2009年11月06日

「深く静かに沈没せよ」おおのやすゆき

「深く静かに沈没せよ」おおのやすゆき

「ドイツの技術力は!

世界一ィィィィィィィ!! 」


深く静かに沈没せよ
「ああ栄光と愛と正義と平和と自由の戦死たち」
※協力:大滝よしざえもん
(日本出版社/1993年)

戦争モノというか、完全ミリタリーマニア
向けギャグ漫画。当時、本屋で立ち読みして
これはオモロイってんで即購入したもの。
数年前の財政難の折、コミックまとめ売りした
なかにあった気もしますが。

後で検索してみたら、結構知っている人いたみたいで
その筋のマニアでは割とネタになっていた様子。
某三色本屋で100円で売り出されていたら
もう一回くらい購入してもいいかな。

【収録作】
「ああ熱砂の蒼空に荒鷲は羽ばたかない」
・・いきなりで申し訳ないが、実はあんまり
  覚えていない。「荒鷲は羽ばたかない」
  といった人をくった題名がもう中身を
  ある程度、表していると思う。  

「輝け!第1679回 日米対抗貿易不均衡合戦!!」
・・これ面白かった。この漫画が描かれた当時の
  日本はバブル前夜。世界中にエコノミック
  アニマルの尖兵である日本商社マンが
  活躍してまして、JAPAN AS No1
  の「おちょくり」方がハンパじゃなかった。

「忘れ得ぬ幻の航空母艦列伝」
・・これも面白かった。史実風に描かれていたので
  知らない人が読んだら(まずそんなことないだろうが)
  ホンキにするかもしれない。
  旧帝国海軍大型空母「赤城」はもともと
  戦艦を改造したものなので、実は目立たないトコロに
  20センチ副砲が残されていた史実が有る。
  同じくアメリカ海軍空母サラトガも艦橋の前後?にも
  副砲が装備されていた(これまた史実)

  お互いの飛行機を飛ばしあってアウトレンジ戦法が
  常識化した当時、空母同士の殴り合いなんて有りえず
  空母に副砲なんてデッドウエイト以外の何者でもない。
  そのぶん燃料なり補充部品なり少しでも搭載するのが
  スジなんだが、取り外すのに金も手間もかかるので
  そのままになっていた。

  濃霧のため、この空母二隻が艦隊からはぐれ
  なんかのはずみで(←この辺が一番マンガ)
  接近遭遇してしまったから、さあ大変。
  目視できる距離での殴り合いに突入。
 
  われわれは、空母でありながら砲撃戦を
  演じあった二艦の勇姿を忘れないだろうw

「深く静かに沈没せよ」
・・どんなだったけなあ。内容。
 「ドイツの技術力は!世界一ィィィィィィィ!! 」
  という名言を残したヒゲ面Uボート艦長
  初見参漫画だったような。この艦長、後にも
  出てきます。

「世界に冠たるドイツ陸上戦艦ここにありて」
・・ドイツ軍の珍兵器を結構まじめに
  取り上げた内容だった気がする。
  殊更おちょくらなくても、充分笑えるからね。
  まじめと狂気が結婚した産物の珍兵器って奴は。

・無人誘導対戦車自走爆雷ゴリアテ
 これは結構有名。ドイツ軍はラジコンを
 兵器にしてたのです。無人だけど爆弾を
 搭載しているんで怖いよ。

・超重戦車マウス
 これも有名。普通の戦車三台分くらい
 巨大な戦車なのに名前が「マウス」
 どの国の軍人も一度は考えるんだね。
 大きい兵器=強い兵器、と。

・装甲列車ミドガルドシュランゲ
 貨車に、戦車の砲塔や、対空機銃をとりつけ
 編成の中央に装甲蒸気機関車をおく。
 無蓋車には戦車も搭載。イザとなったら
 列車から降りて戦争する。 

 鉄道網が発達しているヨーロッパでは
 装甲列車というのも、まあアリと考えられた様子。
 けど、鉄道だからねえ。線路がいるからね。
 戦争に勝っているうちは鉄道に「装甲」とか「武装」
 とかイラナイし、負けてきたら、線路壊されて
 終わりだし。その辺、素人でもわかるけれども。

 中国大陸では日本軍も保有、運用していたようです。
 「装甲列車」

・音波砲、風砲、竜巻砲、太陽砲
 この辺も実用的ではなかったようだけど
 研究はされていたらしい。
 負け気味の国が一番恐れるのは、やっぱ
 空からの攻撃なんで。
 音波砲なんか実際効果があったみたい。
 ただし、音波砲の前でかなり長い間
 敵がじっとしていてくれないと
という条件付。

・竜巻砲は名前の通り。空気と水で竜巻を
 発生させ、ヒコーキを落とす。発想だけでも
 すごい。

・太陽砲って、ソーラーシステム(C)連邦軍?

・週刊空母カサブランカ
 カサブランカ級空母ってのは実在した。空母と
 いっても「護衛空母」といって正規空母の1/5
 の搭載量だけど、空母には違いない。
 アメリカがその工業力を見せつけ、一週間に
 一隻は就役していた、正に週刊空母。
 同型艦50隻以上。日本、勝てるはずがない。

ハボクック
 元首相が「日本は不沈空母、神の国、よくやった
 感動した」(いろいろ混ざってますが)と
 看破したように、空母の最大の欠点は沈んでしまう事。
 だったら沈まない空母を作ってしまえばいい・・と
 考えた奴がいる。
 
 平らなテーブルのような氷山を極から持ってきて
 表面を加工して溶けないようにする。
 もし爆弾攻撃を受けたら、穴に水を張って
 寒いところへ戻ればタチマチ修復完了。
 結局計画倒れでしたが。 

「喜劇・駅前戦争殺人列車出発進行!」
・・この話も好きだったなあ。先ほど書いた
 「装甲列車」をトコトンまでパロった物。

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 あしか作戦(イギリス本土上陸作戦)が
 お流れになりそうな戦況。頼りにならない
 空軍は無視して、栄えあるドイツ陸軍は
 先頭にドリル装備、自力でトンネルを掘れる
 装甲列車を開発する(うそですよ)。
 一応陸上戦艦なんで責任者に海軍から例の
 艦長も招聘。たった一編成でイギリスへ
 進撃を開始する。

 その名も「鉄の豚野郎号」!名前が凄すぎ。
 ドイツなら充分あり得そうだ。

 とにかくスタンドアローンで敵地へ殴りこみだ。
 なにが起きるか判らない。だからあらゆる状況を
 想定、前のマンガにも出てきたイイカゲンな
 ジャパニーズ営業マンにも協力してもらい
 どんどん貨車を連結。なんといっても列車であるから
 編成自在。
 どれくらいメチャクチャな装甲列車であるのかは
 ゼヒ、作品で確認していただきたい。
 実は自分もあんまり覚えていないのだ。

「ドイツの技術力は!世界一ィィィィィィィ!! 」

「独立自衛隊西へ」
・・こんなのあったっけ?

イギリス兵の描き方もおちょくっていていい。

とにかく!お茶だ!!

そんな彼のもうひとつのマンガが
「西武新宿戦線異状なし DRAGON RETRIEVER」
なのだが、語るスペースが無くなったので
また後日。

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posted by PON at 21:00| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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