2010年07月31日

ナイト ミュージアム

「ナイトミュージアム」

珍しく嫁が借りてきました。
TSUTAやん100円祭りでありましたので。
ひょっとしたら3歳半の息子でも
楽しめるかも?という期待もあったんですが
彼はプラレールで
トーマスの事故ごっこに夢中。
  ↓
(参考資料)「Youtube 事故はおこるさ

・・振り向きもしません。
まあ子供なんてそんなモンです。
たいていは親の想定と真逆の方向に転がります。
ええ。

あらすぢ
ニューヨークに住むラリーは、現在失業中。
しかも最愛の息子ニッキーは、元妻の再婚相手に
なついてしまっている。父子の絆を取り戻すため、
まずは仕事を持とうと決心したラリーは、
自然史博物館の夜警の仕事に就く。しかし
勤務最初の夜、ひとり見回りを始めたラリーは
愕然とする。ホール中央にあったティラノサウルス
の骨格標本が、忽然と消えているのだ!
その直後、ラリーは館内を動き回るティラノ
サウルスに追いかけられ…?!

************************

アカデミー賞から無視され続ける俳優
ロビン・ウイリアムズ出演作。
彼の出演作「ジュマンジ」に通じるフレーバー。

面白かった。佳作。
観たいものがないとき、仕方なく借りるもよし。
また、たまたま地上波でやっていたら
1時間半位テレビに意識を向けていたとしても
別に損はしないと思います。

内容を思えば、毒にも薬にもならんので
テレビ地上波の映画コンテンツとして最適。
今後は何度も再放映されることでしょう。

なんにも考えずに楽しむが吉です。

登場キャラがあまりにもステレオタイプな
ところもあるけども「骨の恐竜が走り回る」映画に
コミ入った人間関係てのは不要なんでまあよし。

この博物館の裏の主が、展示物である
ルーズベルト大統領(昼間は蝋人形)
演ずるは、マトモな人間以外を演ずるのが得意な
この人、ロビン・ウイリアムズ。

歴史に学びなさい

エジプトの魔力を持って夜毎生き返る
博物館の展示物たちであるが、彼らは
朝日を浴びると灰になってしまうという設定。
解りやすくビジュアル化するためか
展示物の北京原人かクロマニヨン人だかが
お外に飛び出し(その辺をうろつくホームレスと
見分けがつかないのがブラック)
主人公の救出も間に合わず、哀れ「灰」と化す。

生意気で無駄な騒ぎを起こす
おサルを成敗しようとする主人公に向かって
ロビン・ウイリアムズの大統領が言う。

おなじ哺乳類だろ。彼らがいなければ
 我々も存在しなかった・・
 尊敬と愛情で接しなさい


そんなこと言われてもね〜。
鍵を奪ったり、大事なマニュアルを破いたりと大暴れ
映画内で、ああいった無意味な大騒動を
巻き起こす存在が観ていて一番不愉快
なんで
ヤツこそ灰になればいいのにとマジ思った。
つーか昼間のうちに、繋ぐとか、閉じ込めとけ。
(ローワンアトキンソンとか、ホラー映画の子供とか)

「英雄になる人間は二種類いる。そうなろうとして
 なった者と、成り行きでなった者だ・・」
「私は大統領ではない。狩をしたこともないし
 女性に声をかけることもできない。
 ただの蝋人形だ。でも、キミはちがうだろ?」

家庭人、社会人として失格の烙印を押された
主人公が騒動を通して自信を取り戻す間での話。

騒動の根源でもあるエジプトのミイラ王様が
非常にいいヤツで助かった。
それとこの映画の象徴である
化石骨格標本のティラノサウルス君も。

底意地の悪い脚本だったら、魔力を持った
この王様が博物館発で世界征服を狙ったり、
動物ドモが、まず館外をスプラッターにしたり・・と
このヘナチョコ主人公では、
まず収拾がつかなかったろう。

人のことを誰彼問わず「ボケボケ」と呼ぶ
モアイ像が個人的にはお気に入り。
人食いライオンはどこ行った?

ミニチュアジオラマ
古代ローマ帝国の軍勢(オクタビアヌスとか)と
西部開拓に代表されるヤンキー達が
「悪い意味で一緒くた扱い」されていたのには
笑らかせてもらった。
ファミリー向け映画に、せめてもの皮肉を
入れておきたかったんだろうな。脚本家は。



魔法の力で展示物たちは主人公(夜警)の
言うことをきくようになったとはいえ
無機物(騒動で割れたガラスとか発生するゴミ等)は
基本、意のままにはならない様子。

それなのに、ああそれなのに
晩の大騒動の残骸を開館までに
何もなかったかのように
奇麗にしてしまう、館長と掃除の人の能力に感心。

ナイト ミュージアム
Night at the Museum
監督 ショーン・レヴィ
脚本 原案:
ロバート・ベン・ガラント
トーマス・レノン
出演者 ベン・スティラー
上映時間 108分
2006年
製作国 アメリカ作品

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・・この映画で仕入れた豆知識
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2010年07月30日

クローズZEROU

「クローズZEROU」

相変わらずだ。楽しんだけどね。
ひと昔前、健さん映画を観ては
肩をいからせて映画館を出てくる観客と同じ気分。

あらすぢ
不良学生たちの巣窟・鈴蘭男子高校制覇を狙い
リンダマン(深水元基)との頂上決戦に敗れた
源治(小栗旬)は、まだ全校を統一できずにいた。
そんなとき、かつてし烈な抗争を繰り返していた
鳳仙学園との停戦協定が破られてしまう。
鳴海大我(金子ノブアキ)率いる鳳仙学園の
猛者たちが攻勢をかけてくる中、鈴蘭高校は
かつてない危機を迎える……。

高橋ヒロシ原作の大人気コミック「クローズ」を
鬼才・三池崇史監督が実写映画化した、
『クローズZERO』の続編。

********************

まあ、突っ込みドコロだらけなんだけど

「ZEROでU(ツー)って何?」ですが
原作漫画が1(ワン)ならその一世代前の話なんで
ZERO。その第二作だからUなんですな。

>鈴蘭高校はかつてない危機
かつてない危機ってアンタ・・。
既にこの高校の教師および周辺人民にとって
日々是「危機」だし、なにより学校そのものが
既に存亡の危機だよ。
は、まさかッ、高校原則無料化に対する
アンチテーゼ映画なのかッ!?


その鈴蘭高校も相変わらずの荒れ模様。
それにまったく教師の姿が見当たらない。

ネタばれになるけど、映画のラストで
彼らはきちんと卒業します!
卒業証書も発行されているし。
たぶん、完全放任主義の高校なんでしょうな。
考えてみれば、彼ら不良学生とか言われながら
毎日、率先して(朝もはよから)登校しているし
授業は「体育」のみ。競技は100パー喧嘩。
そんな意味では主人公、小栗旬は特待生だ。

嫁が言ってた。この映画のヤンキーは立派だって。
基本的に武器は禁止だし、倒れた兵隊を
蹴り上げるとかないもの・・と。
なるほど、確かに角材やメリケンサックとかいった
凶器所持者はいないし、マウントポジションからの
フルボッコってのもなかった。

鳳仙学園のボス(演:金子ノブアキ)なんか
「男はコブシだろ!」と、ナイフで鈴蘭生徒に
挑もうとする部下をぶっ飛ばすシーンすらある。

本来人殺しの道具であるはずの真剣を竹刀に変えて
剣道となったように、彼らが興じているのは
「スポーツ喧嘩」なんだな。うん。

小栗旬演じるヤクザの息子(父役は岸谷五朗)は
俺の後継ぎたいなら、鈴蘭制覇してこいやと言われ
本気で鈴蘭番長を目指す。で、喧嘩の中で仲間が増え
最大のライバル芹沢(演:山田孝之)を倒す。
やったーと思ったら、小栗よりも山田よりも強い
ノンポリ学生が出現。挑みかかって終了。
以上が前作ZEROのあらすぢだったけど・・

>リンダマン(深水元基)との頂上決戦に敗れた
>源治(小栗旬)は、まだ全校を統一できずにいた。
・・ありゃりゃ、小栗旬、負けてたんですか。
なにそれ?
前作、今作を通して見てみると
結構、負ける率が高いんだよ。この小栗旬。

鳳仙学園との最終決戦。
独りで乗り込む小栗旬。もちろんボコボコ。ピーンチ。

そんな時「ウチの大将をハデにやってくれたなあ」と
軍団を率いて登場、山田孝之くん!

