラベル:シネマアルゴ新宿