「和民〜日本企業のコストカット」
この間、100年に一度の不景気な折、
企業がいかに経費削減に努力しているのかを
自慢するという、
地味にいやーな記事が
ビジネス雑誌でてたのでご報告しる。
ちなみにコストカットとリストカットおよび
キットカットは似ているが非なるものであります。
あ、あとキックバックも。
【パナソニック】:「コストバスターズプロジェクト」という専任部隊が発足
→専任部隊と言うからには、この業務にのみ専念する社員が
いるってことですな。皆から嫌われそうだなあ。
【三洋電機】:出張原則禁止。極力テレビ会議システムを活用
→エンジニアが現場指導の為に出張するならいざしらず
バックの人間が会議だけのための出張するのは
まえからムダだとは思ってた。
【東芝】:調達総括責任者を設置。事業部ごとに調達していた
資材などを一括購入
【NEC】
:オフィス備品補充にトヨタカンバン方式導入
【トヨタ自動車】
:社員の通勤コストを最安値で計算
→天下のトヨタの場合、なんかもっと別のところで
いくらでもコストカットできる気がする。
けど下請けイジメはやめてね。
【日産自動車】:残業ゼロ。野球部・卓球部の活動休止
→残業ゼロで、これまで通りよい車が作れるならば
これまでの残業は一体なんだったの?って事になるが・・
基本、全体の業務量は減らないと思うので
上層部の残業代出し惜しみに過ぎないとは思う。
けど週一定時退社日くらいはあったほうがいいよね
やっぱ。
【ホンダ】:F−1から撤退。社員へ危機意識植え付け
→F−1そのものが「エコやら経済危機っていう
こんな時代にナニやってんの?」と
言われかねない存在だからな。もはや。
【日産ディーゼル工業】:海外出張を極力減らす。北欧拠点技術者とはスカイプで会議
【コマツ】:残業・出張は原則禁止
【神鋼電機】:経費削減の効果を金額に換算して「見える化」
→確かに。経費削減に協力したからには
その結果くらい見てみたいのは人の常だが。
【富士フイルム】:旧本社のエスカレータを30年以上動かしていない
→なんかさ・・一番アホだな。この回答。
雑誌社からの質問に総務部がテキトーに答えた感。
【京セラ】:製造現場における設備更新やオフィスにおける物品購入見送り
→オフィス物品購入先送りはマアわかるけど
ものつくりに必要な設備にさすがに投資を惜しまぬ方が・・。
【リコー】:季刊の社内報を2009年1月で休止
→PONの会社も、ペーパーベースから専用HPからのDL制
になってしまいました。けど・・来たら読むけどわざわざ
入手してまで読まないのが社内報の宿命だから(やべッw)
【クレハ】:1月から各ビジネスユニットの「ムダ取り」の進捗状況を
3段階評価
→そんな調査時間があるなら少しでも抱えている
プロジェクトを進めさせて・・とは言えないよな。
【エーワン精密】:経理以外はパソコンが無い。社長は事務所の入り口近くに
机を置く
→経理以外はパソコンが無いってのも・・スゴイ。
自分とこが作っている部品設計にPCはいらんのか?
【日本航空】:バスや電車で通勤、社員食堂で食事する社長の姿が
米メディアで話題に
→なんか寂しいけど、移動は専用ジェット、昼食は
パワーランチってメリケンスタイルも腹が立つんで。
【野村証券】:出資している外食産業や娯楽施設の積極利用を
社員に呼びかける
→なんかスゲーイヤミったらっしい方策だな。
お金使ってあげなさいってことだろ?
そんなことより「リーマン」の生き残り社員どもを
高値で雇うほうがどうかしている。
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先日、居酒屋「和民」が
串をささない焼き鳥の
販売を始めたらしい。焼き鳥を頼むと皿の上に
焼かれた鳥のかけらが4〜5個ころんと
転がっているんだそうだ。
「やきとり」って実は「串打ち」に一番経費が
かかるところなんだって。だから焼き鳥=串の
固定観念を捨て去り、要は焼けていればいいんだろ?
ってコスト削減。値上げを抑えるどころか値下げに
踏み切ったんだとか。
海原雄山は焼き鳥なんか食べなさそうだからいいけど
息子の山岡士郎あたりはちょっと文句垂れそうだな。
ま、自分も食べられればイイ派なので和民の方針には
特に文句もありません。
特に笑えたのは、和民グループにはご存知
「和民」と「坐和民」があるのだけど
これまでメニューも別々に製作、基本料理
例えばポテトフライや軟骨のから揚げなんかも
別々に調達していたのだそう。
それを経費削減の一環ということで、基本的な
メニューは料理もメニューも一元化したんだそうな。
「いまのところ、お客様からのクレームや指摘が
一件もないのでこのまま行きたいと思います」とか
和民Gの偉いさんがコメントしてたけど・・
それじゃあほとんど「和民」と「坐和民」を分ける
意味ないじゃん・・・。ま、別に和民に限らず、大手居酒屋チェーンなんてのは
よほどのヘビーユーザーでもない限り、我々一般民には
予約無しでいつでも空いている、安心していける居酒屋
であって、致命的なハズレもない代わりに当たりも
求めないのが「お約束」なわけで。
つまり経営側がいくらそのカラー差別化に懸命になろうと
どうでもいいんですねw
和民の「坐」の有る無しも当事者には
使い分けするからには、なにかしら
コダワリがあるのでしょうが・・
特に自分のような数ヶ月に一回行くか行かないかの
人間には「笑笑」でも「ゲラゲラ」でも
ひょっとしたら「藁藁」だって構わないのです。
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posted by PON at 21:00| ☁|
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