かつての最強ライバルとのツートップという画は
なんのかんの言いながら。やっぱ燃えますな。
これぞジャンプ方式



ただ、全体からしてみれば・・
まだやってたの?あんたら」って感は
否めませんでしたが。

『クローズZERO』続編
原作:高橋ヒロシ
監督:三池崇史
脚本:武藤将吾、 水島力也
配給:東宝  上映時間:133分

小栗旬
やべきょうすけ
金子ノブアキ
三浦春馬
高岡蒼甫
岸谷五朗
山田孝之

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2010年07月29日

ウルトラミラクルラブストーリー

「ウルトラミラクルラブストーリー」

TSUTAやん100円祭りにて
嫁がレンタルしてきた。
ずばり「松山ケンイチ」主演であるから。
ただそれだけ。

でも一週間いろいろあって(主に子育て方面)
当の嫁は最後まで観ることが出来ず
結局、自分が観てしまいましたよ。

あらすぢ
青森で農業を営みながら一人で暮らす水木陽人は
やることなすことすべてが常識外れな変わり者。
心は純粋だが、落ち着きがまったくなく、
周囲に手を焼かせてばかりいた。ある日陽人は、
訳あって東京からやって来た保育士の町子先生と
出会い、一目ぼれする。恋を知らない陽人にとって、
生まれて初めての恋。「結婚しよう」と猛アタックを
仕掛けるが、まったく相手にされない陽人は
ある日、とんでもない行動に出る。
[ 2009年6月6日公開 ]

************************

な、何?この映画。変なの。
単に「イラっ」とくるのみでした。

だってさあ、この映画を観ることで
観客は何を得ればよいのでしょうか?

「涙」 ?     絶対違うと思う。
「笑」 ?     いちいち笑えそうにない。
「爽快感」?    まったくないし。
「松山ケンイチ」? あいにく興味ないし・・。
「恋愛っていいな」「田舎暮らしも悪くないな」
「純粋な人間・一途な想いっていいね」
「こういうことってあるある!」・・??すべて違う。

個人的には「麻生久美子」さんに
なんか惹かれるものを感じる。
(あの発泡酒のCMとかヨイです)
が、観方によってはあの「石原真理子」が
戻ってきたようにも感じられ・・



別ルートで聞いた話では、この映画で
田舎の医者を演じた原田芳雄氏。
映画出演の条件として、豪華寝台特急
カシオペアのスウィートルーム
プレミアチケットを要求したんだとか。
彼、熱烈な鉄道ファンだからな。
残念ながら映画のほうは
そんなエピソードほど面白くありませんでしたが。

【ウルトラミラクルラブストーリー】
監督:横浜聡子
出演:松山ケンイチ / 麻生久美子 /
   ノゾエ征爾 / ARATA / 藤田弓子 /
   原田芳雄 / 渡辺美佐
120分

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2010年07月28日

自分魂

「自分魂」

シャアの顔が自分だって・・。
あほなフィギュア。

「自分魂」とは、 自分の顔写真から
世界でただ一つのフィギュアを
オーダーメイドできる商品です。
 正面からの顔写真を元に、特殊技術にて
フェイスベースにプリント。 自分の顔が
3Dで再現でされます。 フェイスベースは
普通顔と丸顔の2種類を用意

「自分魂」
  ↓
http://jibundamashii.com/

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PC上からの特注のみ受付。
13650円だって。
残念ながら受注終了、次回は未定みたい。

それにしても技術の無駄遣いってステキだ。
(仮面ライダーもあった様子。
 マスクを外せばソコには自分の顔・・)

・・転売は出来そうにないな。

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ラベル:自分魂
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2010年07月27日

サマーウォーズ

「サマーウォーズ」

嫁が借りてきましたので一緒に鑑賞。
自分も気になってはいたのです。
このポスターに↓
サマー.jpg

http://s-wars.jp/

あらすぢ
『時をかける少女』の細田守監督が放つ、劇場
アニメーションの最新作『サマーウォーズ』。
キャラクターデザイン・貞本義行、脚本・奥寺佐渡子
など『時をかける少女』のスタッフが再結集した
この作品は、ふとした事から片田舎の大家族に
仲間入りした少年が、突如世界を襲った危機に
対して戦いを挑む物語である。

主人公はちょっと弱気で人付き合いも苦手な、
17才の理系少年。高校2年の夏休み、天才的な
数学力を持ちながらも内気な性格の小磯健二は、
憧れの先輩、夏希にアルバイトを頼まれる。
二人が辿りついた先は、長野にある彼女の田舎。
そこにいたのは総勢27人の大家族。夏希の
曾祖母・栄は、室町時代から続く
戦国一家・陣内家の当主であり、一族を束ねる
大黒柱だ。
栄の誕生日を祝うために集った、個性豊かな
「ご親戚」の面々。そこで健二は突然、夏希から
「フィアンセのフリをして」と頼まれてしまう。

************************

ストーリーとしては何のヒネリもないけれど
非常に楽しめた。
エヴァのキャラクターデザインである「貞本義行」絵
スタジオジブリばりの緻密な美術。
日本の田園風景、夏の長野(上田庄)の
突き抜けるような空。その青色がとってもキレイ。

日本アニメのクオリティの高さには舌をまくね。

いきなりで申し訳ないが・・まずケチから。
主人公、ヒロイン夏樹、キーキャラの佳主馬(かずま)
いずれもあまりに演技が稚拙すぎ。
かといって一部の声優のように妙に甘ったるい
アニメ声であればいいのかって物でもないけれども。
夏樹、やっぱ演技がイマイチ。そもそも声量が
絶対的に小さいので、ビジュアルは文句ないのだが
なんか惹きつけるものに欠けるキャラになってしまった。
そのあたり非常に残念。

以下ネタバレ全開です。未見の方はご注意ください。

栄ばあちゃん・・すげえ。
真の主人公は、一族を束ねるこの栄ばあちゃんだ。

多分、今よりも一〜二年未来の世界。
世界中の人々はのインターネット上のOZという
巨大仮想空間で結ばれた。OZは私的使用のみならず
オフィシャルな用途にも採用され、人々の生活に
もはや不可欠な存在だった。

人々は、OZからアカウントをとり
アバター(分身)を通して仮想空間に入り込む。
端末は、パソコンはもちろん携帯、PSP、DS・・
ネットにつなげられさえすれば何でもありの世界。

そこに、さる筋が開発したコンピューターウイルスが登場。
名称ラブマシーン。今回の騒動の元凶。
「なにそれ?モーむす?」・・まあそう思うよな。

ある日、ラブマシーンは世界中の端末にメールを
一斉発信する。見る人が見れば判る数字の暗号。
眠れなかった主人公が手慰みで暗号解読を始めるが
じつはOZセキュリティの暗号化したパスワードだった。

OZの管理権限を握ってしまったラブマシーンは
OZのアカウントを次々と盗み始める。
(もはや無力になってしまったOZの
 元管理プログラム名はジョンとヨーコ)
 
OZのアカウントを盗られるってことは、
その人の職務上の権限を奪われるのと一緒だ・・
13.837% アカウント、1億5千万以上の
アカウントが奪われてしまった!

悪気のないゲーム感覚ってのが怖くタチが悪い。
善悪の判断基準がない、無邪気な存在。

本当は、サーバー内の数字による喧嘩(戦争)
なのだが仮想空間ってことなので、絵的に判りやすい。

取り立ててヤバイ思想があるわけではない
ラブマシーンなんで、ゲームとかは大好き。
ヤツを得意な分野に引っ張りだす。

勝負の得物は「ばあちゃん仕込みの花札(コイコイ)」  

「ヤナギにツバメ、菖蒲にカス・・」
OZ内で空港の案内放送のように
まじめにアナウンスされると
なんだかな〜という感じ。

まだ負けていない!

