2010年05月05日

ヤッターマン(実写版)

・・ま、こどもの日ですから。

ヤッターマン(実写版)

yatta-shiro.jpg

面白かったが、身銭を切って
劇場へ足を運ぶかってーと自分としては疑問符。
キャシャーンやデビルマンのような
アニメ実写化の悪しき前例に比べれば
だいぶ頑張った方なのは確か。

あらすぢ
高田玩具店の1人息子のガンちゃんは、
父親の開発途中のヤッターワンを完成させ、
ガールフレンドの愛ちゃんと共に
ヤッターマン1号、2号としてドロンボー一味と
戦っていた。ある日、考古学者の海江田博士の
一人娘、翔子からドクロストーンを探しに
行ったまま行方不明になっている博士を
探し出して欲しいと頼まれる。ヤッターマンに
変身したガンちゃんと愛ちゃんはヤッターワンを
出動させ、一路、博士のいるオジプトへ向かう!

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いきなり、瓦礫の山。109でなく107だし
・・渋谷ならぬ渋山での決闘。
ガメラが通りかかったかのような街の破壊され具合。
毎度ドロンボーが出撃するたび、日本国は
GNP1%減クラスの破壊活動を受けるんだろうか。
・・だとしたら恐るべしドロンボー
っつーか何やってんの自衛隊は。

まず冒頭に、観客が待ち望む
お約束のバトルシーンを持ってくるあたりに感心。
するってーことは、この先にもっと見せ場を
用意しているのだと解釈してよろしいですか?
監督さん、と独りごちてみる。

全編通していえるのはヤッターマン1号、2号共に
非常に影が薄い。あれじゃ誰が演じても一緒。
であるからこその「ジャ二ーズ」枠なんでしょう。
1号なんか演技もギャグも「やらされている感」
全開だし・・。
それに2号役の福田沙紀って誰?

「今週のビックリドッキリメカ発進!」とか
「メカの素だーッ」とか
「ポチッとな」とかとか云々・・
タイムボカンシリーズ界のお約束はキッチリ。
映画版でもやっぱ「今週」がつくんだな。

doronjyo.jpg
話題のドロンジョ。さすがフカキョン、
足も長く(26センチ?)
素敵な胸の谷間を拝見させていただいた。

確かに可愛いし頑張っているし、谷間も嬉しいが
「その声、どこから出ているの?」
カルク問いかけたいくらい演技ができていない。
まいいかぁ。ビジュアル要員だから。
ドロンボーじゃないけど
貴女はそこにいてくれればヨイです。

あのドロンジョレザーコスプレ、制作費が
5000万だかかかっているようだが・・
いったいドコに?映画制作「無駄遣い」見本の
ようなあのレザースーツ、使用後はどうしたのだろう。
闇ルートで転売したのかもしれない。
売れるよな。アレは。

海江田博士の一人娘、翔子役が岡本杏理。
これまた誰それ?って感じである。
ヒロイン役の割にはかなりひどい扱い。
(鼻血出したり、大の字でひっくり返ったり)
第一ヒロイン:ドロンジョ
第二ヒロイン:2号
第三ヒロイン:翔子
という地位を考えればやむを得ないところか。
フカキョンのドロンジョですら基本ヨゴレですから。

面白かったのは、ヤッターワンの出撃プロセス。
出撃してから、現場に到着するまで。

新宿らしき街中から出撃。
(アルタらしきビルの横が高田玩具店ビル)
まず、彼らは国内移動に高速を使用。
しかも律儀にETCだ。
高速料金と時間の節約を忘れない。
一応、一民間企業だからね(所属:高田玩具店)

そして海上。ドロンボーメカは基本空中移動で
ドロンジョ向けお風呂まで設置されているのに対し
ヤッターワンにコクピットはない。
消防車のように両サイドの取っ手にしがみつき。
吹きさらしのまま、大洋上を横断するのだ。
それでも見得を切るのは止めない。
なぜなら正義だからだ。正義を貫くのも大変だ・・。

オジプトという架空の場所とはいえ
多分、世界遺産に指定されているような場所。
そんなところが壊し放題、

苦労して到着したのに意外に弱いヤッターワン。
1号とヤッターワンいらんわ。

1号がドロンジョを救出→ドサクサ紛れのキスで
ドラマが奇妙な方向に急展開する。
たかがキスひとつで予定調和の人間関係
ああもひびが入るとは、ほとんど小学生の世界である。

yatta-posuta-.jpg
やっておしまい!

実は旧アニメでも「1号に惹かれるドロンジョ」という
流れで、十数話引っ張ったことがあったのだけれど
設定ではたしかガンちゃん12歳、ドロンジョ24歳
だったような。
アニメなんかドロンジョの声は、のび太だからなぁ。
単にヒステリックなオバハンだからなあ。
フカキョンドロンジョならば許しますよ。
うん。あれはあり。

「アニメ」という表現方法は、実写だと
グロテスクになってしまう描写を
うまく中和してしまう
メディアなんだと再認識。

そしてヤッターワンがあっさりやられ
ヤッターキングが登場。
ヤッターマンのメカといえば、当時そのまま
ガンダムのムーブメントにも続いてしまった、
子供が大好き「青・白・赤」のトリコロールカラーだと
思うので、ヤッターワンのあの「真っかっか」は
どうにもいただけなかったのだが・・

そうか、ヤッターキングになるならば
そのときこそトリコロールカラーになるのだな?
と、ひそかに期待しておりましたよしかし・・

「銀」

いや、メカニカルだとは思うんですけどね。

「銀」ですか・・。そうですか。

この映画公開にカコつけて
少なくともメカ玩具を売る気ゼロとみた。

別にヤッターマンに限ったことではないが
CGの過度な発展は俳優業(演技力)を要らなくする。
つーか、そのうち撮影現場に演技者が
出てくる必要すらなくなると思う。
肖像権をクリアすれば、あとは画像を
切り貼りすればOKなんだもの。

実際、アニメ独特の表現を実写に持ち込むには
すべてCGを使用。あんな表現のいったいどこに
演技者のクリエイティブ力が発揮されるというのか?
発揮されるのはCG技術者の技術力だけ。

あと、この映画全体にわたり「笑うとこ」なのか
まじめに観たほうがいいのか・・
困ってしまう。どうにも微妙。
実写とアニメを融合させてはみたけど
発生した「いびつ」さが、
どことなく観客を落ち着かなくさせる。

でも生瀬勝久ボヤッキーだけは流石でした。

ちなみに、ガンちゃんの実家は
番組のスポンサーだった今はなき玩具メーカー
「タカトクトイス」に敬意を払っての
「高田玩具店」である・・
という毒にも薬にもならないトリビアをもって
〆させていただきます。

ヤッターマン

監督 三池崇史
脚本 十川誠志
出演者
櫻井翔(嵐)
福田沙紀
生瀬勝久
ケンドーコバヤシ
岡本杏理
阿部サダヲ
深田恭子
滝口順平(声の出演)
山寺宏一
たかはし智秋(声の出演)

音楽 神保正明 山本正之
主題歌 嵐 『Believe』

公開 2009年3月7日
上映時間 111分
製作国 日本

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ドロンボーの資金稼ぎ


posted by PON at 21:00| ☔| Comment(2) | TrackBack(1) | 映画(ヤ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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