2009年10月03日

「バトル・オーバー・北海道」小林源文

中川昭一氏が死去とは。
親子二代、いろいろ憶測できそうですが。
奥様の言葉
「選挙に負けるとはこういうこと
 なんだとわかりました」

に、なんか青い巨星を思い浮かべた私。
お悔やみ申し上げます。

マスライです。

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「バトル・オーバー・北海道」小林源文

突然ですけど「バトル・オーバー・北海道」
コミックですよ。東西冷戦時の産物。
戦争漫画の大家、小林源文氏の作品です。

この人の漫画は全編戦場。Vooooon!とか
Zapp!とかVowVow!!とかとか
まあそういう音響がとどろく中、ほとんど
「戦車の戦車による戦車のための戦争」
とり行われます。
中でもドイツ軍による戦車戦が描けさえすれば
幸せのようですね。
オレのケツを舐めろ!とか
パンツァーフォー!とかそういう世界。

個人的には小林氏の作品はあまりに状況説明が
無さ過ぎで、場面転換や、セリフも唐突に感じられ
マニア向け超不親切漫画だと思ってまして
あまり積極的には読まなかったPONですが。 

高校生の頃、さんざん遊んだ「大戦略」のマップに
RED BEAR」ってのがありまして。
ご存知、北海道を舞台にした防衛戦マップ。
カラフトからRED BEAR、つまり旧ソ連本軍が
北方領土からは二線級ソ連軍(だいたいはWTO軍)が
攻めて来るんで、プレイヤー(自衛隊)は
戦力差2:1の圧倒的不利な状況下、日本防衛のため
全力で頑張るってゆー燃える設定。
(アメリカ軍の応援もありますが、拠点は三沢。
 しかも空軍力のみ)

冷戦時代、自衛隊は旧ソ連を仮想敵国とし、
北海道に攻めてくるかもしれないよ!と
国内を煽り、予算を獲得してきた歴史があります。
当時の人間には、戦争があるとしたらまず
北海道で、というのが常識だったのです。

このMAPで遊んでいる最中に発売されたのが
この漫画「バトル・オーバー・北海道」でした。
だから内容は「ソ連軍が北海道に攻めてきた!
そのとき自衛隊は?」というそのまんまです。

本州からの応援が通るはずの、青函トンネルは
スペツナズ(旧ソ連特殊部隊)が急襲、
排水ポンプが破壊され水浸しにつき使用不可能。
旭川の第二師団とか、帯広の第五師団とかも
本州よりは対機甲戦力(要は対戦車能力)がある
とはいえ、普通科(歩兵)が中心。

日本唯一の機甲師団第七師団を動かすにしても
なにしろ虎の子なのでなくなったらどうすんだ!
と政治が本末転倒で足を引っ張る。

一方、旧ソ連軍は相変わらず戦車を中心とする
機甲スチームローラー作戦

自衛隊は、旧軍のノモンハン事変のように
ここでも世の無理解&無能な政治のために
体ひとつで、戦車と戦うハメになるのです。
この辺、非常にリアルでお気の毒です。

ノモンハンと違う点は、自衛隊はソ連軍を殲滅する
必要はなく、橋を爆破し、トンネルを崩し、バリケードを
つくり、とにかく一秒でも時間を稼いで、
日本および世界が本腰を入れて
悪の帝国(と当時は呼ばれた)ソ連撃退に
動き出すのを待つこと。

自衛隊の新兵が民間の財産に手を出すのは・・と
躊躇していると、今は戦時だ。
民間は協力すべしとかいって
先輩がライフルで自販機を破壊。
ジュースをゲットしたり。
破壊された商店街から、ウォークマンを
確保したり。
(これは日ソに限らず)

一番、面白かったのは、戦争前には
非常に勇ましい言動で世間をあおり、
威張ってきた右勢力のみなさん。

ソ連の急襲を受け、ろくに反撃もせず
あっという間に降伏。
敵軍司令官に向かい
「我々は熱烈な愛国者であり、
捕虜として当然、仕官待遇を要求する」

と主張。
ソ連司令官は
「いいたい事は判った・・ヤレ
だだだだ・・で全滅するとこw

ゲームでもPCがどんどん投入してくるソ連軍
「T72」やら「T64」に対して
「61式戦車」や「60式無反動砲」もしくは
「重歩兵」だけで対抗するのは厳しかったですよ!!

サッポロから部隊をえっちらと移動させ
自ターンになったので、さて前線を構築しようと
画面を見ると、あれ?わが軍部隊がない?
気のせいではないのです。
敵ターンのうちに瞬殺されて影も形も
無くなってしまってたんですな(遠い目)

とにかく、リアル世界で実現しなくてよかった。

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posted by PON at 21:00| ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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