陣内家は必ずひとり一稼業
警察・消防・救急・自衛隊などイザとなると
役に立つ実務的な職についている。

「ウチは女系家族なんだけどな・・」
「お仕事は自衛隊なんですか!所属は?」
「・・ちょっといえないところだ」

「敵は圧倒的なんでしょ?」
「時は慶長20年の大阪夏の陣。
 徳川勢15万の大軍勢に
 撃ってでた陣内家のご先祖様わぁ・・」
「でも負けたんでしょ」
こういうのは勝ちそうだから戦うとか
 負けそうだからやめるとか
 そーいったことではないんだよ

「負け戦でも戦うの?」
「それも、毎回ね」
「バカな一族・・」

主人公はきわどい所で犯人でなかったと
きちんと「逃げ」も打ってある。
世界に53人も暗号を解いた輩がいて
主人公はその中に入らなかったんだけれど
不思議なのは、なぜマスゴミでは朝から
主人公の顔が犯人として流出したのかってこと。

ラブマシーンの仕業?とも考えたけれど
あの朝の段階では、主人公は謎のメールの
暗号を解読したのみで、まだラブマシーンに
抵抗する姿勢は見せていなかったはず。

ばあちゃんの遺書
「まあまずは落ち着きなさい
 人間落ち着きが肝心
 (中略)
 家族どうし、手を離さぬように
 人生に負けないように。
 つらくても家族みんなでご飯を食べること。
 いちばんいけないことは
 お腹をすかすことと
 ひとりでいること
 (中略)
 ありがとう、じゃあね

ステキな遺書。こういう遺書を残せるような
人生を送りたいものである。

食べている場合なの?
「まあ、遺言だからな・・」
とにかくよく食べるシーンがでてくる。
その割りに宮崎アニメに比べると
あまり食い物が美味そうに描けていない。

夏樹さんが、最後になっていきなり
主人公に「眼うるる」なのは
あまりに短絡的な感じがして・・。
あの人、単に惚れっぽいだけなのかも。
(実は栄ばーちゃんの若い頃も、様々な男と
 浮名を流し、そのうちの一人が現警視総監とか・・ね。
 一族の中で、自分の若い頃に一番似ていると
 ばあさんは夏樹を見て思ったのかも知れぬ)

葬式ではなくハッピーバースデーで送る
あたりが涼やかで、とても一族らしい。



主人公。紆余曲折はあったものの、
さすが栄ばーちゃんの見込んだ男だった。
結果オーライ気味だけど。

エンディングソング、山下達郎「僕らの夏の夢」もグッド。

♪手と手を固く結んだら 小さな奇跡が生まれる
 僕らは夏の夢を見る〜


出来すぎだけどね。

≪CAST & STAFF≫
神木 隆之介
桜庭 ななみ
富司純子
谷村美月
斎藤歩 ほか

監督:細田守
脚本:奥寺佐渡子
キャラクターデザイン:貞本義行
作画監督:青山浩行
美術:武重洋二
音楽:松本晃彦
アクション作画監督:西田達三
音楽:松本晃彦
主題歌:山下達郎「僕らの夏の夢」
(ワーナーミュージック・ジャパン)
アニメーション制作:マッドハウス
日本テレビ放送網・マッドハウス 提携作品
製作:角川書店 ドリームパートナーズ
ワーナー・ブラザース映画 読売テレビ放送 バップ
配給:ワーナー・ブラザース映画

(C)2009 SUMMERWARS FILM PARTNERS



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2010年07月26日

復活の日

「復活の日」

草刈正雄ですよ。正雄。
イロオトコといえば草刈正雄だった時期が
確かにありました。
劇中字幕では外国人の方々から
「ヨシズミ」なんて呼ばれていましたが。

角川映画が時代を作る初期の一作。
少しずつ日本も「経済大国」なんて称号を
いただける様になってきた・・次は文化だ。
外国(たぶんハリウッド)に負けない映画を
つくるのが私の使命なのだあぁぁ!と
角川春樹プロデューサーが元気だったんだろうな。

国際的な映画を目指すなら外国人入れないと
でも呼んで来てくれる親日派の役者なんて
限られているし・・
んで、ロバート・ボーン
んで、ジョージ・ケネディ
取り急ぎ、オリヴィア・ハッセーも。
なんて企画だったんだろう・・。

あらすぢ
一九八×年冬、東ドイツの陸軍細菌研究所から
新種のウイルスM-88が盗まれた。この細菌は
摂氏マイナス10度で自己増殖をはじめ、
零度を越えると猛烈な毒性を発揮する。
M-88を奪ったスパイは小型飛行機でアルプスを
越えようとするが、吹雪の中で墜落、恐るべき
細菌が飛散してしまう。そして春が来ると・・

************************

けっこう、感動しましたよ。当時。
初見は小学生も高学年でしたから。

日本の医療機関が全力でウィルスと戦う姿が
描かれていて壮絶。映画「感染列島」のハシリです。

これまで、医者とは病気を治す人たちであり
彼らは病気をうつされる、もっとも
アブナイ場所にいる人たちなんだって
想像すらしなかった子供PON。

なるほど、医者も人間なんだからそらそうだ・・
実に当たり前なことを教えてもらいました。

多岐川裕美さんがどうにも幸薄そうな看護婦役。
黙々と患者(というより思いを寄せる医者)の為に
働き、ある日突然ウィルスにやられ
静かに死去・・。たしかそんな役だった気がする。
なんであの人、あんなにツイていないような
顔なんだろう。

すげーなーと思った設定は、南極基地にいる
生き残り隊員は全部あわせて700名ちょっと。
うち、女性は20名もいなかったんじゃないかな。
680:20。この圧倒的な男女比

南極以外の人類全滅が確認された後
「人類存続」という大義名分のもと
子作りに励むことになるわけです。
緊急事態なので女性の意思は無視。
(一応、各人の同意は取り付けていますが・・)
計画的なローテーションで隊員の夜の御伴を
することになるんですよ!

たしか草刈正雄の恋人だった女性隊員マリトも
人類存亡の危機ともなれば、貴重な女性。
地獄のローテーション入りすることになった
・・ような。

まことに壮絶

ネタバレしますが、話の半ばでは
狂ったアメリカ軍人が、死なばもろとも!と
自動核ミサイル報復装置のスイッチをオンに。
(こんなときの軍人はだいたい迷惑なヤツだ・・)
折悪しく大型地震がワシントンで発生。
地震を攻撃と誤認識したシステムが張り切り
(あれ?ソ連のミサイルが先に誤作動だったか?)
まあ、とにかくどっちかの核ミサイル照準が
なぜか南極大陸にも向いていて、事態を知った
ヨシズミ以下は、システムを止めるべく
唯一残った潜水艦で、死の世界へ出て行かざるを
得ない事態となる。

で、間に合わなかった。

決死隊のヨシズミは試作型ワクチンを注射されたが
ワクチンが効くかどうかもわからん状態で出撃。
でも南極にミサイルは発射されてしまうし、
結局独りだし・・自棄になったヨシズミは
ほぼルンペン
と化し、黙々と徒歩で南下を開始する。
電波少年のドロンズみたいなもの。



パナマ→南米→チリを経て、ひょっとしたら
生き残りの生き残りが居るかもしれない、
その想いだけではるか南米の先端マゼラン海峡へ。

その道は、すべて死体のみ。
道中で白骨化したかつての住民に向かい
禅問答をしかける正雄。
そして何故か答える白骨!
この辺、いいシーンなんですがテンポとしてはダレます。
そして最南端でヨシズミがみたものは・・。

サニー千葉は博士には見えないってことで。。

キャスト(役名)
草刈正雄 クサカリマサオ (吉住周三)
夏木勲 ナツキイサオ (中西博士)
多岐川裕美 タキガワユミ (浅見則子)
永島敏行 ナガシマトシユキ (松尾隊員)
丘みつ子 オカミツコ (辰野の妻)
中原早苗 ナカハラサナエ (若い母親)
森田健作 モリタケンサク (真沢隊員)
千葉真一(サニー千葉) (山内博士)
渡瀬恒彦 ワタセツネヒコ (辰野隊員)
緒形拳 オガタケン (土屋教授)

オリヴィア・ハッセー (女性隊員マリト)
グレン・フォード (リチャードソン大統領)
ジョージ・ケネディ (コンウェイ提督)
ボー・スベンソン (カーター少佐)
エドワード・J・オルモス (ロペス大尉)
ステファニー・フォークナー (女性隊員サラ)
スチュアート・ギラード (マイヤー博士)
セシル・リンダー (ラトウール博士)
チャック・コナーズ (マクラウド艦長)
ヘンリー・シルバ (ガーランド統参議長)
ロバート・ボーン (バークレイ上院議員)

スタッフ
監督
深作欣二 フカサクキンジ
製作
角川春樹 カドカワハルキ

原作
小松左京 コマツサキョウ

脚本
高田宏治 タカダコウジ
グレゴリー・ナップ
深作欣二 フカサクキンジ

音楽監督
鈴木清司 スズキセイジ
羽田健太郎 ハダケンタロウ

主題曲
ジャニス・イアン

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2010年07月25日

フィラデルフィアエクスペリメント

「フィラデルフィアエクスペリメント」

PONが以前に見たことがある
SFってことで特に思い入れが
あったりなかったり・・
まあ適当に書き散らします。
これまで以上に資料性ゼロですんで。

あらすぢ
第二次大戦中の43年、米海軍はフィラデルフィア
水域でロングストリート博士指揮の秘密実験を
行なった。味方の船を敵レーダーに探知されない
ようにする実験で、水兵のデイヴィッド
(マイケル・パレ)とジム(ボビー・ディ・チッコ)が
実験機械のスイッチを入れると、駆逐艦エルドリッジ
はレーダーのみならず、実際に海上からも姿を
消してしまった。しばらくして、再び出現したが、
エルドリッジでは乗組員が大火傷を負ったり、
艦の壁や甲板に身体がめりこんだりしていた。
デイヴィッドとジムは、時空間をトリップして
84年のネヴァダ州の砂漠に出現する・・。

************************

PONの中ではフィラデルフィアといったら
チーズかこの映画、っつーくらい。
この映画でフィラデルフィアという地名と
エクスペリメント=実験って英単語を
マスターしました。

自分もこの映画で興味を持ったんだけど
アメリカの都市伝説めいた話において
(エリア51とかメンインブラックとか)
本当に「フィラデルフィアエクスペリメント」
はあったらしいです。
無論、タイムスリップは
起こらなかったようですが、軍艦の使った
当時の一般人には理解不能の怪しい実験
(マジ書きするならばたぶん軍艦の
 スティルス化の実験)は本当に行われた様子。
ネットに漂う都市伝説のほうが
映画よりよほど面白いから困ったもんだ。

内容はまあ、一度観たら特に感慨もなく
そのうちに忘れてしまうような・・。
タイムスリップ(TS)ものの定番というか・・です。

ファイナルカウントダウンとか
戦国自衛隊とかジパングとか。
圧倒的な武器を持った集団が
過去にタイムスリップするって話。
・・好きだよな、男の子は。

TSモノの醍醐味として、途中まで一緒に
行動していた親友やらライバルやらと
過去ではぐれることになりながら
最後は順当に歳を重ねた彼らと現代で再会するとか。

生まれた時代が違うので、出合うはずもなかった
男女が時を越えて結ばれる・・運命の恋愛ってのも
外せないお約束。

TSしたときには、その時代の気のいい協力者
(できればビジンの異性であると良)
を早いとこ見つけるべし・・ってことで。



この映画はそこそこの人気があったらしく
フィラデルフィアエクスペリメント2なんて
ビデオ映画もありました。
ミリタリーがからむTSモノという点以外は
まったく本作と関係がない様子。
なんでも、TSしたスティルス戦闘機F117が
ナチスドイツに奪われちゃったから・・
さあ大変、とかそんなエピソードが。

単機で戦局が変えられるはずもなく・・。
いずれ稼動できなくなるから
そんなのホッとけばいいのに。
(あ、核搭載型なのかも?)

フィラデルフィアエクスペリメントの
都市伝説はこちら。

原題 : The Philadelphia Experiement
製作年 : 1984年
製作国 : アメリカ
配給 : 松竹富士/東北新社

キャスト(役名)
Michael Pare(2) マイケル・パレ (David)
Nancy Allen ナンシー・アレン (Allison)
Bobby Di Cicco ボビー・ディ・チッコ (Jim)
Eric Christmas エリック・クリスマス (Longstreet)
Kene Holliday (Clark)

スタッフ
監督
Stewart Raffill スチュアート・ラフィル

製作総指揮
John Carpenter ジョン・カーペンター

原作
Wallace Bennett ウォーレス・ベネット
Don Jakoby ドン・ジャコビー

脚本
William Gray ウィリアム・グレイ
Michael Janover マイケル・ジャクヴアー

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2010年07月24日

SF大全科 秋田書店

「SF大全科 秋田書店」

当時のコドモのバイブル
「ケイブンシャ○○大百科」の亜流
(だから百科でなくて全科)
にしてPONの昔の愛読書。

ボロボロになったけれど今でも所持。
カバーなどとうになく、後ちょっとの衝撃で
たぶんページが全面散逸してしまいそう・・。

ビデオレンタル制度などあるはずもなく
たまにやるTV再放送も、チェックはしても
けっきょく忘れて外に遊びに行ってしまうような
当時、昔のSF映画を知るうえで非常に貴重な
存在でした。

SF映画の中には、この本で仕入れた知識だけで
もうおなか一杯といった作品もありますが

下記は暇だった学生時代に、それでも
思い出してはレンタルして観てみた作品群です。
テキトーにひとことコメントしてみます。
(いつかは各個に独立記事にしてみたい)

大全科.jpg

キングコング(1930年)
→白黒映画=重苦しくってツマランという
 勝手なイメージを払拭してくれた作品。

地球最后の日
→たしか双子の惑星が地球に衝突。片ッぽは
 地球と相殺するんだけど、残った惑星は
 そのまま地球の軌道にのり第二の地球になる話。
 「后」の字がいいね。

海底二万哩(マイル)
→海底で「パイプオルガン」を弾く船長。

放射能X
→唯一生き残った女の子。君が一番怖いよ。

宇宙人東京に現わる
→手裏剣の真ん中に目玉があるパイラ星人。
 デザインは岡本太郎。話もデザインもむちゃくちゃで苦笑。

宇宙水爆戦
→脳みそむき出しのミュータントが不気味。

マックィーン絶対の危機(ピンチ)
→この映画のせいでドアの隙間恐怖症に。

渚にて
→この映画にしても「復活の日」にしても
 ペシミスティックな人類滅亡映画が多かったこと。

人類SOS
→あれだけ獰猛な植物が海水に弱いってのも。


→よくよく見れば「鳥」って不気味な生物だもんな。

博士の異常な愛情
→ブラックすぎて大人すぎて笑えず
 単に不気味だった。ピーターセラーズYahoo!。

ミクロの決死圏
→ドラえもんで結構パクってた。ミクロ化。
 藤子先生が好きな映画だったんだろーな。

恐竜100万年
→ブロンド美女。羊の皮のビキニ。

2001年宇宙の旅
→さるがキャーキャーいう映画だから
 途中で寝てしまったという友人に軽くショック。
 人によって名画も駄作に変わるなあ。

猿の惑星
→漢字の威力ってすごい。「さるの惑星」だと
 なんかかわいい。

時計じかけのオレンジ
→主人公が通うミルクバーのオブジェが
 白い裸の女性。作家の奥さんもレ×プされるし
 コドモにはあらゆる意味で刺激の強い作品。

地球最後の男・オメガマン
→70年代の映画ってなんか枯れていて
 なんか必死でいい。

アンドロメダ・・・
→後半は科学者が研究所を自爆させないよう
 走り回っているだけの記憶が。

惑星ソラリス
→途中で寝ちゃったんだよな。
 たしか珍しいソ連製SF。出てくる
 未来都市は60年代の東京の首都高。

サイレントランニング
→静かな映画だったような。

ソイレント・グリーン
→人口が増えすぎた時代、政府が支給する
 美味しい栄養食の原料は・・

フェイズW 戦慄!昆虫パニック
→これも静かな進展で、体力がないと途中で
 絶対寝てしまうけど。邦題で損してると思う。

ウエストワールド
→かっこええな。ユルブリナー。
 また観たくなったぞ。70年代SFの持つ
 キリキリする喉の渇き感が好き。

ダークスター
→これなあ。後に有名になる映画制作者の
 習作と取るか単に駄作ととるか・・。
 自我を持った自爆ミサイルとの会話はまるでコント。

燃える昆虫軍団
→ゴキブリ嫌いは観ないでください。
 夜中のTV放送で観ちゃったが
 怖かった消防時代。

以上です。

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2010年07月23日

ぼくのなつやすみ2 海の冒険篇

ぼくのなつやすみ2 海の冒険篇

急に思い出した。今後は少しずつ
コンシューマーゲームに関することを
ぽつぽつ綴ってゆきたいと思う。

プレステ2のゲーム。
もう8年位前になるのかな。
当時、二週間の期限つきで
友人が貸してくれたんで
(次の麻雀の約束の日まで)

