2009年11月27日

D−WARS

「D−WARS」

たった一人のために、全人類は壊滅するのか

惹句に惹かれ・・前情報なしで
レンタルしてみたんだけども大失敗。

ちびすけには「へびだよ!へびー、大きいね
と好評でしたが、嫁さんにはため息つかれました。

で、結局「たった一人」って誰の事なの??
いけにえになるのをキョヒして逃げ回ったヒロイン?

あらすぢ
LA郊外の広範囲な地面陥没事件を取材していた
TVリポーターのイーサンは、現場で鱗状の化石を
目撃する。それは少年時代に聞かされた、世界に
訪れる危機の話を裏付けるものだった。イーサンは
危機から世界を救う鍵となる“運命の女性”を探す
ために奔走し、ようやくその女性・サラを見つける。
しかし同じく彼女を追っていた巨大なモンスターも
LAに出現し、街を破壊しながらイーサンとサラに
襲いかかってきた!

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いやーつまんなかった。
ビジュアルはスゴかったが、話がグダグダ。

この監督(韓国人)は単に怪獣と軍隊の市街戦を
映像化したかっただけみたい。

【AH−64 VS ワイバーン】
CGによるバトルはそれなりに見応えがあった。
けれどもただそれだけ。

バトルに対して仮にも観客が「はらはら」するのは
そのバトルの中に、当事者(主人公やヒロイン)が
混じっていたり、最前線で戦う兵士達のひとりにでも
事前にスポットライトが当たっていて、
彼らにも背負って立つ人生と背景があるんだよ?と
観客が理解し、初めて感情移入がなる。
端的に言えば、AH−64のパイロットが何人
戦死しようと、にぎやかな背景だなあで終わってしまうのだ。

あれほど状況と関係ないバトルを、えんえんと
見せ付けられても、それが何?と悪態のひとつも
つきたくなりますよ。

【M1E1 VS 重装甲歩兵】
ハリボテに見える米国陸軍正式主力戦車M1E1。
敵重装甲兵に砲列を並べるのはいい。
でもなぜ味方歩兵を味方戦車の前に並べるのか。

大量にワイバーンが配下にいて、自在にコキ使えるなら
悪の大蛇は別にドラゴンにならんでもええやんと苦笑。
ドラゴンにならないとコントロールできないと言うなら
話もわからんでもないが、悪の大蛇のままでも充分
世界にメイワクかけられますから。
彼に忠実な重装甲歩兵軍団もいらっしゃいますし。

けど悪のヘビは偉い。あれだけ部下がいるのに
自ら、主人公一味を追いかけ回す。
でもなんせヘビなんで戦うのが大変。

・・悪のヘビ(にかぎらず大蛇)がドラゴンに
成りたがるのは、空中飛行能力ゲットもさることながら
もれなく手足が付属するからではないだろうか?

【ヨイジュ】
キーパーソンたる主人公とヒロインが
これまた人ごみを逃げ回ってるんだもの。
メーワク極まりない。

黒人の友人のほうがよほど頼りになるぞ。
ヘリや武器の調達、ピンチな時の四駆車出動から
世界を救う鍵となる“運命の女性”を探す
手伝いまで。

話がめんどくさくなると
(世界を救おうという
 二人のモチベーションが低下すると)
ジジイが現れて
「運命、運命」と連呼。
そら、若い二人は納得できないわな。

転生後のサラがもう少し美人女優だとよかったのに。
どうしたってBH高校白書級。
アジアから映画を撮りに出向いても
キレイどころを押さえるコネや金がなかったのか。

そんでもって結局、困った時のお守り発動。

イムギ(善側龍候補の巨大ヘビ)のお出ましが
いくらなんでも遅すぎ。
そんなドラゴンになりたいなら、悪の側の努力を見習い
味方陣営を整える努力くらいしましょう。
だから出遅れるのですよ。
だいたい幻魔大戦からしてもそうだけど、
正義陣営ってヤツは、ハト派とか友愛を旗印にしすぎて
戦力の整備とか維持にハナから無頓着。
それで勝とうってんだからムシがよす・・以下略

それと、せっかくのバトルシーン
暗くて見にくい。
所詮ヘビ同士だから、結局うねうねと絡み合うだけ。
ヘビのバトルをカッコいい絵面にするのって
確かに大変だけど、とにかく敵味方の識別不能。

識別つかないから味方の旗色もわからず
まったくハラハラドキドキもおきない。
実際に巨大ヘビのバトルを目の前にしたら
まあ、あんなモンなのかもしれない。
大勢がよくわからんってことで。

【AT LAST】
騒がせておいて、ヒロインを犠牲にして
イムギとやらは龍(ドラゴン)になりました・・が
ただそれだけ。やっと姿を現した龍はDBの神龍、
あるいは東宝初代マンダでした。
それはそうだが。

そもそも西洋と東洋では龍の観念が・・以下略その2


 
「また会おう!」
「アナタとの愛は永遠だから・・」


製作年 : 2007年
製作国 : 韓国
配給 : ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
上映時間 : 90分
監督・製作総指揮・脚本 : シム・ヒョンレ
出演 : ジェイソン・ベア 、
    アマンダ・ブルックス 、
    ロバート・フォスター 、
    エイミー・ガルシア 、
    クレイグ・ロビンソン

もう少し、主人公に報われる点があってもいいのでは?
善側のヘビにあれだけ肩入れしてあげたのに。
いくらなんでもあんまりだ。

二度は観ません。

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ラベル:D−WARS
posted by PON at 21:00| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(タ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする