先日、夜中の地上波でいきなり放映していた。
なるほど、夜中にしか放映できないわ・・こりわ
と思った反面、この程度であっても
もう地上波のまともな時間(土曜夜九時とか・・)
に放送するのははばかられるのか・・
っつーか、こんなのゴールデンタイムに放映したら
どこのどんな輩からクレームをつけられるか
知れたモンじゃない、という、TV編成局の
人間の過剰なまでの気の使いようを感じる。
そんなところに気を使わないで、今のテレビの
すべてのダメダメッぷりに、もう少し
気を使っていただきたい。
(長谷川公彦なんて奴が跋扈する世界。
要らないって。24HTVにしても
オールスター何とか祭りスペシャルとかにしても
まだ観ている奴がいんだねぇ)
<あらすぢ>
メイン州の小さな町に住む4人の少年、ジョンジー、
ヘンリー、ピート、ビーバーはある日、風変わりな
少年ダディッツを助ける。4人はその時、ダディッツ
から彼の持っている不思議な力を分け与えられ、
以後その秘密を共有することで強い絆が結ばれる。
20年後、大人になった4人にとってそのパワーは
今では重荷として彼らにのしかかっていた。
そんなある時、ジョンジーが交通事故で重症を負うが、
奇跡的に一命を取り留める。やがて4人は北方の森
にある狩猟小屋で再会を果たす。それは彼らに
とって毎年恒例の楽しいイベントのはずだったが…。
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この映画のキャッチコピーは
「見せてあげよう。見た事を後悔する恐怖を…。」
面白かったか?と言われれば、多分おおかたの方が
書かれる通り
「見た事を後悔する映画だった…。」
と答えるしかない。
まともに観たら135分の大作だった様子。
アホか。
なんの前情報もなく、PONがたまたま深夜の
チャンネルを合わせた時には
外国の男の子四人組が、いじめられている
知的障害の子供を、いじめっ子から
助けるシーンだった。
おなじ、いじめられっ子を助けるにしても
日本とはやり方が違う。粋なセリフの応酬。
なによりディベート能力が不可欠な様子。
いじめっ子に、これまでの彼らの罪をあげつらい、
言外に、社会へ公開して、あんたらを社会的に
抹殺できるんだよ(要は母ちゃんに言いつけるゾ!)
ってちらつかせる。
この少年4人組がそれなりの正義感、知能、
イザとなったら喧嘩も厭わない主人公にふさわしい
資質をもつ連中であることが見て取れ、
おもわず「スタンドバイミー」のような
ニオイを感じ取った。
ホノボノとした少年たちの成長物語かと思いきや・・
長くなりそうだったんで録画して就寝。
起きてからその先を観たんだが・・
いやー録画して正解。
飛ばし飛ばしで充分だよ、この映画。
「ドリームキャッチャー」と題名だけ聞いて、
トムハンクス主演のグリーンマイルような
超自然現象準拠お涙頂戴モノだと思って
観劇したらひどい目にあったカップルって
居そうな気もする。
【この先ネタばれ】
ドリームキャッチャーとは・・
「インディアンの間で作られる伝統的なお守りの一種」
であるらしい。子供の枕元においておけば
子供の悪夢を取り除いてくれるらしい。
あら便利。
知的障害者とされていた少年(ダディッツ)
彼こそは今後次々に地球占領しにやってくる
宇宙人から地球を救うべく、潜伏していた善玉宇宙人。
何故に知的障害者になったのかは、善玉宇宙人が
憑依先に選んだ少年がタマタマそうだったのか、
善玉宇宙人は地球人に成り済ますのが下手だとか?
宇宙人の生命力(パワー)が凄すぎて、
入れ物(少年)が圧されたしまった?
とかいろいろ考えられるが、詳細は不明。
ダディッツはいじめっ子から助けてくれたお礼に
この4人組少年に超能力を授けた。
彼らの未来を感知して、悪玉宇宙人退治に
必要な能力を授けたものらしい。
「ドリームキャッチャー」とは
この授かった能力のことなのかもしれない。
PONには最後まで脚本家の
ご都合主義にしか見えなかったが。
能力として・・
【少年共通】少年同士、意識だけで会話可能
A少年)記憶の倉庫
B少年)探し物を探す
C少年)人の心を読む
D少年)危険予知
この能力がまた、映画では
ぜんぜん役に立っていないんだ。
それにどうせ授けるんなら、もうちょっと役に立つ
能力を授けてくれよ!と言いたくもなる。
スペシウム光線とか。
悪性宇宙人はシルバーのグレイ型宇宙人、
いわゆる「リトルグレイ」タイプ。
リトルかと思いきや、かなりラージサイズ。
以下、悪性宇宙人の生態移り変わり
1)卵多数(イクラぐらい)
2)チビッコ蛇(口はデッドリースポーンみたい)
3)ラージ蛇(人類を一口で齧り切る)
4)ラージ蛇に巨大な口と足を持つ化け物(多分これが本性)
5)銀色の巨大ラージグレイへ
(多分彼らにとって着ぐるみ)
6)時期が来るとボンッと爆発→赤い霧に
7)赤い霧→そこらの動物に乗り移ることが可能
ますます「なんじゃこりゃ?」であります。
あ、5)の巨大ラージグレイは、かつて
この悪性宇宙人に乗っ取られた
べつの宇宙人なのかもしれない。
まあどうでもいい話ですが。
モーガンフリーマンも、もうちっと仕事選べば
いいのに。なんでこんな映画に出ちゃうかなあ。
結果的に部下が裏切った(ように見える)のは、
やり方の問題であって、宇宙人侵略から
地球を守るって点では、部下だって一緒のはず。
だったら、貴兄がバルカン砲をむける先は
自ずと決まってくるでしょうに。
(手段と目的がこんがらがるくらいアホだから
上司として、頼るに値しないと
主人公は感じたのかもしれないが)
アメリカ軍はもう何度もこういう
シチュエーションを体験しているらしく、
途中で悪性宇宙人の母船を攻撃するシーンはなかなか。
CG画像による見せ場はそれなりにあるB級SFホラー。
ダディッツもどうせ助けてくれるなら、
ウルトラマンのように
もうちっとスマートにお願いしますよ。
詰まらなかった。「サイン」なみ。
監督: ローレンス・カスダン
脚本: ウィリアム・ゴールドマン
ローレンス・カスダン
原作: スティーヴン・キング
出演: モーガン・フリーマン
トーマス・ジェーン
トム・サイズモア
ジェイソン・リー
ダミアン・ルイス
ティモシー・オリファント 他
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