放置プレイのまま、再会の前の日に
ようやく起動・・ともなればマトモに
プレイなどできるはずもなく。

概要及びゲーム設定
本作は、プレイヤーが自身の分身である
「ボクくん」を操作し、8月1日から8月30日
までという決められた時間の中での過ごし方
を自由に決め、行動し、子供のなつやすみ
を満喫する事を目的としたゲームである。

今作は前作『ぼくのなつやすみ』に比べ、
海の中を泳げる、サイダーの王冠を見つけたり、
アイスやガムといった駄菓子をお金で買えるなど、
イベントが追加された。

昭和50年(1975年)8月、母親が臨月を迎えた
事から9歳の少年「ボク」が、夏休みの1ヶ月間、
伊豆半島の田舎町「富海」(ふみ)に住む
おじの家に預けられる所からストーリーは
始まる。

************************

夏休みってのはね、コドモにとってやっぱ特別。
それと親の田舎やイトコってのは
なんか不思議な存在である。

自分が中学生くらいで、久々再会のイトコが
美人に成長したティーンエイジャー
(しかも無防備!)だったりすると、
諸事想像も膨らむものであるが・・

それは、まったくの別ジャンルであって
プレステのよいこゲームである本作には
そういうものを求めてはいけないのである。

ゲームを返す前日になって本作を
起動したくらいのPONであるから、
攻略法はもちろんのこと、面白いとか
ツマンナイとかをココで記述する
資格はまったくないのだが。

ゲーム開始。初日。おじさんの家で昼飯シーン
からスタート。
おじさん一家勢ぞろいでカレーライス。
うん、これは基本。
全自動で自キャラ(=ボク)がカレーを
たいらげれば行動開始。
バイオハザードライクな操作法だった気がする。

なんかいろんなところが通せんぼで
これからのイベント発生を予感させるが
アイテムもなければ、フラグ立ても出来ていない。
(時間もないのでそこまでやる気もない)

ゲームスタートで、会うことの出来るキャラと
ひととおり会話を済ませると・・あとは

泳いだ!

自キャラ(=ボク)は泳ぎが達者。
とにかく泳げるのだ。
息が切れるとキャラ自動的に浮かび上がり
呼吸をするシステム。

彼は小型潜水艦で、おぼれる心配はまるでなく
(そうだと別路線のゲームになってしまう)
ひたすら島の周りを泳ぎまくった。
まあ、上陸できるところは限られているが。
いっそのこと、港の突堤を越えて
太平洋に泳ぎだそうともしたが、
見えない大きな「壁」が海の中に存在し
それ以上は進めなかった。
ゲームシステムの限界ってやつだ。
残念。

「ぼくなりのなつやすみ2 海の冒険篇」 終了。

以上。



実際には思いを込めてやりこめば、珠玉のゲーム
だと思います(←一応フォロー)

キャラデザが、ライオンのキレイキレイなんで
ゲーム全体がなんかドラッグストアのイメージ



あのキャラでは宇宙人もモンスターも
絶対 でてこない。
でてくるはずがない。

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2010年07月22日

「電人ザボーガー」映画化!

「板尾主演で「電人ザボーガー」映画化!
 36年ぶり復活ヒーローに変身」

6月11日8時1分配信 スポーツ報知

 タレントの板尾創路(46)が特撮ヒーロー物
の主役に抜てきされた。1974年から約1年間、
フジテレビ系で放映された「電人ザボーガー」が
映画化(井口昇監督、来春公開)されることになり、
その主人公・大門豊を演じることが10日、分かった。
当時は同じヒーロー物の「仮面ライダー」の陰に
隠れていたが、現在でも根強い人気を誇る
「電人―」。36年ぶりに復活する“名作”に、
板尾も力が入っている。

お笑いだけでなく俳優、歌手、映画監督とマルチな
才能を見せている板尾が、今度は36年ぶりに
復活するヒーローに“変身”だ。

************************

ザボーガー。
さすがにリアル世代ではなかったけど
地方テレビ局の再放送なんかで
たまに目にすることがあった。
正直ビープロ(ザボーガー製作会社、円谷プロみたいな
もん)の子供番組ってキライでした。
どの辺がって・・貧乏くさくって垢抜けないとこ。
ジャイアントロボ、マグマ大使、スペクトルマン、
快傑ライオン丸にロックバット。
・・ファンの人、ごめんなさい。

ざぼーがー.jpg
特撮のジンクス、特に怪獣映画では題名に
「濁音」が多いほど当たり作品になるとかいう。
「ゴジラ」しかり「ガメラ」しかり。
その点、この「ザボーガー」はヒーローモノながら
「ザ」ときて「ボー」が続き「ガー」だもの。
音感がもはやタダモノではない。
個人的にはざこば師匠やラーメンザボン
浮かんだりもする。ああ腹減った。

冠号だってスゴイよ。「電人」だ。
電化人間とか電脳人間とかそんなんじゃない。
「電人」。とりあえず電気仕掛けではある。

番組後半では、テコ入れ策として
協力者操るもう一台のバイクとも合わさって
ストロングザボーガーに変形する。
(Zでいえば「スーパーガンダム」)
ストロングといえば続くのは「小林
もしくは「金剛」だよな。自分としては。

それとスポーツ新聞の記者ってやつは、
やっぱ報道者としては二流。
国語の才能はあるかもしれないが。
1の事象を5や6にする表現には長けている。

>「ちょうどヒーロー物から卒業しようとする
>ときに放映されていた作品でしたが、当時から
>とても気になっていました」。
>“ドンピシャ世代”
>として、印象の強い作品への出演を喜んでいる。
板尾氏らしくない、非常によい子なコメント。
よく読むと「とても気になっていました」というだけ。
ファンでもなければ、当時観ていたともコメント
していない。この記者も、それを受けて勝手に
「ドンピシャ世代」とかよくワカラン表現しているけど
ザボーガー本放送時、生きてたっつーだけだろうに。

>関係者は「CGをふんだんに使用し、迫力ある
>アクションが楽しめると思います」と自信を持っている。
関係者がCGとか特撮といったビジュアル面のみ
持ち上げる作品って大体グダグダなんだよな〜。
ほかに褒められるトコがないこと、関係者が
一番知ってるから。

無題2.jpg
この作品もまさかプロデューサーが
あの「冨永理生子」サンじゃないだろうな?
手がける映画すべてが粗大「ゴミ」の。



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記事の続き
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2010年07月21日

女番長 野良猫ロック

「女番長 野良猫ロック」

ゴッドネーチャンとか、在日だからどうだとか
「アッコにおまかせ」ごときたかだか
バラエティーでの発言なのに何様だ!とか
女性週刊誌なんかで、面白おかしく叩かれる。
和田アキ子。
自分に言われるまでもないけど、あの人は
苦労人で、かなり上手い歌手だと思う。
日本であんな「ソウルフル」な歌い方ができる人
といえば、あとは・・串田アキラさんと
シゲルマツザキくらいじゃね?

んなワケで和田アキ子ねーさんリスペクト
映画「女番長 野良猫ロック」
(昭和45年・日活)でーす。

あらすぢ
土曜日の新宿の街は爆発する若者の
エネルギーでむんむんしていた。西口の
工場現場には二つのグループの若い女達
十数名が鋭く対立していた。番長・メイが
乗り込むや、他方の番長・トシエの合図で
ナイフとパンチの・・

解説
疎外された若者たちのエネルギーの爆発を、
描いた作品。脚本は「斬り込み(1970)」の
永原秀一、「盛り場仁義」のテクニシャン
長谷部安春が監督。撮影は同作品で
コンビを組んだ上田宗男が担当。

************************

「ズベ公」とか「女番長」とか、スゴイ言葉ドモが
再開発直前の西新宿で暴れまわる映画。
あ、「スケバン」ではなく「おんなばんちょう」と
読んでください。

企画やら製作やら手がけたらしい
笹井英男氏や飯島亘氏や佐々木志郎氏なんかに
ぜひ聞いてみたい。
当時の西新宿っていったいどうなっていたのやら。

また、このような映画を作って採算が取れると
判断したのだとしたら、当時の日本映画観客層って
どんな感性を持つ、どんな人たちだったのやら??

まさか税金対策で好き勝手作っていいくらい
当時の映画は娯楽の王様だったってコト?

