2009年11月25日

ギララの逆襲

「ギララの逆襲」 河原実 監督

ネチコマ、ネチコマ、首カックン


写真はテレビ画面のそのまま写メですんで
映りはご容赦ください。

ギララ (4).JPG
これこれ。怪獣映画オープニングの見本。
重厚なストリングスのなか、燃え盛る炎をバックに
アヤシイ遠吠えとともにヤツがやってくる!

・・怪獣といえば
東宝が誇る破壊神「ゴジラ」
大映が誇る守護神「ガメラ」
ですが、
当時の怪獣ブーム(昭和40年代)に乗り遅れまいと
実は他の映画会社も、怪獣映画の製作に
乗り出した事がありました。
日活の大巨獣「ガッパ」と
松竹の宇宙大怪獣「ギララ」です。

どちらもフォロワーが現れることなく
1作で終わってしまいました。
(大映なんか倒産しても、ガメラは復活したのに)
「ガッパ」は子供のころ、地上波で観ましたが
「ギララ」は観る機会がありませんで。
一度くらいは観ておかないと・・と学生時代に
マニア向けビデオ(こう書くとなんかアヤシイが)を
多く取り揃えていたビデオ屋でレンタルしたもんです。

ぎらら (3).JPG
・・でこれが「ヤツ」ギララ

特撮はヒドイし、演技も酷く、怪獣デザインもトホホ。
エンディングテーマ?など「松竹」が誇る永遠のヒロイン
寅さんの妹、倍賞千恵子さんが歌ってんですよ?
そこまでして松竹色を前に出したかったのかな。

あんときは結局ビデオ飛ばし飛ばしの鑑賞。
まったく・・松竹も寅さんだけで止めておけばいいのに。
企業も人も慣れない事するとどうなるか?
といういい例ですた。

さて、世界一物好きな映画監督、河原実氏が
撮ってしまった映画がこれ「ギララの逆襲」。
あの迷作怪獣映画をついに再映画化。
これまで誰も手を出さなかったのは、
ズバリ誰が見ても前作がショボ過ぎたためですが

それを敢えて現代で映画化。
そうなると、全力で大真面目に映画化するか
徹底的に茶化すか・・その二つくらいしか方法がない。
なんといっても、このギララ。
ゴジラのような熱狂的マニアもいませんので
ナニやってもOK。怖いものなしですよ。

あらすぢ
洞爺湖サミットの開始に時をあわせるように、
札幌に怪獣が出現した。逃げ帰ろうとしていた
首脳達に対して、世界の警察を自負する国の
バーガー大統領が、
「怪獣退治で、支持率アップだ!」と
云ってしまったことから、「サミット」の看板は
「G8宇宙怪獣対策作戦本部」に架け替えられる。

「美しい国」を守る為、先陣を切って地球防衛軍
日本支部の攻撃が仕掛けられるが、ギララは
日本が誇るミサイルをモグモグと食べてしまう。
イタリア、ドイツ、英国‥、次々と仕掛けられる
国家の威信を賭けた大作戦。しかし、宇宙怪獣
ギララには何の効果もない。

そんな中、東京スポーツの記者・隅田川すみれ
(加藤夏希)とカメラマン・戸山三平(加藤和樹)
は、湖畔の神社で不思議な一群を目撃、全人類の
命運を握ることになっていく‥。

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ぎらら (1).JPG
G8、洞爺湖サミットの皆さん

【米大統領】
・とにかく倣岸で粗野でイケイケでかならず
 リーダーシップを取ってしまうヒト
【イギリス首相】
・結局はアメリカに同調するのに
 皮肉を言わないと気がすまないヒト
【ロシア大統領】
・アメリカにライバル意識バリバリ。
 でもメリケン以上にあと今一歩垢抜けないヒト
【ドイツ首相】
・鉄の女性首相、融通の利かない田舎の女性校長。
【イタリア首相】
・倣岸さでは米国に負けないが、その存在感は
 米国大統領をして
「ようやくイタリアをG8に加入させた甲斐があった」
 といわれてしまう程度。結構ヒドイ扱いなヒト。
【カナダ首相】
・アメリカのたいこもち。何故カナダが
 G8に入っているんだろ?前から不思議だった。
【フランス大統領】
・サルコジそっくり。政治よりも女。
 今回そのおかげで助かるわけだけど。
 彼が裸なのは北の工作員(森下悠里)と
 寝ていたからです。



日本の政治家は政治コントで有名な
「ニューズペーパー」の皆さん。

【我が国の首相】
ホントの洞爺湖サミット時、AB元首相は
神経性下痢で引退したため、実際に出席したのは
ミスターチンパンでした。
映画の方はさすがにコロコロ変わる政治環境に
対応できず、そのままAB元首相のパロディーで
押し切ってます。これもご愛嬌。
(劇中でもAB元首相役人的答弁に終始、
 イザとなるとトイレに行って戻ってこず、
 最後はライオン首相にお株を奪われる体たらく)

各国首相が、国の威信をかけた怪獣撃退案
繰り出しますが、ギララはことごとくこれを退け
最後には作戦の影響で「バカ」になってしまいます。
(もとはそれなりに知能があったみたい)

この辺の展開はパトレイバー初期OVAにそっくり。
(4億5千万年の罠)
怪獣映画への愛に溢れていますな。

ぎらら (6).JPG
「ネチコマ、ネチコマ、首カックン」

演技もそれなりに見られる、加藤夏希さん。
彼女の「コマネチ」&首カックンが拝めます。
スタートがロボコンの「ロビーナ」ちゃんですから
怖いものはありません。彼女。

ぎらら (2).JPG
これが「タケ魔人」。
地元民+加藤夏希の必死の「ネチコマ音頭」により
洞爺湖の平和を守るため出撃。
うしろの「パラスアテネ」とか「十手観音像」のような
派手な飾りは、場面によって背中に背負っていたり
いなかったりする、そんなイイカゲンさもご愛嬌。
実際、役にたたねーし。

ぎらら.JPG
要するに「ギララVSタケちゃんマン」だったんです。
この映画。Fight!

ぎらら (5).JPG
最後に・・水野晴郎さんがこの映画にちょびっとだけ
出てます。彼はこの後すぐ亡くなった訳ですが
なんつうか、セリフもドモリ気味で活舌も悪く
生命力の衰えが感じられ、どうにも痛々しかった。

反面、森下悠里がやばい
フランス大統領が浮気するのもよう判る




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posted by PON at 21:00| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(カ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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