冒頭、いきなり工事現場(今の高層ビル群のある
かつての淀橋浄水場。たぶんビル工事中の一角)
で女ギャング同士が抗争中。

藤竜也氏は敵の勢力に助っ人として登場する。
カッコワル。君、今でこそ海猿の講師だけど
なにやってたの昔。
「男なんか呼びやがって卑怯じゃねーかよ!」
うん、そのとおり。

女ギャング暗黙のルールみたいのがあるらしく
1)一般人には手を出さない
2)彼女らの抗争に男性が関与するのは卑怯
3)警察はやってこない

「へん、かかってきな」
「アタイをジュクの○○と知ってのことかい?」
「ジョートーだよ!」

とかなんとか。テキトーに観ていたから
あんまり覚えていないけど、とにかく美人
(梶芽衣子)のいる勢力のほうが劣勢のよう。
まずい、美女軍団ぴーんち・・とそのとき
若き頃の和田アキ子が扮する
流れの女番長(←流れのクセにいったいどこで
番を張っているのやら・・)「アコ」が
バイクにまたがり登場。圧倒的な戦闘力をもって
ブス連合軍を粉砕、美女側は勝利する。

美女軍団には范文雀もいた気がする。
まあとにかく若き頃の彼女らはやはりキレイ。
これは間違いない。特に梶芽衣子。

美女軍団はアコの戦闘力と人柄に惚れ込み
自分らの用心棒なんなら番長になってくれとかいうが
結局、アコは断る。
んでもってヤラレタ、ブス軍団がそのままで
済ませるわけもなく・・

そんな展開。後はまあ観ても見なくても一緒。
それと時々、和田アキ子の歌が入る。
歌謡映画だからだ。

和田アキ男は、その演技力のなさがバレない様に
という意味からか、比較的寡黙な番長で
周囲がほぼ勝手に話を展開させる。

なんかやり尽くした西部劇のプロットに
品の悪い宝塚的をまぶしてしまったような映画。
やっぱり女優として名を馳せた方は
若い頃は更にキレイ。その美女ぶりを楽しみつつ
映画のよくも悪くも無法地帯、アナーキーぶり
(んなアホなとか)更には昭和45年代(1970年)
新宿文化、車とか建物とか、そんなのを堪能
するとよいでしょう。酒でも飲みながらね。

・・寝てしまうかもしれませんが。



女番長・野良猫ロック(昭和45年5月・日活)
監督:長谷部安春
製作:笹井英男&飯島亘
企画:佐々木志郎
脚本:永原秀一
撮影:上田宗男
音楽:鈴木邦彦
出演:和田アキ子(アコ)、梶芽衣子(メイ)
范文雀(ユリコ)、久万里由香(マリ)
小磯マリ(トシエ)、十勝花子(ハナコ)
ケン・サンダース(ケリー藤山)、
和田浩治(ミチオ)、藤竜也(カツヤ)、
睦五郎(花田)他

永原秀一さんってゴジラかなんか
やってなかったけか?

睦五郎さんって、昭和メカゴジラで
ブラックホール第三惑星人(←ゴリラマスク)
の侵略部隊隊長とかやっていた気がする。



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2010年07月20日

ドリームガールズ

「ドリームガールズ」

会話の途中でいきなり歌い出すんで
ショウの練習なのか?と思ったら、
舞台ミュージカルの映画化
だった様子。

20070224_241830.jpg
とんねるずの「矢島美容室」は
完全に影響を受けているね〜。
ま、あれは解った上での劣化コピーだけどな。

あらすぢ
1962年デトロイト。エフィー、ローレル、
ディーナのコーラストリオは、歌で成功しようと
毎夜オーディションなどに出場していた。
そんな彼女たちを、カーティスという男が
目を付けた。やがて、デトロイトで抜群の
人気を誇るスター、ジミー・アーリーの
バックコーラスを務めることに。そんな3人は
カーティスをプロデューサーに、ドリームガール
としてデビューを飾る。次々にヒット曲を放ち、
トップスターの仲間入りを果たすが…。
[2007年2月17日公開]

************************

簡単に要約すれば、黒人差別が根強い時代を
背景にしながらも、明日のスターを目指す
黒人コーラスグループのサクセスストーリー。

いちおうフィクションな感じ。
アメリカのショウビズと現代史、音楽史に詳しければ
たぶん、劇中キャラの一人一人のモデルが
想定できるにちがいない。

話は1960年代から。その頃のアメリカは
まだまだ黒人差別が根強く、キング牧師やら
マルコムXが表に出てくるのはもうちょっと後の話。

社会的においしい地位はすべて白人が占めており
黒人が世で成功したければ、ショウビズ世界か
スポーツ界
くらいしか残されていない時代。

彼らを突き動かすパワーの源泉はタダひとつ
白人なんかに負けてたまるか

黒人たちはプロデューサーを中心に、作曲家
歌手など、成功途中で出会った面々が協力し合って
結託し、自らをファミリーと呼ぶ。
(古くは欽ちゃんファミリー、小室ファミリー
 なんとかゴンファミリーとかありますなあ)

とにかく、華やかなショウビズ界の裏側にある
エゲツない世界がコレでもかとばかりに展開。
劇中に出てくる黒人敏腕(≒性悪)プロデューサー
なんか、キーになる女性を必ずモノにして
自分の意のままに操る。全米の黒人専用!ラジオ
DJには金をばら撒いて、ヘビーローテで新曲を
流してヒットにつなげ、そうなると白人社会も
やっと無視できなくなる。そうなればしめたもの。
とにかく売れるためなら、歌手の芸術性や
メッセージ性、個々人の想いまで否定する。
そうなれば仲間割れ、クスリなんてのもでてくる。

なるほど、これはさすがにフィクションに
仕立てないと製作者も怖いよね。なにせ訴訟社会だから。

才能を開花させるには、実は恵まれた環境よりも
さまざまな意味で「制限」があった方が
いいのかもしれない。
トマトだってジャガイモだって、こんな所で
植物が育つの?的な環境のほうが、かえって
美味しく実るというし。

モータウン(デトロイトにある元は小さな黒人音楽
中心のスタジオ兼音楽レーベル、実在)やら
マイケルジャクソンの出身母体「ジャクソン5」
らしき連中やら、それらしき面々もあちこちに。

ダイアナロスもシュープリームスも
アレサ・フランクリンもJBも
そしてマイケルも、そういった重圧をはねのけて
(なかには押し潰された人もいるんでしょうけど)
その名前を不動のものにしていったんだなあ。



吹き替えなのかな?エディ・マーフィは
やっぱエンターテナーだわ。歌うまい。

ビヨンセ・ノウルズ は
ついあの重量級芸人を想像してしまうが
やっぱキレイだし、歌もうまい。

でもやっぱり一番凄かったのは
歌唱力のあったにもかかわらずメインボーカルを
下ろされてしまったエフィー役の
ジェニファー・ハドソン。

途中退屈してしまっても我慢して観ていれば、
最後には素敵なエンディングを体験できますよ。

監督・脚本
ビル・コンドン

出演
ビヨンセ・ノウルズ
ジェイミー・フォックス
エディ・マーフィ
ジェニファー・ハドソン
アニカ・ノニ・ローズ
ダニー・グローバー

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2010年07月19日

パブリカ

「パブリカ」

パブリカとは主人公のキャラの名前。
テクノロジーの進歩でバーチャルと
ヒトの夢を結合できるようになった世界にて
夢に直接介入することで精神病治療を
おこなっている女性。髪の毛が赤いから
「パブリカ」なのかもしれない。

あらすぢ
夢が犯されていく。

医療研究所が開発した、他人の夢を共有できる
画期的テクノロジー“DCミニ”が盗まれた。
それを機に研究員たちが、次々と何者かに
支配されるかのように奇怪な夢を見るようになる。
謎の解明に挑む美人セラピスト千葉敦子は、
極秘のセラピーを行うため、性格も容易も
まったく別人格の“夢探偵パプリカ”に姿を変え、
クライアントの夢の中へと入り込む。ところが
完全に操られた夢の中で、おぞましい罠が
パプリカを待ち受けていた。

[ 2006年11月25日公開 ]

************************

イカれた世界をスバラシイビジュアルでアニメ化。
映像は文句なく素晴らしい。日本のアニメ
(それを支えるサブカルクリエーター)は
ついにここまできたか!と素直に驚嘆した。

けど、ちょい世界設定が説明不足だったかな。
それと音楽も。
残念ながら心に残るものがなかった。

話としては
「うる星やつら2ビューティフルドリーマー」と
「甲殻機動隊」の合いの子に「AKIRA」を
まぶしてみました・・といったところ。
俺なら「押井作品」をこう作ります!みたいな感じかな。
夢とうつつ、現実と非現実の境界。
技術が進歩する毎に、リアルってなに?
バーチャルってなに?と自問自答する
あの世界観ですよ。

一応ヒロインである「千葉敦子」さんに
キャラとして感情移入しにくいというか・・
キレイなんだけど魅力的じゃないんだな。
だからといって彼女の分身である
「パブリカ」がその分魅力的なのかというと・・。

中だるみも少々。けっきょく何が言いたいの?
と問い詰めたくなる面がある。
筒井康隆氏の原作があるので、そっちを読めば
もう少し理解が深まるのかもしれないが、
そこまでするほどには、この作品に対して
思い入れができなかった。

最近のアニメは、主人公格をいわゆるアニメ
ギョーカイでメジャーな「声優」が演じることが
少なくなってきており、ロートルPONには
聞いたこと無いような若い女性か、もしくは
某ジャニ事務所からのゴリ押し出演だったりするんで
この作品の出演声優は、ジブンにとって
久々に知っている声優が多数出演されていて
かえって新鮮で、かつ安心して観賞できた。

知的美人「千葉敦子」とポップな女性「パブリカ」
を巧みに演じ分ける林原めぐみさんはさすがですな。
林原めぐみファンにはよろしいのではないでしょうか?



ネタバレ?ですがドサクサ紛れに
綾波レイがアムロに告白します。
そのあまりの展開に、ええ?そう行きますか?と
思いましたが。

それと作中にて美人セラピスト千葉敦子の
ステキな「胸」を拝めるので・・それをもって
ヨシ!でよいかもしれません。

************************

パプリカ
ジャンル : アニメーション
製作年 : 2006年
製作国 : 日本
配給 : ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
上映時間 : 90分

監督 : 今敏
原作 : 筒井康隆
声の出演 :
林原めぐみ
江守徹
堀勝之祐
古谷徹
大塚明夫

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2010年07月18日

2012(エメリッヒ作品)

「2012」

つまんね〜。豪快につまんなかった。
昨今の映画のごとく、たといCGのビジュアルが
すごいとしても、もはやそれだけでは
面白いと評価されない。大作風の堂々とした駄作。

ローランド・エメリッヒ監督といえば
「スターゲイト」
「インデペンデンス・デイ」
「GODZILLA」
「デイ・アフター・トゥモロー」など。

このうち「インデペンデンス・デイ」が
すさまじくステキにおバカだったんで、
おバカよもう一度と、これまで我慢して観てきたけど
わたしゃこれでもう見放すことにしました。

この監督はただひたすらに
大破壊(ディザスター)ムービーを作りたいだけで、
2012のマヤの終末予言なんてのは
「あ、ちょうどいいや、映画に絡ませよーっと。
 時期的にいい宣伝になるしね」
というレベルのもの。必要性なし。

あらすぢ
2009年。太陽の活動が活発化し、地球の核が熱せら
れた結果、3年後に世界は終わりを迎える―。
この驚愕の事実をいち早く察知した地質学者
エイドリアンは、すぐに米大統領 主席補佐官に報告。
やがて世界各国の首脳と一握りの富裕層にのみ事実が
知らされ、人類を存続させる一大プロジェクトが
極秘に開始される。そして2012年。売れない作家の
ジャクソンは、子供たちとキャンプにやってきた
イエローストーン国立公園で、政府の奇妙な動きを
目撃。世界に滅亡が迫っていることを、偶然
知ってしまう…。
[ 2009年11月21日公開 ]

************************

最近のハリウッド映画って奴は、たいていの場合
夫婦が離婚・別居してるかで、子供は裁判所の
裁定にもとづき、義務的な親子の時間をすごす
羽目になるのがこれまたパターン。
白人の家庭は崩壊しまくっている反面、
黒人はデキる大統領だったり科学者だったり。
(そんなに黒人団体が怖いのか)

この映画もいきなりご多分に漏れずです。
もういきなりお約束を外さない点で
先行きが少々不安に。

エメリッヒ監督の唯一のよい点である
怪獣なり災害が起きるまでの
それなりのテンポのよさ、登場キャラの紹介も
今回はグダグダになってて。
(監督にとって)新しい表現を取り入れてみたけど
結局はマイナス作用にしかならなかった様子です。

さて、ネタバレ全開でゆきます。
ご都合主義こそがSF映画ならびに
ディザスタームービーの倣いとはいえ・・
さすがに、もういい加減にしろよ!と。

作家崩れで職業「金持ち家の運転手」ではあるが
一応普通の生活をしている主人公が
あんなドライビングテクを持っているわけないだろ。

「単発飛行機」の操縦講習しか受けたことの無い
サブ主人公の操縦飛行機が、そんなギリギリで
すべての危機を避けまくるスーパーフライトが
できるわけないだろ。

「メインパイロット」はキッチリいるし、今度は
「サブパイロット」だとはいえ、そんな素人が
アントノフ(ロシア製超巨大ジェット輸送機)の
操縦ならびにアクロバティック飛行なんか
出来るわけないだろ。

しつこく書いてしまったけど、ほんとこればっかで。
主人公一行は場面転換のたびに
道路やら滑走路やらが後ろから崩れて行き
追い立てられながら別の場所へ
と向う。
またこのパターンか!といい加減あきれ、
パターン突入と共に早送りを繰り返した。

最後にはこんなパターン壊しもあるよと
いわんばかりに「前」からも
脅威が迫ってきたりして。
だーっ、もういいよそれは!
だれもそんなんでハラハラしないから。
イライラするけど。

しかもひとつの役割が終わるごとに
キッチリとそのキャラは用済みということで
消されてゆきます。崖から落ちたり
歯車に巻き込まれたり、やっぱり崖から落ちたり。

どうやってこの話にケリをつけるんだろう・・
やっぱり宇宙に脱出するしか・・物語の後半
そろそろそんな事が気になりだしたとき
妙に浮いた説明的セリフが・・。
「これは宇宙へは行かないんだ」
要するに、今度の人類はディザスター対策として
科学的に「箱舟」をこさえたのです。

エメリッヒ監督はドイツ人なんだけど
ID4につづいてまたもや「ホワイトハウス」を破壊。
しかも今回は超巨大津波にのって
米国威信の象徴たる巨大空母
「CV67 ジョン・F・ケネディ」が
海岸から来襲。HWをぺっちゃんコにします。
そんなにキライか?アメリカが。
せっかくあなたのアホ映画を製作してくれる
理解ある国だというのに。

あと、この監督はやっぱり日本がお気に入りらしい。
こういったおバカ映画をきちんと観てくれる国
本国アメリカ以外の国に対するサービス
マーケティング手法なのでしょうか?



箱舟建造隊に(8隻まで作られたらしい)
米・露・英・仏・独・中国・伊・日
(あれ?カナダ隊は?まあいいや)
に日本が参加しているのは、G8加盟国で
あるのでまあいいとしても、

主人公のお父さんが旅芸人で乗っている
船が日本行きだったり、その父の親友の息子は
日本人女性と結婚していたり、また息子の嫁も
一瞬出てくるんだけど、これがまたやっぱ
オリエンタルな女性で純粋な日本人には見えない。
わが国を無視されるよりはいいけど、そこまで
ムリクリ日本を絡めなくってもいいですよ。監督。

二度は絶対観ない。

監督 : ローランド・エメリッヒ
脚本 : ローランド・エメリッヒ
    ハラルド・クローサー
出演 : ジョン・キューザック
    アマンダ・ピート
    タンディ・ニュートン
    ダニー・グローヴァー
    ウディ・ハレルソン

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2010年07月17日

南極料理人

一応、このブログは「映画ブログ」という
位置づけだったハズなんですが・・。

夏休みですし
「マスターオブライフ映画祭り」と題しまして
お蔵入りしていた映画ネタを一斉放出します。

17日「南極料理人」
18日「2012」
19日「パブリカ」
20日「ドリームガールズ」
21日「女番長ドラ猫ロック」w
24日「SF大百科」
25日「フィラデルフィアエクスペリメント」
26日「復活の日」
27日「サマーウォーズ」
29日「ウルトラミラクルラブストーリー」
30日「クローズZEROU」
最終日「ナイトミュージアム」

以上の、豪華かつ方向性がまるで見えない
ラインナップでお送りしたします。

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「南極料理人」

嫁が借りてきたDVDを横から鑑賞。
面白かったです。
観てるとお腹が空きますよ。

あらすぢ
海上保安庁の料理担当である西村は、
南極ドームふじ基地に派遣される。
ペンギンやアザラシはおろか、ウィルス
さえ生存できない極寒の地では、楽しみと
言えば食べることだけ。観測隊員のために
西村は、時に贅沢な食材を使い、娯楽の
少ない彼らをもてなしていた。
日本から遠く離れた西村の心の支えは家族。
しかし、ある日娘から「お父さんが
いなくなってから毎日が楽しくて仕方
ありません」というファクスが届き・・

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究極の単身赴任。1997年。有名な昭和基地よりも
更に1000キロだか内陸にある「ドームふじ基地」
ペンギンもアザラシもウィルスすら居ない
極寒の地で、一年間越冬する8人の男たち。

こんなところをドラマにするならば、
地下2500メートルから掘り出した物体が
「X」であったり、謎のウイルスで発狂した隊員
同士で殺しあったり、実は
エイリアンVSプレデターの神殿があったりとか
タロとジロもいないしペギラも襲ってこない。
ウイルスで南極以外全滅・・なんてこともなく
越冬隊員たちが命を賭して地球を救うわけでもなく。

そういうの一切なし。
この映画、実はドラマらしいドラマなんてないのだ。
越冬中も世界はずっと平和で、ただ淡々と
日々の業務をこなし、圧倒的な残時間を
麻雀やったり体操したりドラマ見たり
家族と電話したり、飯を食べたり飯を食べたり・・。

主役の堺雅人さん、いいね。
なんといっても目がいい。
優しいというか、見ようによっては
ナニか企んでいそうな、ただニタニタ
している男とも取れるけど
隊員たちを見守る温かい目は一貫している。

これがPONがよく観る「SF・ホラー映画」
だったら、彼はまず間違いなく裏がある
怪しいやつなんだけどね。

堺雅人さんの主人公をはじめ、出てくる隊員が皆
まったくパーフェクトな人間でないあたりもいい。

彼の前身は海上保安船上の調理員。
業務としてはしっかり飯をつくるけれど
だからといって、家庭に戻っても
妻の代わりに調理するかといえばまったくやらず。

使命感に燃えて南極に来たわけじゃなし。
(事前に家族と地球儀を見ながら
 「こーんな真っ白なよくワカラン場所
  お父さんが行っても嬉しくないだろ!?」
 なんていってる始末)

隊員たちも、大学の研究員だったり
局地研究所や気象庁などから派遣された博士など
その道のエキスパートばかりなのだが

大手メーカー(たぶんいすゞ)
から派遣された雪上車整備担当員がこぼす。
「僕、単なる車屋なんだよね。実は
 これって究極の左遷だよねェッ?!」

さらには、いきなり脱走する若手研究者に
「帰るってドコへ帰るんだ?
 俺たちには戻る場所なんてないんだ!」

なんてカッコつけて生瀬隊員が叫んでいたけども
あんまり悲壮感も感じられず。

結局、国家が衣食住を保障してくれるなかでの
体育会系合宿風景が淡々と描かれるのです。
脱走すんのも自由だけど逃げ場所もない。

「オーロラがなんだッ。そんなのよりも
 ラーメンだッ!」


てなわけで、楽しみといったら「食べる」こと
しかなく、一年も顔つき合わせるとなれば
いつまでもカッコつけてもいられない。
てなわけで、みーんなコドモに戻ってしまう。

「カンスイってさ・・あくまで
 元素記号上の話だけどね・・」

卓球しながらの生瀬隊員の会話が秀逸。

大人一人が一年間に平らげる食料はだいたい
1トンなんだそうで。それを捌くのも大変だ。



映画の話かも知れないけれど、当時(1997年)
南極〜日本間の通話料は1分700円だって。
KDDIもさぁ、少しはサービスしてあげればいいのに。
一応、国家的プロジェクトを担う人々の
福利厚生の一環でしょう。

「帰ってきて、髭と髪を切った鏡の前には
 その辺にいる単なるオッサンがいるだけだった」


監督・脚本 : 沖田修一
原作 : 西村淳
主題歌 : ユニコーン

出演 : 堺雅人 、 生瀬勝久 、
きたろう 、 高良健吾 、 豊原功補 、
西田尚美 、 古舘寛治 、 黒田大輔 、
小浜正寛 、 小出早織 、 宇梶剛士 、
嶋田久作

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2010年07月16日

息子のツッコミ

「息子のツッコミ」

うちの息子は就寝時に音楽をリクエスト
してくるんですが、ラジカセはまだ
意のままに操れない息子。
「ぞーさんの歌かけてー」
「今日はおーかみの歌が聞きたいきぶん」
(だんだん、生意気になってきております)
その都度、オヤジが労務提供をしてきたわけです。

最近では
「ぞーさんの歌かけてー」
とリクエストがかかりますと・・
オヤジは張り切って、直立不動で
「ぞうさん」の歌を歌う
ようにしました。

はじめの二〜三回は息子も??だったようですが
最近は
ちがうよ、おとーさんが歌うんじゃないよ〜
と苦笑しながらツッコンでくれます。



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あんまりしつこいと・・
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2010年07月15日

超時空要塞マクロス THE FIRST

「超時空要塞マクロス THE FIRST」

ガンダムジオリジンも佳境を迎えているが
逆に言えば、ガンダムエースもそろそろ
今後のみの振り方を考える必要がある。
屋台骨の連載終了が間近であることだし。

マクロスは、キャラデザイン担当の
美樹本晴彦氏が、ファーストマクロスの
漫画化を現在手がけているようだ。
マクロスはガンダムほど裏設定が
キチキチになっているわけではないので
結構見ものであるかもしれない。これから。

4047153192.jpg
超時空要塞マクロス THE FIRST

難点は、あの作者、マンガが下手なんだよな。
人物はキレイなんだけれど、もともと
ナヨっとした線のキャラなんで
硬質なロボットモノが描けない様子。

以前も、当のガンダムエースで
パイロットが女ばっかりのガンダムマンガ
描いていたけれども途中で読む気が失せた。


安彦先生みたいに、キャラもメカも
両方描ける器用な人はなかなかいないからねぇ。

マクロスも、第一次星間戦争(VSボドルザーね)
は好きなんだけれど・・その後のシリーズ展開が
個人的にはなんかイマイチ、好きになれない。
ユニバースとか7とかファンは多いみたいだけど。



ここはひとつ、ガンダムのように
第一次星間戦争中の秘話を、別のキャラから見た
エピソードなんかを期待したいところです。

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2010年07月14日

競艇とオートレース

「競艇とオートレース」

あれ、ワカンネー世界。
つーのも「競馬」とか「競輪」は
まあ、わかんなくも無いんだ。
馬も人もどちらも生物であるし
生物である以上、個体差があるだろうし
そこに優劣はつき物。
これは勝負に差がついても仕方ない。

でもなあ、競艇は「モーターボート」
オートレースは「バイク」が得物でしょ?
F1とかみたく、1枠車はホンダ製とか
2枠ボートはヤマハエンジンの最新作だとか
メーカーに差があるならともかく
一応、レギュレーションっつーか
一緒のメカで競争しているのでは?

だとしたらもうライン取りとか
下手すっとそのレーサーの人間関係で
勝負が決まってしまうのでは?

面白いのかな?そういうの。

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2010年07月13日

AKB48 伝説の七人

「AKB48 伝説の七人」

AKB48・・アキモト氏の薄ら笑いが浮かぶ。

AKB48って、いつでも会えるアイドルって
コンセプトの元、秋葉のどこかのビルで興行を
開始したのが発端であるらしい。
もちろん、最初の頃は興味を持つ人間も少なく
第一回目の興行に来た観客はたった7人だけ!
(ホイチョイ情報)

でも今では、AKB48フリーク間で
その7人は「聖者」扱いらしい。

ふーーん。いろんな聖者がいるもんだ。

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ラベル:AKB48
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2010年07月12日

月売台数が65台

「月売台数が65台」

ある月の韓国現代(ひゅんだい)自動車の
日本国内、月売台数が65台だそうな・・。

日本じゃーな〜それは無理だろうて。

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ラベル:現代自動車
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